violence
- (名)暴力、暴行
- (名)激しさ、猛威
発音のコツ
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violence は最初の「vi」にアクセントを置きます。下唇を上の歯で軽く噛んで「ヴ」と震わせながら、「ヴァイ」と二重母音を響かせます。続く「o」は曖昧な「ア」の音になり、最後の「lence(ləns)」は舌先を上の歯茎につけて「ル」の音を作り、無声音の「s」で静かに終わります。「バイオレンス」とカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- violences
- 具体的な暴力行為を複数指す場合に稀に使われます
コアイメージ
物理的な力や激しい感情によって、他者や物にダメージを与えることがコアイメージです。犯罪や紛争などの深刻な状況や、自然現象の猛威を表現したい時に使います。
violenceの意味・例文
名詞
暴力、暴行
Behavior involving physical force intended to hurt, damage, or kill.
The police are trying to stop the violence in the city.
警察は都市での暴力を止めようとしています。
社会的な問題や犯罪行為としての暴力を指します。
The study focuses on the root causes of domestic violence.
その研究は家庭内暴力の根本原因に焦点を当てています。
学術論文や調査のテーマとしても頻出します。
I cannot stand movies with too much violence.
私は暴力が多すぎる映画には耐えられません。
メディアやエンターテインメントにおける暴力描写にも使われます。
We strongly condemn any acts of violence.
私たちはいかなる暴力行為も強く非難します。
acts of violence で「暴力行為」という定型句になります。
激しさ、猛威
Great destructive force or intense feeling.
The violence of the storm destroyed many houses.
嵐の猛威が多くの家を破壊しました。
自然現象の破壊的な力強さを表現します。
He was surprised by the violence of her reaction.
彼は彼女の反応の激しさに驚きました。
人間の感情や反応が非常に激しいことを示します。
The wind blew with sudden violence.
風が突然激しく吹きました。
with violence で「激しく」という副詞的な働きをします。
語源
violence はラテン語の vis(力、強さ)に由来しています。もともと「強い力」という言葉が、やがて他者を傷つけるための「乱暴な力」や「激しさ」へと意味を変化させ、現在の意味に発展しました。同じ vis(力)の語源を持つ関連語には、ルールや権利を力で破ることを意味する violate(違反する、侵害する)があります。
派生語・ファミリー
violenceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
violence は対象を傷つける破壊的な暴力を、force は物理的な力や目的達成のための強制力を、aggression は相手に対する敵意や攻撃的な態度を表します。
よくある間違い
× They used violence against to the enemy. ○ They used violence against the enemy. → violence は「〜に対する暴力」と言う時、against を直後に置きます。
× He is a very violence person. ○ He is a very violent person. → violence は名詞です。人を修飾する形容詞として使う場合は violent になります。
コラム
豆知識
音楽用語の viola(ヴィオラ)や violin(ヴァイオリン)も、実は violence と同じく「力」に関連する語源を持つという説があります。弦を「強く」こすって音を出す楽器であることが由来とされており、意外なつながりを感じさせます。
リアルな使われ方
ニュース報道では、銃による犯罪を gun violence(銃犯罪・銃暴力)と表現します。アメリカの社会問題を語る上で避けて通れないキーワードであり、単に crime と言うよりも被害の深刻さが強調される表現です。
映画・音楽での使われ方
2005 年の映画『A History of Violence(ヒストリー・オブ・バイオレンス)』は、平穏に暮らす男の過去が暴力によって暴かれていくサスペンス作品です。タイトル通り、暴力が人間の本質にどう影響するかを描いています。
イディオム・定型句
暴力は暴力を生む
“History shows that violence begets violence.”
(意味や価値を)損なう、曲解する
“The movie adaptation does violence to the original book.”
暴力に訴える
“We should solve this problem without resorting to violence.”
violenceを使った会話例
オフィスの休憩室で同僚と
Did you see the news about the protest downtown?
Yes, it is sad that it turned into violence.
I agree. People should not resort to violence to be heard.
Exactly. There must be a way to protest in peace.
The police used force to control the crowd.
I just hope no more acts of violence happen tonight.
文化的背景
英語圏のニュースメディアでは、暴力事件や紛争を報じる際に violence が頻繁に用いられます。また、映画やゲームの年齢制限(レーティング)においても、性的な描写(sex)と並んで暴力描写(violence)が厳格な審査基準として扱われます。
よくある質問
Q. violence とは?
物理的な力や激しい感情で対象にダメージを与えることです。『They condemned the act of violence.(彼らはその暴力行為を非難した)』のように、ニュースや社会問題の話題で頻出します。
Q. violence と force の違いは?
violence は相手を傷つける破壊的な暴力を指しますが、force は単なる物理的な力を意味します。『use force to open the door(ドアを開けるために力を使う)』のように、force 自体に善悪はありません。
Q. violence は自然現象にも使えますか?
はい、嵐や風などの自然現象の猛威や激しさを表す時にも使われます。『The violence of the earthquake was terrifying.(その地震の激しさは恐ろしかった)』のように表現できます。
Q. domestic violence とはどのような意味ですか?
配偶者や家族に対する家庭内暴力を指す定型表現です。『The charity supports victims of domestic violence.』のように用いられ、略して DV と呼ばれることもあります。
Q. violence は数えられますか?
基本的に不可算名詞として扱うため、a を付けたり複数形にしたりしません。『acts of violence(暴力行為)』のように、act などの単位を使って数えるのが一般的です。
CHECK QUIZ
Q: 「ドアをこじ開けるために力を使う」の自然な表現は?
Q: 「彼は非常に暴力的な人だ」の正しい英語は?
Q: 「The violence of the storm」の violence が表す意味は?