negotiate
- (動)交渉する、取り決める
- (動)うまく通り抜ける
発音のコツ
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negotiate の発音は /nɪˈɡoʊʃieɪt/ です。アクセントは第2音節の「goʊ」にあります。日本人が苦手なのは「ti」の部分で、「ティ」ではなく「シ」と発音する点に注意してください。「ti」の綴りで /ʃ/ の音になるため、唇を丸めて息を摩擦させながら「シ」と音を出します。全体を「ネゴシエイト」と平坦に読まず、「ゴゥ」を強く長く発音するのがコツです。
活用形
- 三単現
- negotiates
- 進行形(-ing)
- negotiating
- 過去形
- negotiated
- 過去分詞
- negotiated
コアイメージ
互いの利益や妥協点を見つけるために、話し合いをして合意を目指すことがコアイメージです。ビジネスの契約や日常の揉め事など、条件を調整して解決したい時に使います。
negotiateの意味・例文
動詞
交渉する、取り決める
To try to reach an agreement or compromise by discussion with others.
We need to negotiate with the supplier for a better price.
サプライヤーとより良い価格について交渉する必要があります。
ビジネスにおいて条件や価格を調整する際の定番表現です。
I managed to negotiate a later curfew with my parents.
両親と交渉して門限を遅くしてもらいました。
家庭や日常のルールについて話し合う時にも使えます。
The two countries are negotiating a peace treaty.
両国は平和条約の交渉を行っています。
条約や法的な取り決めを締結する他動詞の用法です。
The committee negotiated the terms of the new policy.
委員会は新しい方針の条件を取り決めました。
集団で意見をすり合わせて合意に至るプロセスを示します。
うまく通り抜ける
To successfully travel through, around, or over an obstacle or difficulty.
The driver skillfully negotiated the narrow mountain road.
運転手は狭い山道を巧みに通り抜けました。
困難な道や障害物を無事に通過したことを表します。
The ship negotiated the dangerous waters safely.
その船は危険な水域を安全に航行しました。
乗り物が難所を切り抜ける文脈でよく登場します。
The athlete successfully negotiated the series of hurdles.
その選手は連続するハードルを見事に乗り越えました。
スポーツにおける物理的な障害のクリアにも使われます。
語源
negotiate はラテン語の negotiari(ビジネスをする)に由来します。これは接頭辞 neg-(〜ない)と otium(暇、余暇)が組み合わさった言葉です。「暇がないほど忙しく仕事をする」という成り立ちから、「ビジネスをする」「交渉する」という現在の意味に発展しました。同じ otium(暇)の語根を持つ関連語には、otiose(役に立たない、怠惰な)があります。
派生語・ファミリー
negotiateの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
negotiate は互いの合意を目指して話し合い、bargain は自分に有利な価格や条件を引き出そうと駆け引きし、mediate は第三者として両者の対立を仲裁します。
よくある間違い
× I negotiated to the client. ○ I negotiated with the client. → 交渉相手を表す場合は to ではなく with を使います。相互に話し合うニュアンスがあるためです。
× We negotiated about the new contract. ○ We negotiated the new contract. → 「契約を取り決める」という他動詞の用法では、前置詞 about を置かずに直接目的語をとります。
コラム
豆知識
negotiate の語源には「暇(otium)」という言葉が隠れています。古代ローマの人々にとって、教養を深める「余暇」こそが理想的な状態でした。そのため、余暇が「ない(neg-)」状態、つまり忙しく立ち働くことをビジネスや交渉と呼ぶようになったという、当時の価値観が反映された面白い歴史があります。
リアルな使われ方
ネイティブはビジネスだけでなく、日常のちょっとしたお願い事にも negotiate を使います。例えば、子供が親に「もっとゲームをさせて」と頼む時や、友人と集合時間を調整する時などに使うと、少しユーモアを交えた賢い響きになります。「Let's negotiate.(交渉しよう)」は便利な決まり文句です。
映画・音楽での使われ方
1998 年の映画『交渉人(The Negotiator)』は、人質事件の交渉を専門とする警察官を描いたサスペンスの傑作です。極限状態での巧みな心理戦を通じて、相手と合意を形成するプロのテクニックや、緊迫した交渉のリアルな英語表現を学ぶことができます。
イディオム・定型句
誠実に交渉する
“Both parties must negotiate in good faith.”
交渉の余地がある
“The starting salary is still open to negotiation.”
交渉の余地がない
“These safety rules are strictly non-negotiable.”
negotiateを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
How did the meeting with the new client go yesterday?
It was tough. We had to negotiate the pricing for hours.
Did you manage to bargain for better terms?
Not really. Their budget limit was strictly non-negotiable.
I see. So, are we still negotiating the delivery schedule?
Yes, that part is still open to negotiation. I will call them later.
文化的背景
欧米のビジネス文化では、交渉(negotiation)は単なる妥協ではなく、双方の利益を最大化する前向きなプロセスと捉えられます。初めから少し高めの条件を提示し、話し合いながら着地点を探るのが一般的です。英米間で使い方に大きな差はなく、広く使われます。
よくある質問
Q. negotiate とは?
互いの利益や妥協点を見つけるために、話し合いをして合意を目指すことです。『We need to negotiate the price.(価格を交渉する必要がある)』のように、ビジネスや日常の取引で頻出します。
Q. negotiate と bargain の違いは?
negotiate は論理的に条件を調整して合意を目指すフォーマルな話し合いです。一方の bargain は『bargain for a lower price(安く値切る)』のように、自分に有利な条件を引き出すための駆け引きを指します。
Q. 「道を通り抜ける」という意味で使えますか?
はい、障害物や困難な道をうまく進むという意味の他動詞として使われます。『He negotiated the sharp curve.(彼は急カーブをうまく通り抜けた)』のように、運転やスポーツの場面でよく登場します。
Q. 「交渉の余地がない」と英語で言うには?
形容詞の non-negotiable を使うのが一般的です。『My decision is non-negotiable.(私の決定は交渉の余地がありません)』のように、絶対に譲れない条件やルールを伝える時に便利な表現です。
Q. 名詞形の negotiation はどう使いますか?
『under negotiation(交渉中)』や『open to negotiation(交渉の余地がある)』という定型句でよく使われます。『The contract is under negotiation.』のように、ビジネスの進捗を報告する際に役立ちます。
CHECK QUIZ
Q: 「フリーマーケットで値切り交渉をする」のに最適な動詞は?
Q: 「He negotiated the steep hill.」の意味として最も自然なものは?
Q: 「その条件は絶対に譲れません」と言いたい時の自然な表現は?