bear
- (動)耐える、我慢する
- (動)責任を負う、負担する
- (動)産む、実をつける
- (名)クマ
発音のコツ
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bear の発音は /bɛər/ です。唇をしっかり閉じてから「b」の音を出し、続く母音は日本語の「エ」より少し口を大きく開けます。最後に舌を軽く丸めながら、喉の奥から「ア」と「ル」の中間のような「r」の音を響かせます。「ビール(beer)」と混同しないよう、母音の違いを意識してください。
活用形
- 三単現
- bears
- 進行形(-ing)
- bearing
- 過去形
- bore
- 過去分詞
- borne
- 「産まれる」という出生の受動態では born を使います
- 複数形
- bears
コアイメージ
重いものを身に帯びて支えることがコアイメージです。物理的な重さだけでなく、精神的な重圧に耐える時や、責任を担う時、さらには新しい命や実を産む場面で使います。
bearの意味・例文
動詞
耐える、我慢する
To endure an ordeal or difficulty.
I cannot bear the pain anymore.
もうこれ以上痛みに耐えられません。
肉体的・精神的な苦痛に耐えられない時によく使います。
The tension in the room was hard to bear.
部屋の緊張感は耐えがたいものでした。
場の重苦しい空気や重圧を表す際にも適しています。
She could not bear to see him cry.
彼女は彼が泣くのを見るのに耐えられませんでした。
bear to do の形で「〜するのに耐える」と表現します。
責任を負う、負担する
To take responsibility for or carry a weight.
The company will bear the cost of the repairs.
会社が修理の費用を負担します。
費用やコストを負担するビジネスの定型表現です。
He must bear the responsibility for the mistake.
彼はそのミスの責任を負わなければなりません。
重大な責任を引き受ける場面で使われます。
The pillars can bear the weight of the roof.
その柱は屋根の重さを支えることができます。
物理的な物の重さを支えるという語源通りの使い方です。
産む、実をつける
To give birth to a child or produce fruit.
Our hard work will eventually bear fruit.
私たちの努力は最終的に実を結ぶでしょう。
bear fruit は「成果を上げる」という比喩表現として頻出します。
This tree bears beautiful flowers in spring.
この木は春に美しい花を咲かせます。
植物が花や実をつける自然な働きを表します。
She bore him three children.
彼女は彼との間に 3 人の子供をもうけました。
子供を産むというフォーマルで伝統的な表現です。
名詞
クマ
A large, heavy wild animal with thick fur.
We saw a large brown bear in the forest.
私たちは森で大きなヒグマを見ました。
動物のクマを指す最も一般的な名詞です。
I bought a cute teddy bear for my niece.
姪のために可愛いテディベアを買いました。
ぬいぐるみの定番表現としても親しまれています。
The bear is a symbol of strength in many cultures.
クマは多くの文化で力の象徴とされています。
力強さや威厳の象徴として語られることが多い動物です。
語源
bear は印欧語根の *bher-(運ぶ、もたらす)から派生しました。重いものを運んで支えるという物理的な動作から、苦痛に耐える、責任を負う、さらには子を身ごもって産むという幅広い意味へ発展しました。同じ語根を持つ関連語には、bring(持ってくる)や burden(重荷)があります。
派生語・ファミリー
bearの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bear は重圧や苦痛を内面的に支えて持ちこたえ、endure は困難な状況が長く続く中でじっと耐え抜き、tolerate は不快な人や状況を意図的に許容し黙認します。
よくある間違い
× I can't bear with this noise. ○ I can't bear this noise. → bear は他動詞として直接目的語をとります。bear with me(少々お待ちを)の熟語以外で with をつけるのは誤りです。
× I was borne in Tokyo. ○ I was born in Tokyo. → 出生を表す受動態では born を使います。borne は「運ばれた」「負担された」という意味になります。
コラム
豆知識
動物のクマ(bear)と動詞の bear(耐える)は同じスペルと発音ですが、語源は異なります。動物のクマは「茶色いもの」を意味する古いゲルマン語に由来し、動詞の bear は「運ぶ」という印欧語根に由来します。これらは歴史の中で偶然同じ形になった同音異義語です。
リアルな使われ方
日常会話で不快な状況や痛みに耐えられない時、ネイティブは「I can't bear it.」と言います。また、相手に少し待ってほしい時には「Please bear with me.(少々お待ちを)」というフレーズが電話や会議で頻繁に使われます。
映画・音楽での使われ方
2022 年から放送されているアメリカのドラマシリーズ『The Bear(一流シェフのファミリーレストラン)』は、主人公の愛称が Bear であることと、厳しい厨房の重圧に「耐える」という二重の意味が込められています。タイトルだけで過酷な状況が想像できる作品です。
イディオム・定型句
少々お待ちください、我慢して付き合ってください
“Please bear with me for a moment.”
心に留める、覚えておく
“Please bear in mind that the schedule may change.”
苦痛などを笑ってこらえる
“There is nothing we can do but grin and bear it.”
bearを使った会話例
金曜の午後、オフィスで同僚と
Please bear with me for a moment while I check the contract.
Take your time. We need to find out who will bear the shipping costs.
It says our company has to pay. I cannot tolerate these unfair conditions.
That is a heavy burden to bear. Can we renegotiate?
I will try, but we might just have to grin and bear it.
Let's hope this project will eventually bear fruit for us.
文化的背景
欧米のビジネスシーンでは、会議中に資料を探す時などに「Bear with me(少々お待ちください)」とよく言います。相手に少しの我慢をお願いする、丁寧で思いやりのある定番のフレーズです。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. bear とは?
物理的・精神的な重みを受け止めて支えることです。『I cannot bear the pain.(痛みに耐えられない)』のように、重圧に耐える場面で使います。
Q. bear と stand の違いは?
どちらも「耐える」を意味しますが、bear は重圧を支えるフォーマルな響きがあり、stand は日常会話でよく使われます。『I can't stand it.(我慢できない)』はよりカジュアルな表現です。
Q. ビジネスで bear はどう使いますか?
費用や責任を負担する場面で使います。『The company will bear the cost.(会社が費用を負担します)』のように、契約や交渉の場で頻出する重要な単語です。
Q. bear の過去形と過去分詞は?
過去形は bore、過去分詞は borne です。ただし「産まれる」という意味の受動態では例外的に『She was born in Japan.』のように born を使います。
Q. bear を使った便利なフレーズは?
『bear in mind(心に留める)』が便利です。『Please bear in mind the deadline.(締め切りを覚えておいてください)』のように、相手に注意を促す時に使います。
CHECK QUIZ
Q: 「少々お待ちください」と相手にお願いする時の自然な表現は?
Q: 「The tree bears fruit.」の意味は?
Q: 騒音などの「不快な状況を意図的に許容する」のに最適な動詞は?