injure
- (動)怪我をさせる、痛める
- (動)傷つける、損なう
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
injure は最初の音節「in」にアクセントを置きます。口をリラックスさせて「イ」と発音し、続く「n」で舌先を上の歯茎の裏にしっかり当てます。後半の「jure(dʒər)」は唇を少し前に突き出し、「ジュ」と「ジャー」の中間のような曖昧な音で短く終わらせるのがコツです。「インジャー」と平坦に伸ばさないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- injures
- 進行形(-ing)
- injuring
- 過去形
- injured
- 過去分詞
- injured
コアイメージ
事故や過失によって人や動物の身体に物理的なダメージを与えることがコアイメージです。スポーツや交通事故などで怪我をした時や、名誉や感情を傷つけられた時に使います。
injureの意味・例文
動詞
怪我をさせる、痛める
To cause physical harm or damage to a living creature.
Three people were seriously injured in the car crash.
その自動車事故で3人が重傷を負いました。
be injured in で「〜で怪我をする」という定番の受動態表現です。
Be careful not to injure yourself with that knife.
そのナイフで怪我をしないように気をつけてください。
injure oneself で「誤って自分自身に怪我をさせる」を表します。
I injured my knee while playing soccer yesterday.
昨日サッカーをしていて膝を痛めました。
特定の体の部位を痛めた時によく使われる表現です。
The worker was fatally injured by the heavy machinery.
その作業員は重機によって致命傷を負いました。
fatally injured は労災や深刻な事故の報告で頻出します。
傷つける、損なう
To damage someone's reputation, feelings, or pride.
The scandal will definitely injure the company's reputation.
その不祥事は間違いなく会社の評判を落とすでしょう。
物理的な怪我だけでなく、名誉や信用を損なう場合にも使えます。
I did not mean to injure your feelings.
あなたの感情を傷つけるつもりはありませんでした。
相手の心を傷つけてしまった時の謝罪に使える表現です。
False accusations can permanently injure a person's career.
虚偽の告発は人の経歴に消えない傷をつける可能性があります。
社会的地位や将来の可能性を損なうニュアンスを持ちます。
語源
injure は接頭辞 in-(否定)とラテン語の iūs(法、権利)から成り立っています。「法や正義に反する不正な行為」という成り立ちから、「他者に不当な害を与えること」、そして現在の「怪我をさせる」という意味に発展しました。同じ iūs(法)の語根を持つ関連語には、justice(正義)や jury(陪審員)があります。
派生語・ファミリー
injureの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
injure は事故や不注意で人や動物が怪我をし、wound は武器や凶器で意図的に深い傷を負い、damage は物や建物が物理的な損害を受けます。
よくある間違い
× The earthquake injured my car. ○ The earthquake damaged my car. → injure は人や動物に対して使います。物や建物の破損には damage が適切です。
× I injured in the traffic accident. ○ I was injured in the traffic accident. → injure は「怪我をさせる」という他動詞なので、自分が怪我をした場合は受動態にします。
コラム
豆知識
injure は元々「正義(justice)に反する」というラテン語の語源を持っています。そこから「人に対して不当な害を与える」という意味になり、現在のような「怪我をさせる」という物理的なニュアンスに変化しました。裁判の「陪審員(jury)」も同じ語源を持つ仲間です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、軽い怪我や痛みには hurt を使い、injure は病院に行くレベルの明確な外傷や、ニュースでの報道など、少しフォーマルな場面で好まれます。ニュース記事で「負傷者」を the injured と表現するのは非常に一般的な使い方です。
映画・音楽での使われ方
メジャーリーグなどのアメリカンスポーツでは、怪我で試合に出られない選手のリストを Injured List(略して IL)と呼びます。かつては Disabled List と呼ばれていましたが、表現の適正化により IL に変更されました。スポーツニュースで頻繁に耳にする言葉です。
イディオム・定型句
被害者、損害を受けた側
“The injured party has the right to claim compensation.”
故障者リスト
“The star pitcher was placed on the injured list.”
不注意で怪我をする
“He slipped on the ice and injured himself.”
injureを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about John? He injured his back playing tennis.
Oh no. Is he seriously injured?
He says it is not too bad, but he can't come to the office today.
That's a shame. I hope he didn't damage his spine.
The doctor said it's just a muscle strain. He just needs to rest.
Good to know. We should send a get-well card to the injured party!
Great idea. Let's write it together during the lunch break.
Sure. I just hope he didn't injure his pride by losing the match.
文化的背景
欧米では訴訟社会の背景もあり、事故による「傷害(injury)」や「損害」の責任の所在を明確にする表現が発達しています。他動詞の injure を受動態で使うのも、原因となる外部要因を意識する文化的背景が影響しています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. injure とは?
事故などで人や動物に怪我をさせることがコアイメージです。『He was injured in the accident.(彼は事故で怪我をした)』のように、日常会話やニュースで受動態としてよく使われます。
Q. injure と hurt の違いは?
injure は事故などによる明確な外傷や損傷を指す少しフォーマルな語です。一方の hurt は日常的な痛み全般に広く使われ、『My head hurts.(頭が痛い)』のように表現します。
Q. 自分が怪我をしたのに、なぜ I was injured と受け身になるのですか?
injure は「(人に)怪我をさせる」という他動詞だからです。事故や外部の力によって自分が怪我をさせられたという論理に基づき、『I was injured.』と受動態で表現します。
Q. injure は心や感情に対しても使えますか?
はい、物理的な怪我だけでなく、目に見えないものを傷つける時にも使えます。『injure his pride(彼の自尊心を傷つける)』のように、プライドや名誉を損なう場面で活躍します。
Q. ニュースで the injured という表現を見ました。どういう意味ですか?
the + 形容詞で「〜な人々」を表し、the injured は「負傷者」という意味になります。『The injured were taken to the hospital.(負傷者たちは病院へ運ばれた)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「台風が屋根に被害を与えた」の自然な表現は?
Q: 「彼はスキーで怪我をした」の自然な英語は?
Q: 「彼の評判を落とす」を意味する自然なコロケーションは?