diplomacy
- (名)外交、外交政策
- (名)駆け引きの手腕、配慮
発音のコツ
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アクセントは2音節目の「plo」にあります。「ディ」は短く、口をリラックスさせて発音します。「plo」は「プロォゥ」と二重母音の「オゥ」を意識し、唇を丸めて長めに響かせます。続く「mə」は曖昧母音で力を抜き、最後の「cy」は無声音の「s」で「スィ」と軽く添えるように発音してください。
活用形
- 複数形
- diplomacies
- 通常は不可算。特定の外交手法を指す場合に稀に使用
コアイメージ
国家間や人間関係において、摩擦を避けて巧みに交渉し、関係を調整することがコアイメージです。主に国際的な政治の場や、繊細な配慮が求められるビジネス・日常の場面で使います。
diplomacyの意味・例文
名詞
外交、外交政策
The profession, activity, or skill of managing international relations.
The crisis was resolved through diplomacy rather than military force.
その危機は軍事力ではなく外交によって解決されました。
国家間の平和的な解決手段として報道で頻出します。
She is studying international diplomacy at the university.
彼女は大学で国際外交を学んでいます。
学問分野や専門的な職業を指す際にも使われます。
The two nations engaged in quiet diplomacy to reach an agreement.
両国は合意に達するために水面下の外交を行いました。
quiet diplomacy は非公式な交渉を指す定型表現です。
駆け引きの手腕、配慮
Skill in dealing with people without offending or upsetting them.
Handling customer complaints requires a lot of diplomacy.
顧客のクレーム対応には多大な配慮が求められます。
ビジネスで角を立てずに物事を進めるスキルを指します。
You will need some diplomacy to tell him the bad news.
彼に悪い知らせを伝えるには、少し言葉を選ぶ必要があります。
気まずい状況をうまく切り抜けるニュアンスを含みます。
She handled the awkward situation with great diplomacy.
彼女はその気まずい状況を巧みな手腕で乗り切りました。
人間関係の摩擦を避ける卓越した態度を称賛できます。
語源
ギリシャ語の diplo(二重に折りたたむ)と -ma(結果)からなる「2つに折られた公文書(diploma)」が由来です。かつて公文書を携えて他国と交渉した歴史から「外交」という意味に発展し、さらに日常的な「人当たりや交渉の手腕」も指すようになりました。同じ diplo(二重の)を持つ関連語には、diplomat(外交官)があります。
派生語・ファミリー
diplomacyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
diplomacy は摩擦を避けて関係を調整する配慮、tact は相手の感情を害さない機転や気配り、strategy は目標達成のための長期的な戦略を表します。
よくある間違い
× He is very diplomacy when talking to clients. ○ He is very diplomatic when talking to clients. → diplomacy は名詞です。人の態度や手腕を「外交的だ」と形容する場合は diplomatic を使います。
× They used a diplomacy to solve the issue. ○ They used diplomacy to solve the issue. → diplomacy は抽象的な概念やスキルを表す不可算名詞なので、冠詞の a は付けずに使います。
コラム
豆知識
ギリシャ語の「diploma(折りたたまれた公文書)」が語源です。古代ローマでは、旅の許可証や公的な証明書が二つ折り(diplo)にされていました。この公文書を携えて国家間を行き来する役人の活動から、「外交」という言葉が生まれました。
リアルな使われ方
日常会話では、気まずい状況を角を立てずに切り抜けるスキルとして diplomacy が使われます。例えば、上司と部下の意見が対立した際に、間に入ってうまくまとめる人のことを「He has great diplomacy(彼は交渉手腕が素晴らしい)」と称賛します。
映画・音楽での使われ方
2023 年に公開された政治スリラードラマ『ザ・ディプロマット(The Diplomat)』では、国際的な危機に直面したアメリカの外交官の活躍が描かれています。緊迫した状況下で繰り広げられる diplomacy のリアルな駆け引きを学べる作品です。
イディオム・定型句
当事者間を行き来する仲介外交
“The secretary of state engaged in shuttle diplomacy.”
軍事力を背景にした強硬な外交
“They accused the nation of using gunboat diplomacy.”
外交的勝利、見事な交渉の成果
“Reaching the agreement was a triumph of diplomacy.”
diplomacyを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
We need to tell the client about the delay.
That is going to require some serious diplomacy.
Right. We cannot afford to lose their trust.
I agree. Let's use a strategy to soften the blow.
Should I call them, or would an email be more diplomatic?
A phone call shows more tact. Let's do it together.
Sounds good. We need this to be a triumph of diplomacy.
Exactly. Let's prepare our talking points now.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。現代のビジネスシーンでは、異なる文化や背景を持つ人々と働く機会が増えているため、衝突を避けて円滑に物事を進める「diplomacy(外交手腕)」が高く評価される傾向にあります。
よくある質問
Q. diplomacy とは?
国家間の交渉や、人間関係において相手を怒らせずに事を運ぶ配慮のことです。『The issue was resolved through diplomacy.(その問題は外交によって解決された)』のように使います。
Q. diplomacy と tact の違いは?
diplomacy は公式な交渉や複雑な利害調整を含む配慮を指します。一方の tact は、日常で相手の感情を害さない機転を指し、『He showed great tact.(彼は見事な気配りを見せた)』のように使います。
Q. 日常会話で diplomacy は使えますか?
はい、日常やビジネスで「角を立てずに交渉する手腕」という意味でよく使われます。『This situation requires diplomacy.(この状況には慎重な配慮が必要だ)』のように、気まずい場面を切り抜ける時に便利です。
Q. diplomacy の派生語には何がありますか?
外交官を指す diplomat や、形容詞の diplomatic(外交的な、如才ない)があります。『She gave a diplomatic answer.(彼女は当たり障りのない回答をした)』のように、角が立たない態度を表す際によく登場します。
Q. gunboat diplomacy とはどういう意味ですか?
軍事的な脅威を背景にして交渉を有利に進める「砲艦外交」のことです。『They criticized it as gunboat diplomacy.(彼らはそれを砲艦外交だと批判した)』のように、強硬な態度を非難するニュースなどでよく耳にします。
CHECK QUIZ
Q: 「怒っている顧客に対して見せた機転」に最も適した名詞は?
Q: 「This situation requires diplomacy.」の文脈に合う訳は?
Q: 「彼女は当たり障りのない回答をした」の自然な表現は?