hurt
- (動)怪我をさせる、傷つける
- (動)痛む
- (動)感情を害する、心が痛む
- (形)怪我をした、傷ついた
発音のコツ
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hurt の母音「ɜːr」は、口をあまり開けずに舌を少し引き、喉の奥から「アー」とくぐもった音を出します。カタカナの「ハート(heart /hɑːrt/)」のように口を縦に大きく開けると別の単語に聞こえてしまうため、口元をリラックスさせたまま発音するのがポイントです。
活用形
- 三単現
- hurts
- 進行形(-ing)
- hurting
- 過去形
- hurt
- 過去形は現在形と同形(不規則変化)
- 過去分詞
- hurt
- 過去分詞形は現在形と同形
コアイメージ
物理的・精神的にダメージを与えて痛みを引き起こすことがコアイメージです。体が痛む時や、誰かを傷つけたり感情を害したりした時に使います。
hurtの意味・例文
動詞
怪我をさせる、傷つける
To cause physical pain or injury to someone or yourself.
Be careful not to hurt yourself with that knife.
そのナイフで怪我をしないように気をつけてください。
hurt oneself で「自分が怪我をする」と表現します。
Fortunately, no one was seriously hurt in the accident.
幸いなことに、その事故でひどく負傷した人はいませんでした。
be hurt の受動態で「負傷する」状態を表します。
I hurt my back lifting that heavy box.
あの重い箱を持ち上げて腰を痛めました。
体の特定の部位を痛めた際によく使います。
痛む
To feel physical pain.
My head hurts so much today.
今日は頭がとても痛いです。
痛む部位を主語にしてシンプルに表現します。
It really hurts when I swallow.
飲み込む時にすごく痛みます。
It hurts when... で「〜する時に痛い」と伝えられます。
Tell the doctor exactly where it hurts.
どこが痛むのか、正確に医師に伝えてください。
医療現場での診察時にも使われる自然な表現です。
感情を害する、心が痛む
To make someone feel unhappy or upset, or to feel emotional pain.
I am sorry if my words hurt your feelings.
私の言葉があなたの感情を害したならごめんなさい。
hurt someone's feelings は頻出の決まり文句です。
It hurts to see him so sad.
彼があんなに悲しんでいるのを見るのは辛いです。
It hurts to... で「〜するのは心が痛む」と表します。
The scandal will definitely hurt the company's reputation.
そのスキャンダルは間違いなく会社の評判に傷をつけるでしょう。
名声やビジネスにおける不利益・ダメージにも使えます。
形容詞
怪我をした、傷ついた
Physically injured or emotionally upset.
The hurt passengers were taken to the hospital.
負傷した乗客たちは病院へ運ばれました。
名詞を修飾して「負傷した〜」という意味になります。
She gave me a hurt look and walked away.
彼女は傷ついたような表情を私に向けて歩き去りました。
感情的に傷ついた様子を表現する際にも使われます。
I cannot play tennis with a hurt shoulder.
痛めた肩ではテニスができません。
怪我をしている体の部位を描写するのに便利です。
語源
hurt は古フランス語の hurter(激しくぶつかる、突き当たる)が語源です。「何かに激しくぶつかって衝撃を受ける」という成り立ちから、物理的な「怪我」や「痛み」へ、さらには精神的な「心の傷」へと意味が発展しました。同じ語源を持つ関連語には、hurl(強く投げつける)があります。
派生語・ファミリー
hurtの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
hurt は日常的な痛みや感情の傷を、injure は事故などによる身体的・機能的な損傷を、wound は武器などによる意図的で深い外傷を表します。
よくある間違い
× I hurted my leg yesterday. ○ I hurt my leg yesterday. → hurt の過去形・過去分詞形は hurt のままです。不規則変化に注意しましょう。
× I have a hurt in my stomach. ○ My stomach hurts. → 体の一部が痛い時は「部位 + hurts」と動詞で表すか、名詞の pain や ache を使います。
コラム
豆知識
hurt の語源は「激しくぶつかる」ことですが、現代英語では物理的な衝突よりも、その結果生じる「痛み」や「外傷」に焦点が当てられています。古くは羊などが角で突き合う動作にも使われていたという、少し意外な歴史を持つ単語です。
リアルな使われ方
日常会話では、「wouldn't hurt a fly(ハエ一匹も殺さない)」という表現がよく登場します。これは、その人が非常に優しく、誰かに危害を加えるような性格ではないことを強調するユーモアのある決まり文句です。
映画・音楽での使われ方
アメリカのロックバンド R.E.M. の名曲『Everybody Hurts』は、誰もが人生で痛みや悲しみを経験するというメッセージを歌っています。ここでの hurt は「心が痛む」という自動詞の用法で、世界中の人を慰めるアンセムとなりました。
イディオム・定型句
知らぬが仏
“Do not tell him about the mistake. What he doesn't know can't hurt him.”
虫も殺さないほど優しい
“He looks scary, but he wouldn't hurt a fly.”
聞いてみて損はない
“I am not sure if they are hiring, but it never hurts to ask.”
hurtを使った会話例
月曜の朝、学校の廊下で友人と
Did you get hurt during the soccer game yesterday?
Yeah, I fell and hurt my knee.
Oh no. Does it still hurt today?
A little bit, but it is better. I hope I did not injure any ligaments.
You should see a doctor. It never hurts to check.
You are right. I will make an appointment this afternoon.
文化的背景
英語圏では、物理的な痛みだけでなく精神的な苦痛に対しても hurt を日常的に使います。また、「It never hurts to...(〜して損はない)」という表現は、リスクを恐れずに行動を促す際によく使われる前向きなフレーズです。
よくある質問
Q. hurt とは?
物理的・精神的にダメージを与えて痛みを引き起こすことです。『My leg hurts.(足が痛い)』のように日常的な痛みを表す際によく使われます。
Q. hurt と pain の違いは?
hurt は主に「痛む」「傷つける」という動詞として使われます。一方の pain は「痛み」という名詞として使われ、『I feel a pain in my leg.(足に痛みを感じる)』のように表現します。
Q. hurt は精神的なことにも使えますか?
はい、心や感情の傷にも頻繁に使われます。『His words hurt my feelings.(彼の言葉に傷ついた)』のように、他人の言動によって悲しい思いをした場面で活躍します。
Q. get hurt と be hurt の違いは?
get hurt は「怪我をする」という動作や変化に焦点を当てます。一方の be hurt は「怪我をしている」という状態を表し、『He is hurt.(彼は負傷している)』のように使います。
Q. hurt をフォーマルに言い換えると?
物理的な怪我の場合は injure が適しています。『He was injured in the accident.(彼は事故で負傷した)』のように、ニュースや公式な報告でよく使われる表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「兵士が戦場で銃弾を受けて負傷した」と言うのに最適な動詞は?
Q: 「昨日、テニスをしていて手首を痛めた」の空欄に入るのは? I ( ) my wrist playing tennis yesterday.
Q: 「It never hurts to ask.」の意味は?