merger
- (名)合併、統合
- (名)融合、混同
発音のコツ
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merger の発音は /ˈmɜːrdʒər/ です。最初の母音「ɜːr」は、唇を丸めずに少し口を開け、舌を引いて喉の奥から「アー」と長めに発音します。続く「dʒ」は唇を前に突き出して「ヂ」と息を破裂させます。最後の「ər」は軽く力を抜いた曖昧な音で終わります。「マージャー」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- mergers
コアイメージ
2つ以上の組織や会社が1つに統合されることがコアイメージです。主に企業同士の合併や、部署の統合など、ビジネスにおいて組織が合体する時に使います。
mergerの意味・例文
名詞
合併、統合
An arrangement where two or more companies join to form a single company.
The proposed merger will create the largest bank in the country.
提案された合併により、国内最大の銀行が誕生します。
提案中の合併について話す定番の表現です。
The two airlines announced their merger yesterday.
その航空会社2社は昨日、合併を発表しました。
ニュース報道で頻繁に見かける使い方です。
Rumors about a merger have been circulating in the office.
オフィスでは合併の噂が飛び交っています。
職場の会話で話題に上がる際の自然な表現です。
The board of directors finally approved the merger.
取締役会はついにその合併を承認しました。
正式な手続きを経て合併が決定した状況を表します。
融合、混同
The combination of two or more things into one.
This new art style is a merger of different cultures.
この新しい芸術様式は、異なる文化の融合です。
企業だけでなく、文化や概念が混ざり合う様子にも使えます。
We are planning a merger of the marketing and sales departments.
私たちはマーケティング部と営業部の統合を計画しています。
社内の部署やチームを一つにまとめる組織再編の文脈で使います。
The event was a successful merger of music and technology.
そのイベントは音楽とテクノロジーの融合として成功を収めました。
異なる要素が組み合わさって新しい価値を生むことを表現します。
語源
merger は動詞 merge(溶け込ませる)と名詞を作る接尾辞 -er から成り立っています。語源はラテン語の mergere(水に沈める)です。水の中に沈んで境界線が消え、一つに溶け合う様子から、企業や組織が一つに統合される「合併」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、emerge(水面から現れる)があります。
派生語・ファミリー
mergerの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
merger は対等な立場で2つの組織が1つになること、consolidation は複数の組織を統合して新しい基盤を作ること、combination はより広義に2つ以上のものが結びつくことを表します。
“The consolidation of the departments improved efficiency.”
→ 複数の部署や組織を整理・統合して新しい体制を作るニュアンスです。
よくある間違い
× The merger with Company A and Company B was announced. ○ The merger between Company A and Company B was announced. → 2社間の合併を表す時は between を使います。with ではなく between が自然です。
× Our company made a merger of the small startup. ○ Our company made an acquisition of the small startup. → 大企業が小さな会社を買い取る場合は acquisition(買収)を使います。merger は対等な合併を指します。
コラム
豆知識
merger はビジネス用語のイメージが強いですが、天文学の分野でも使われます。例えば「galaxy merger」は、2つの銀河が重力によって引き合い、長い時間をかけて1つの巨大な銀河に統合される現象を指します。スケールの大きな宇宙の出来事にも「合併」という言葉がぴったり当てはまります。
リアルな使われ方
ビジネスニュースでは「a proposed merger(提案中の合併)」や「call off a merger(合併を白紙に戻す)」といったフレーズが頻出します。また、M&A 業界では、完全に力関係が同じ「merger of equals(対等合併)」は理想とされつつも、現実には難しいとよく語られます。
映画・音楽での使われ方
アメリカの人気ドラマ『Suits(スーツ)』などの企業法務を扱う作品では、merger という単語が頻繁に飛び交います。弁護士たちが M&A の交渉で激しい駆け引きを行うシーンは、ビジネスドラマの醍醐味です。企業の存続をかけた「合併」は、物語を大きく動かす重要なキーワードになります。
イディオム・定型句
M&A、合併と買収
“He works in mergers and acquisitions.”
対等合併
“The deal was described as a merger of equals.”
mergerを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear the news about the merger?
Yes, I read that our company is joining forces with a rival.
I wonder if this will lead to a consolidation of our departments.
Probably. A merger of equals usually brings big changes.
I just hope there won't be any division among the teams.
Me too. Let's wait for the official announcement.
文化的背景
欧米のビジネス界では、企業の成長戦略として M&A(Mergers and Acquisitions)が非常に活発です。日本でも一般的になってきましたが、英語圏では経営のダイナミズムを象徴する日常的なビジネス用語として定着しています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. merger とは?
企業や組織が1つに統合される「合併」のことです。『The two companies agreed to a merger.(その2社は合併に合意した)』のように、ビジネスやニュースで頻出します。
Q. merger と acquisition の違いは?
merger は2社が対等な立場で1つの新会社になる「合併」です。一方 acquisition は片方がもう一方を買い取る「買収」であり、『an acquisition of a rival company(競合他社の買収)』のように使います。
Q. merger を使ったよくある表現は?
M&A という言葉の語源である『mergers and acquisitions(合併と買収)』が有名です。『They specialize in mergers and acquisitions.』のように、金融やビジネスの専門用語として日常的に使われます。
Q. 2社の合併と言うときの前置詞は何を使いますか?
A社とB社の合併と言うときは between を使い、『a merger between A and B』と表現します。単に特定の企業が他社と合併する場合は『a merger with the company』のように with も使えます。
Q. merger は企業以外にも使えますか?
はい、企業だけでなく、部署や組織、あるいは抽象的な概念の統合にも使えます。『the merger of the two departments(2つの部署の統合)』のように、組織再編の文脈でも便利に使える単語です。
CHECK QUIZ
Q: 大企業が小さなスタートアップを「買い取る」時に適切な語は?
Q: 「A社とB社の合併」と言う自然な表現は?