harm

  • ()害、悪影響、損害
  • ()害を与える、傷つける
UK/hɑrm/

発音のコツ

▶ 表示する

harm の母音 /ɑːr/ がポイントです。口を縦に大きく開け、「アー」と伸ばしながら舌を丸めて後ろに引き、R の音を響かせます。日本語の「ハーム」のように平坦に伸ばすのではなく、喉の奥から音を出すイメージを持ってください。最後の /m/ は唇をしっかり閉じて、鼻から息を抜くように発音しましょう。

活用形

三単現
harms
進行形(-ing)
harming
過去形
harmed
過去分詞
harmed

コアイメージ

人や物事に対して、肉体的・精神的・物質的なダメージや悪影響を与えることがコアイメージです。健康や環境、利益などが損なわれる状況を表す時に使います。

harmの意味・例文

名詞

不可算

害、悪影響、損害

physical or mental injury or damage

アカデミック

Smoking does great harm to your health.

喫煙は健康に大きな害を及ぼします。

do harm to で「〜に害を与える」という定番の形です。

ニュース

The scandal caused serious harm to his reputation.

そのスキャンダルは彼の評判に深刻な損害をもたらしました。

物理的な被害だけでなく、評判や信頼への悪影響にも使います。

日常会話

Protect your skin from the sun's potential harm.

太陽の潜在的な害から肌を守りましょう。

環境や自然からの悪影響を表現する際に適しています。

動詞

他動詞

害を与える、傷つける

to cause physical or mental injury or damage to someone or something

ビジネス

The new policy will not harm the local economy.

新政策は地域経済に害を与えません。

経済や事業に対して悪影響を及ぼす場面で使われます。

日常会話

I would never intentionally harm anyone.

私は決して意図的に誰かを傷つけたりしません。

人に肉体的・精神的なダメージを与えることを否定する表現です。

ニュース

Plastic waste continues to harm marine life.

プラスチックごみは海洋生物に害を与え続けています。

環境問題の文脈で頻出する動詞の用法です。

語源

harm の語源は古英語の hearm(苦痛、悲しみ、損害)に遡ります。もともとは精神的な苦痛や侮辱を意味していましたが、時代とともに肉体的な怪我や物質的な損害へと意味が広がりました。現代では健康や環境への「悪影響」というニュアンスで幅広く使われています。明確な関連語は少ないですが、古くから日常的に使われてきた基本単語です。

派生語・ファミリー

形容詞harmful
形容詞harmless
副詞harmfully
副詞harmlessly

harmの使い方

よく使う組み合わせ

do harm (害を及ぼす)cause harm (損害をもたらす)mean no harm (悪気はない)serious harm (深刻な被害)protect from harm (危害から守る)

使い分け

harm は健康や環境への抽象的な悪影響を、damage は物の価値や機能を損なう物理的な破壊を、hurt は人に肉体的・精神的な痛みを与えることを表します。

Pollution will harm the environment.

健康や環境に対する悪影響のニュアンスです。

The storm damaged the roof of my house.

物の価値や機能が損なわれる物理的な破壊です。

My back hurts after lifting the heavy box.

肉体的な痛みや精神的な苦痛を感じる状態です。

よくある間違い

× Smoking does harm for your health. ○ Smoking does harm to your health. → 「〜に害を与える」は do harm to で表します。影響の到達点を示す to が適切です。

× The typhoon caused a lot of harms. ○ The typhoon caused a lot of harm. → harm は抽象的な被害や悪影響を表すため、通常は不可算名詞として扱います。

コラム

豆知識

harm の語源は古英語に遡り、もともとは「悲しみ」や「侮辱」といった精神的な苦痛を意味していました。そこから時代を経て、身体的な怪我や環境への悪影響など、物理的・抽象的なダメージ全般を指す言葉へと変化しました。言葉が持つ歴史的な重みを感じられる単語です。

リアルな使われ方

ネイティブは相手の提案に対して「やってみても損はない」と言う時に、There is no harm in trying. と表現します。深刻な被害ではなく、気軽なアドバイスとして日常会話やビジネスシーンで頻出する便利なフレーズです。

映画・音楽での使われ方

映画『ハリー・ポッター』シリーズのようなファンタジー作品では、登場人物が危険な魔法や怪物から身を守るために keep out of harm's way(安全な場所にいる)という表現がよく使われます。危険から遠ざかることを意味する定番のイディオムです。

イディオム・定型句

定型句do more harm than good

薬より毒になる、逆効果になる

His advice did more harm than good.

定型句mean no harm

悪気はない、他意はない

I meant no harm by that comment.

イディオムout of harm's way

安全な場所に、危険を避けて

Keep the children out of harm's way.

定型句no harm done

実害はない、気にしないで

Don't worry about the mistake, no harm done.

harmを使った会話例

オフィスの休憩室で同僚と

A

Have you heard about the new plastic ban policy?

B

Yes. They say plastic waste does great harm to the ocean.

A

Exactly. We need to protect marine life from further harm.

B

True. But some businesses worry it will damage their sales.

A

It might cause temporary issues, but doing nothing will do more harm than good.

B

I agree. The long-term healing of the environment is more important.

文化的背景

医療倫理における基本原則「First, do no harm(まず、害を与えてはならない)」は、古代ギリシャのヒポクラテスの誓いに由来する有名な言葉です。英語圏の医療ドラマや倫理に関する議論で頻繁に引用されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. harm とは?

人や物事に対してダメージや悪影響を与えることです。『Smoking does harm to your health.(喫煙は健康に害を及ぼす)』のように、健康や環境への被害を表す際によく使います。

Q. harm と damage の違いは?

harm は健康・環境・評判などへの無形な悪影響に、damage は建物や車などへの物理的な破壊に使われます。『The earthquake damaged the building.(地震が建物を破壊した)』のように使い分けます。

Q. 名詞の harm はどの動詞と一緒に使いますか?

主に do や cause と一緒に使われます。『The rumor caused serious harm to his career.(その噂は彼の経歴に深刻な損害をもたらした)』のように、結果として被害が生じたことを表せます。

Q. no harm done はどういう意味ですか?

謝罪された時に「実害はないから大丈夫」と許す決まり文句です。『Don't worry, no harm done.(気にしないで、誰も傷ついていないから)』のように、日常会話で相手を安心させる時に使います。

Q. harm をフォーマルに言い換えると?

悪影響を与えるという意味で adversely affect に言い換えられます。『The policy will adversely affect the economy.(その政策は経済に悪影響を及ぼす)』のようにビジネスや論文で好まれます。

CHECK QUIZ

Q: 「台風で家の屋根が壊れた」の自然な表現は?

Q: 「聞いてみるだけなら損はないよ」の自然な表現は?

Q: 「かえって逆効果になる」の自然な表現は?