suspicion

  • ()疑い、容疑
  • ()直感、勘
  • ()不信感、疑念
UK/səˈspɪʃən/

発音のコツ

▶ 表示する

suspicion は真ん中の「pi」にアクセントを置きます。「səs-PISH-ən」と発音し、「PISH」の部分は唇を少し前に突き出して「シュ」と息を吐くように強く発音します。最後の「cion」は「ション」ではなく、力を抜いて短く「シュン」のように曖昧な音(シュワー)にすると自然です。

活用形

複数形
suspicions

コアイメージ

「下からじっと探るように見る」という語源から、何かがおかしいのではないかと疑いを持つことがコアイメージです。誰かが悪いことをしたのではないか、あるいは何かが事実ではないかと疑う時に使います。

suspicionの意味・例文

名詞

countable / uncountable

疑い、容疑

A belief or feeling that someone has committed a crime or done something wrong.

ニュース

The police arrested the man on suspicion of murder.

警察はその男を殺人の容疑で逮捕しました。

on suspicion of 〜 で「〜の容疑で」というニュースの頻出表現です。

ビジネス

He came under suspicion after the funds went missing.

資金がなくなった後、彼は疑いの目を向けられました。

come under suspicion は「疑いを受ける」という定型句です。

日常会話

She looked at him with suspicion.

彼女は疑いの目で彼を見ました。

with suspicion で「疑いを持って」と感情を表します。

可算

直感、勘

A feeling or belief that something is true or likely to happen.

日常会話

I have a sneaking suspicion that he is lying.

彼が嘘をついているのではないかと、ひそかに疑っています。

a sneaking suspicion は「ひそかな疑い・直感」を表す決まり文句です。

SNS・カジュアル

I had a suspicion she would cancel at the last minute.

彼女がドタキャンするんじゃないかという予感はありました。

have a suspicion that 〜 で「〜ではないかと思う」と表現します。

アカデミック

The initial suspicion was confirmed by the test results.

当初の直感は、検査結果によって裏付けられました。

仮説や初期の考えが正しかったと述べる文脈で使われます。

不可算

不信感、疑念

A feeling of not trusting someone or something.

ビジネス

They view the new policy with deep suspicion.

彼らは新しい方針に強い不信感を抱いています。

view A with suspicion で「Aを疑いの目で見る」という意味になります。

ニュース

There is widespread suspicion about the government's motives.

政府の動機について、広範な不信感が存在しています。

組織や制度に対する信用がない状態を表します。

日常会話

His sudden kindness aroused my suspicion.

彼の突然の親切が私の疑念を引き起こしました。

arouse suspicion は「疑念を抱かせる」というフォーマルな響きのある表現です。

語源

suspicion は接頭辞 sub-(下から)と specere(見る)から成り立っています。下から相手を探るようにじろじろと見るという成り立ちから、何か悪いことを隠しているのではないかと疑う意味に発展しました。同じ specere(見る)の語根を持つ関連語には、inspect(中を詳しく見る→検査する)があります。

派生語・ファミリー

名詞suspect
動詞suspect
形容詞suspicious

suspicionの使い方

よく使う組み合わせ

on suspicion of (〜の容疑で)under suspicion (疑いをかけられて)arouse suspicion (疑念を抱かせる)with suspicion (疑いの目を持って)a sneaking suspicion (ひそかな疑い)

使い分け

suspicion は誰かが悪いことをした・企んでいると疑うこと、doubt は物事の真実性や成功の可能性を疑うこと、skepticism は物事全般に対して批判的・懐疑的な態度をとることを表します。

He was arrested on suspicion of theft.

悪いことをしたという具体的な容疑や疑心暗鬼のニュアンスです。

I have some doubts about his ability.

事実かどうか、できるかどうかが分からないという不確実性のニュアンスです。

There is growing skepticism about climate change.

証拠を求めるような、批判的で疑い深い態度のニュアンスです。

よくある間違い

× I doubt that he stole the money. ○ I have a suspicion that he stole the money. → doubt that 〜は「〜ではないと思う」、have a suspicion that 〜は「〜ではないかと思う(疑う)」と逆の意味になります。

× He was arrested with suspicion of fraud. ○ He was arrested on suspicion of fraud. → 「〜の容疑で」は on suspicion of を使います。with ではありません。

コラム

豆知識

suspicion の語源である specere(見る)は、spectator(観客)や spectacles(メガネ)など「見ること」に関連する多くの英単語のルーツです。下から見上げる(sub)ことで疑いの目を向けるという、人間の身体的動作がそのまま単語の意味になっている点が興味深いです。

リアルな使われ方

ネイティブは、確証はないけれど「なんとなくそう思う」という時に I have a sneaking suspicion (that) 〜 というフレーズをよく使います。sneaking は「こそこそした」という意味で、頭の片隅に忍び寄ってくるような直感を見事に表現しています。

映画・音楽での使われ方

アルフレッド・ヒッチコック監督の1941年のサスペンス映画『断崖(原題:Suspicion)』は、夫が自分を殺そうとしているのではないかと疑心暗鬼に陥る妻を描いた名作です。タイトル通り、suspicion(疑念)が物語の核となっています。

イディオム・定型句

定型句above suspicion

疑念を挟む余地がない、潔白で

The king's wife must be above suspicion.

定型句under a cloud of suspicion

疑いをかけられて

He resigned under a cloud of suspicion.

定型句arouse suspicion

疑念を抱かせる

His strange behavior aroused suspicion.

suspicionを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Did you hear that John resigned suddenly?

B

Yes, I did. I have a sneaking suspicion that it's related to the missing funds.

A

Really? I thought he was above suspicion.

B

Well, his recent behavior aroused suspicion among the management team.

A

That's shocking. But we shouldn't jump to conclusions without proof.

B

I agree. Let's see how the investigation goes.

文化的背景

欧米の法制度では「無罪推定の原則」が強いため、有罪が確定するまでは犯人扱いせず suspect(容疑者)や on suspicion of(〜の容疑で)という表現を厳密に使います。ニュース報道では特にこの単語が頻繁に登場します。

よくある質問

Q. suspicion とは?

誰かが悪いことをしたのではないか、あるいは何かが事実ではないかと疑う気持ちのことです。『He was arrested on suspicion of theft.(彼は窃盗の容疑で逮捕された)』のように、犯罪や不正を疑う場面で頻出します。

Q. suspicion と doubt の違いは?

suspicion は「(悪いことを)したのではないか」と疑うこと、doubt は「(言っていることが)嘘ではないか、できないのではないか」と疑うことです。『I have no doubt.(疑いの余地はない)』のように、doubt は不確実性に焦点を当てます。

Q. 「〜の容疑で」と英語で言うには?

ニュースや警察の発表では on suspicion of 〜 というフレーズが定番です。『He was held on suspicion of murder.(彼は殺人の容疑で拘束された)』のように、直後に犯罪名や動名詞を置いて使います。

Q. a sneaking suspicion とはどんな意味ですか?

確固たる証拠はないものの「もしかして〜ではないか」とひそかに思っている直感や勘のことです。『I have a sneaking suspicion she is pregnant.(彼女は妊娠しているんじゃないかと密かに思っている)』のように日常会話でよく使われます。

Q. suspicion を動詞で表現するには?

suspect を使います。『I suspect that he is lying.(彼が嘘をついているのではないかと疑っている)』のように、that節を伴って「〜ではないかと思う」という気持ちを直接的に表現できます。

CHECK QUIZ

Q: 「彼が試験に合格するかどうか疑わしい」と言う時の自然な動詞は?

Q: 「彼は詐欺の容疑で逮捕された」の空欄に入る前置詞は? He was arrested ( ) suspicion of fraud.

Q: 「view the proposal with suspicion」とはどのような態度ですか?