deal

  • ()取引、契約
  • ()大量、程度
  • ()対処する、扱う
  • ()配る、商う
UK/ˈdiːl/

発音のコツ

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dealの発音は/diːl/です。最初の「d」は舌先を上の歯茎の裏にしっかり当てて弾くように破裂させます。続く母音/iː/は、口を横に引きながら「イー」と長めに発音してください。最後の「l」は、舌先を上の歯茎の裏につけたまま「ウ」や「オ」に近い音を響かせる「ダークL」になります。「ディール」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。

活用形

三単現
deals
進行形(-ing)
dealing
過去形
dealt
発音は /delt/ に変化します
過去分詞
dealt
発音は /delt/ に変化します
複数形
deals

コアイメージ

全体をいくつかに分け合うことがコアイメージです。ビジネスの取引から問題への対処、カードを配る場面まで、何かをやり取りしたり処理したりする時に使います。

dealの意味・例文

名詞

可算

取引、契約

An agreement entered into by two or more parties for their mutual benefit.

ビジネス

We finally closed the deal with the new client.

私たちはついに新規顧客との取引をまとめました。

close a dealで「取引を成立させる」という定番フレーズです。

ニュース

The two countries signed a historic trade deal.

両国は歴史的な貿易協定に署名しました。

国や組織間の正式な協定や契約を指す際にも使われます。

日常会話

I got a really good deal on this used car.

この中古車をとても良い条件で買えました。

買い物で「お買い得品」「良い条件」を意味する際によく使います。

不可算

大量、程度

A large amount or extent of something.

アカデミック

The research requires a great deal of time and money.

その研究には多大な時間と資金が必要です。

a great deal of の形で「非常に多くの〜」を表します。

ビジネス

He has a good deal of experience in marketing.

彼はマーケティングにおいてかなりの経験を持っています。

不可算名詞(数えられない名詞)の前に置いて量を強調します。

フォーマル

They lost a great deal of money in the investment.

彼らはその投資で多額の資金を失いました。

a lot of よりもフォーマルで堅い印象を与えます。

動詞

自動詞

対処する、扱う

To take action to do something, especially to solve a problem.

日常会話

How do you deal with stress at work?

職場のストレスにはどのように対処していますか?

deal with の形で、問題や困難に向き合うことを表します。

ビジネス

The manager will deal with the customer's complaint.

マネージャーがその顧客のクレームに対応します。

人や事柄を適切に処理するビジネスシーンで頻出します。

アカデミック

This chapter deals with the history of ancient Rome.

この章は古代ローマの歴史を扱っています。

本や講義が特定のテーマを「論じる、扱う」という意味にもなります。

他動詞

配る、商う

To distribute cards in a game, or to buy and sell goods.

日常会話

It is your turn to deal the cards.

あなたがカードを配る番です。

トランプなどのゲームでカードを分配する時の表現です。

ビジネス

Our company deals in antique furniture.

私たちの会社はアンティーク家具を商っています。

deal in の形で「〜を売買する、商売として扱う」という意味になります。

ニュース

The police arrested a man for dealing illegal drugs.

警察は違法薬物を密売したとして男を逮捕しました。

違法なものを売買するというネガティブな文脈でも使われます。

語源

dealの語源は、古英語の「dǣl(部分、分け前)」にさかのぼります。もともとは「全体をいくつかに分けること」を意味していました。そこから、利益を分け合う「取引」や、物事を振り分けて「対処する」という意味へと発展しました。同じく「分ける」という語源を持つ関連語には、dole(分配する)があります。

派生語・ファミリー

名詞dealer
名詞dealing

dealの使い方

よく使う組み合わせ

make a deal (取引をする)close a deal (取引を成立させる)deal with a problem (問題に対処する)a great deal of (大量の)a fair deal (公平な扱い)

使い分け

deal は条件を交渉して合意する過程や結果を、transaction は金銭や商品の具体的なやり取りを、agreement は意見の一致や正式な契約を指します。

We made a deal to share the profits.

双方の交渉を通じて得られた合意のニュアンスが強いです。

The bank charges a fee for each transaction.

システム上の入出金や手続きなど客観的な処理を表します。

Both parties signed the confidentiality agreement.

正式な契約書や、意見が一致したという事実そのものを表します。

よくある間違い

× I have a great deal of friends. ○ I have a lot of friends. → a great deal of は不可算名詞(数えられない名詞)にのみ使います。friends は可算名詞なので a lot of などが適切です。

× She deals the complaint effectively. ○ She deals with the complaint effectively. → 「〜に対処する」と言う場合、deal は自動詞として働き、必ず前置詞の with を伴います。

コラム

豆知識

トランプゲームのディーラー(dealer)は、カードを「配る」役割を持つことから名付けられました。dealの語源である「分ける」という本来の意味が最も色濃く残っている使い方です。ここから派生して、自分に配られた手札(状況)に「対処する」という意味も生まれました。

リアルな使われ方

ネイティブは相手からの提案に同意する時、シンプルに「Deal.(それで決まり)」と一言で返します。また、ちょっとした自慢や大げさな話に対して「Big deal.(だから何?)」と皮肉を込めて返すのも、映画やドラマで頻出するお決まりのフレーズです。

映画・音楽での使われ方

2005年に放送開始されたアメリカの人気クイズ番組『Deal or No Deal』は、提示された賞金で「取引する(Deal)」か「勝負を続ける(No Deal)」かを選択する番組です。このタイトルは、究極の選択を迫る日常的なフレーズとしても広く認知されています。

イディオム・定型句

定型句It's a deal.

それで決まりだ、交渉成立だ

I will cook if you wash the dishes. It's a deal.

イディオムa big deal

大事件、重大なこと

Making a small mistake is not a big deal.

イディオムa raw deal

不当な扱い、ひどい仕打ち

I think she got a raw deal from the company.

dealを使った会話例

オフィスの休憩室で同僚と

A

I heard you finally closed the deal with the new client.

B

Yes, but it took a great deal of time to negotiate.

A

Congratulations. How did you deal with their strict demands?

B

We offered a discount. Reaching an agreement requires flexibility.

A

That makes sense. Landing this client is a big deal.

B

Exactly. Let's celebrate tonight. The first round is on me.

A

It is a deal! I will book a nice restaurant.

B

Perfect. I am looking forward to it.

文化的背景

欧米のビジネス文化において「deal(取引)」は非常に重要な概念です。単なる売買や契約だけでなく、お互いの利益を最大化するための交渉プロセス全体を指します。日常会話でも、条件を持ちかけて「Deal?(これでどう?)」と尋ねるなど、交渉の考え方が文化に根付いています。

よくある質問

Q. deal とは?

ビジネスでの取引や、問題への対処、量を表す表現など、何かをやり取りしたり処理したりすることを指す単語です。『We closed the deal.(取引を成立させた)』のように使います。

Q. deal with と handle の違いは?

どちらも「対処する」という意味ですが、deal with は問題に向き合い解決しようとする過程に焦点を当てます。一方の handle はすでに能力があり、うまく処理できるという結果に焦点を当て、『I can handle it.(私に任せて)』のように使います。

Q. a great deal of はどのように使いますか?

「非常に多くの〜」という意味で、time や money などの不可算名詞(数えられない名詞)の前に置いて使います。『It takes a great deal of time.(それには多大な時間がかかります)』のように、フォーマルな文脈でよく使われます。

Q. 「It's a deal.」はどんな場面で使いますか?

相手の提案や条件に同意し、「それで決まりだ」「交渉成立だ」と伝える時に使います。『I'll pay for dinner if you drive. - It's a deal.』のように、日常会話での軽い約束からビジネスまで幅広く使えます。

Q. deal in と deal with はどう違いますか?

前置詞によって意味が変わります。deal in は「〜を商売として扱う」という意味で、『Our shop deals in antique furniture.(当店はアンティーク家具を扱っています)』と使います。deal with は「対処する」という意味です。

CHECK QUIZ

Q: 「顧客からのクレームに対処する」の自然な表現は?

Q: 「多大な努力」を意味する表現として正しいものは?

Q: 「銀行での預金の引き出し」を指すのに最適な名詞は?