peril

  • ()深刻な危険、危機
  • ()危険要因、脅威
UK/ˈpɛrəl/

発音のコツ

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peril の発音は最初の「pe」にアクセントがあり、唇を軽く横に引いて「ペ」と発音します。続く「ril」は日本語の「リル」ではなく、舌先を上あごに付けずに「r」の音を出し、曖昧な母音を挟んで舌先を上の歯茎の裏に付ける「l」で終わります。「ペラル」に近い響きになるよう意識してください。

活用形

複数形
perils

コアイメージ

命に関わるような深刻で差し迫った危険がコアイメージです。単なるリスクではなく、重大な危機や破滅をもたらす可能性がある状況を強調したい時に使います。

perilの意味・例文

名詞

uncountable / countable

深刻な危険、危機

A situation of serious and immediate danger.

ニュース

The country's economy is now in grave peril.

その国の経済は今、深刻な危機に瀕しています。

in peril(危険に瀕して)は非常によく使われる形です。

アカデミック

Many species of animals are in peril of extinction.

多くの動物種が絶滅の危機に直面しています。

in peril of 〜 で「〜の危険に直面して」を表します。

フォーマル

We faced great peril during the mountain expedition.

私たちはその山岳遠征中に大きな危険に直面しました。

命に関わるような重大な危険を強調する表現です。

可算

危険要因、脅威

Something that causes or may cause injury, loss, or destruction.

ニュース

The speech highlighted the perils of climate change.

その演説は気候変動の脅威を強調しました。

the perils of 〜 で「〜がもたらす危険性」を表します。

ビジネス

She warned us about the hidden perils of the investment.

彼女はその投資に潜む危険性について私たちに警告しました。

複数形で具体的な危険要因を列挙する際によく使われます。

日常会話

I never fully understood the perils of social media.

私はSNSの危険性を完全には理解していませんでした。

日常生活における深刻な脅威を語る時にも適しています。

語源

peril はラテン語の periculum(試み、危険)から古フランス語を経て英語に入りました。未知のものを「試す」ことは、しばしば命がけの危険を伴うため、深刻な危険という意味に発展しました。同じ「試す・経験する」の語根を持つ関連語には、experience(経験)があります。

派生語・ファミリー

形容詞perilous
副詞perilously
動詞imperil

perilの使い方

よく使う組み合わせ

in peril (危険に瀕して)the perils of (〜の危険性)grave peril (深刻な危険)face peril (危険に直面する)at your own peril (自己責任で)

使い分け

peril は命や破滅に関わる差し迫った重大な危険を、danger は害を受ける可能性全般を広く、risk は行動に伴う不確実な損失の可能性を表します。

The sailors were in grave peril during the storm.

命に関わるような深刻で破滅的な危機を強調するニュアンスです。

There is a danger of falling rocks here.

一般的な危険が存在している事実を客観的に伝えるニュアンスです。

Starting a new business involves a lot of risk.

自ら選択した行動に伴う損失の可能性や賭けのニュアンスです。

よくある間違い

× The wet floor is a peril. ○ The wet floor is a danger. → 濡れた床のような日常的な軽い危険には danger や hazard を使います。peril は大げさすぎます。

× Cross this bridge on your own peril. ○ Cross this bridge at your own peril. → 「自己責任で」という決まり文句は at one's own peril です。前置詞 at を使います。

コラム

豆知識

peril の語源はラテン語の periculum(試すこと)に遡ります。古代の人々にとって、未知の領域や新しいことに「挑戦する・試す」ことは、常に命がけの危険と隣り合わせでした。同じ語根から「experience(経験)」が生まれたのも興味深い歴史の繋がりです。

リアルな使われ方

ネイティブは強い警告を発する時に at your own peril というフレーズをよく使います。例えば、立ち入り禁止の看板に「Enter at your own peril(入るなら自己責任で)」と書かれていることがあります。単なる「Do not enter」よりも凄みのある表現です。

映画・音楽での使われ方

ファンタジー作品や海賊映画などでは、しばしば fraught with peril(危険に満ちた)という表現が登場します。未知の海やダンジョンでの冒険を盛り上げる定番のフレーズであり、作品のスケールの大きさを引き立てる役割を果たしています。

イディオム・定型句

定型句at one's own peril

自己責任で、危険を覚悟の上で

Ignore this warning at your own peril.

定型句fraught with peril

危険に満ちた、危難をはらんだ

The journey across the desert was fraught with peril.

perilを使った会話例

ニュース編集室で、記者とデスクの会話

A

I am writing an article about the perils of artificial intelligence.

B

That is a timely topic. Are you focusing on the risk of job losses?

A

Yes, but also the grave peril it poses to our privacy.

B

Good point. We must warn the public that ignoring this is at their own peril.

A

Exactly. The situation is fraught with peril if we do not act.

B

Make sure to include concrete examples to avoid sounding too dramatic.

文化的背景

契約書や保険の分野では、peril は「火災」や「洪水」などの具体的な「危険要因・事故の原因」を指す専門用語として使われます。日常会話よりもニュースや文学、フォーマルな文書で好まれる重みのある単語です。

よくある質問

Q. peril とは?

命や存在そのものを脅かすような、深刻で差し迫った危険のことです。『Their lives were in grave peril.(彼らの命は深刻な危機に瀕していた)』のように、重大な状況で使います。

Q. peril と danger はどう違いますか?

danger は一般的な危険を広く指しますが、peril はより深刻で破滅的な危険を強調します。『a danger of rain(雨の恐れ)』とは言えますが、peril は自然災害や戦争などスケールの大きな危機に使われます。

Q. at your own peril とはどういう意味ですか?

「自分の責任で」「結果を覚悟して」という意味の警告フレーズです。『Proceed at your own peril.(自己責任で進んでください)』のように、忠告を無視した場合の責任は本人にあることを伝えます。

Q. peril の形容詞形は何ですか?

perilous(危険な、危難に満ちた)です。『a perilous journey(危険な旅)』のように使い、dangerous よりも文学的で深刻な響きを持つため、ニュースや物語でよく見かけます。

Q. peril と一緒に使われる形容詞には何がありますか?

「深刻な」を意味する grave や great が頻出します。『The economy is in grave peril.(経済は深刻な危機にある)』のように、危機の重大さをさらに強調する組み合わせが定番です。

CHECK QUIZ

Q: 「床が滑りやすくなっているので注意」と伝える自然な表現は?

Q: 「忠告を無視するなら自己責任でどうぞ」の空欄に入る前置詞は? Ignore my advice [  ] your own peril.

Q: 「The perils of the internet」のここでの意味として最も適切なものは?