vary
- (動)異なる、さまざまである
- (動)変わる、変動する
- (動)〜を変える、多様にする
発音のコツ
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vary は最初の /v/ が重要です。上の前歯を下唇に軽く当て、息を出しながら震わせます。母音は口を大きめに開け「エァ」と伸ばし、舌先をどこにもつけずに口の奥に引き込んで /r/ の音を出します。「ヴェァリィ」のように発音し、ベリー(very)とは母音の長さや響きが少し異なります。
活用形
- 三単現
- varies
- 進行形(-ing)
- varying
- 過去形
- varied
- 過去分詞
- varied
コアイメージ
状況や条件に応じて、さまざまな形や状態に変わることがコアイメージです。物事の性質が異なるときや、時間とともに数値や状況が変化する時に使います。
varyの意味・例文
動詞
異なる、さまざまである
To differ in size, amount, degree, or nature from something else.
Opinions vary on this topic.
この話題については意見が分かれます。
人によって考え方が違うことを表す定番の表現です。
The test results vary significantly across different groups.
テスト結果はグループ間で大きく異なります。
データや結果にばらつきがあることを示します。
Prices vary from store to store.
価格は店舗によって異なります。
from A to A の形で「Aごとに異なる」と表現できます。
変わる、変動する
To change from one condition, form, or state to another.
The weather can vary throughout the day.
天気は一日の中で変わることがあります。
時間経過に伴って状態が変わることを表します。
Demand for the product varies by season.
その製品の需要は季節によって変化します。
vary by 〜 で「〜に応じて変動する」という意味になります。
Interest rates vary depending on economic conditions.
金利は経済状況に応じて変動します。
数値が一定の幅で上下する状況に適しています。
〜を変える、多様にする
To introduce modifications or changes into something to make it different.
You should vary your diet to stay healthy.
健康を保つために食事を多様にするべきです。
種類を増やして変化をつけることを推奨する表現です。
The teacher varied her teaching methods.
その教師は教え方を変えました。
単調にならないようにやり方を工夫するニュアンスです。
We need to vary our marketing strategies.
私たちはマーケティング戦略を多様化する必要があります。
複数のアプローチを取り入れる際に使われます。
語源
vary はラテン語の varius(異なる、多様な)を語源としています。もともと「斑点のある」「色とりどりの」といった意味があり、そこから「形や性質が一定ではなく、さまざまに異なる」という現在の意味へと発展しました。同じ varius の語根を持つ関連語には、various(さまざまな)や variety(多様性)があります。
派生語・ファミリー
varyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
vary は条件によってさまざまに変わること、differ は2つのものが明確に違うこと、change は別の状態や物へと完全に切り替わることを表します。
よくある間違い
× It varies on person. ○ It varies from person to person. → 「人によって異なる」は vary from person to person を使うのが自然な定型表現です。
× I varied my clothes before going out. ○ I changed my clothes before going out. → 服を別のものに着替える場合は change を使います。vary は種類を増やして多様にするニュアンスです。
コラム
豆知識
vary の名詞形である variety は、「バラエティ番組」の語源です。歌やコント、トークなど「さまざまな(various)」要素が詰め込まれた多様な娯楽番組であることからそう呼ばれるようになりました。語源を知ると、単語のコアイメージが掴みやすくなります。
リアルな使われ方
ネイティブは「人それぞれだね」と言いたい時に、It varies from person to person. というフレーズをよく使います。日常会話でもビジネスでも、意見や好みが一律ではなく多様であることを伝える際に非常に便利な定型表現です。
映画・音楽での使われ方
SFドラマ『ロキ(Loki)』などのマーベル作品では、別の時間軸から来た同一人物を Variant(変異体)と呼びます。これも vary(異なる、変化する)から派生した言葉で、基本は同じでも少しずつ性質が異なる存在であることをうまく表しています。
イディオム・定型句
人によって異なる
“Symptoms may vary from person to person.”
大きく異なる
“The quality of the products can vary widely.”
日によって変わる
“My schedule varies from day to day.”
varyを使った会話例
プロジェクトの予算について同僚と相談する場面
Do you know how much the new software will cost?
The price can vary depending on the number of users.
I see. Our team size changes from month to month.
In that case, the monthly fee will vary widely.
We should ask them if they have a flat rate plan.
Good idea. The features might differ, but it could be cheaper.
Let's compare the options before we make a decision.
I will request a quote tailored to our needs today.
文化的背景
アメリカ英語でもイギリス英語でも意味や使い方に大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。多様性(diversity)が重視される現代社会において、意見や背景が「異なる(vary)」ことを客観的に伝える文脈で頻繁に登場します。
よくある質問
Q. vary とは?
状況や条件に応じて、さまざまな形や状態に変わる、または異なることを表す動詞です。『Prices vary by season.(価格は季節によって変動する)』のように使います。
Q. vary と change の違いは?
change は状態が完全に別のものに切り替わることを指します。一方の vary は条件によってさまざまな状態に幅広く変動することを表し、『The temperature varies.(気温が変動する)』のように使います。
Q. vary は自動詞ですか、他動詞ですか?
両方の用法があります。自動詞として「異なる、変わる」という意味でよく使われますが、『vary your diet(食事を多様にする)』のように他動詞として「〜を多様にする」という意味でも使われます。
Q. vary とよく一緒に使う前置詞は?
depending on(〜によって)や in(〜の点で)が頻出します。『The rules vary depending on the country.(ルールは国によって異なる)』や『They vary in size.(それらは大きさが異なる)』のように使います。
Q. vary の名詞形や形容詞形は?
名詞形には variety(多様性)や variation(変化)、形容詞形には various(さまざまな)があります。『There are various reasons.(さまざまな理由がある)』のように、派生語も日常的に頻出します。
CHECK QUIZ
Q: 髪の色を茶色から黒に「変えた」と言う時の自然な動詞は?
Q: 「人によって異なる」を意味するフレーズは?
Q: 「We need to vary our diet.」の意味として最も適切なものは?