crisis

  • ()危機、難局
  • ()個人的な危機、重大な局面
UK/ˈkraɪsɪs/

発音のコツ

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最初の「cri」は「クライ」と二重母音で発音し、「r」の音で舌を軽く巻きます。続く「sis」は「シス」と短く切り、最後の「s」は息だけで「ス」と発音します。複数形の crises /kraɪsiːz/ は語尾が「シーズ」と長く伸びて有声音になるため、単数形との違いに注意してください。

活用形

複数形
crises
発音は /kraɪsiːz/。不規則な複数形です

コアイメージ

危機的で重大な局面を迎えている状態がコアイメージです。非常に困難で危険な状況や、重要な決断を迫られる時に使います。

crisisの意味・例文

名詞

countable / uncountable

危機、難局

A time of intense difficulty, trouble, or danger.

ニュース

The government is trying to resolve the economic crisis.

政府は経済危機を解決しようとしています。

国や社会の深刻な問題を扱う際によく使われます。

ビジネス

Our company faced a major financial crisis last year.

私たちの会社は昨年、重大な金融危機に直面しました。

経営上の深刻な難局を表すビジネスの頻出表現です。

アカデミック

Climate change has led to a global environmental crisis.

気候変動は世界的な環境危機を引き起こしています。

地球規模の避けられない問題を表現する時に適しています。

可算

個人的な危機、重大な局面

A time when a difficult or important decision must be made.

日常会話

He supported me when I went through a personal crisis.

私が個人的な危機を経験した時、彼は支えてくれました。

人生の辛い時期や精神的な難局を表します。

SNS・カジュアル

I think I am having a quarter-life crisis.

私は20代半ばの危機を迎えている気がします。

年齢ごとの人生の迷いを表現する定番の言い回しです。

フォーマル

The patient's illness has reached a crisis.

患者の病状は峠を迎えました。

医学的な生死の境目を示す、語源に近い古い用法です。

語源

crisis の語源は、古代ギリシャ語の krinein(決定する、分ける)に遡ります。これが krisis(決定、判断)という名詞になり、医学用語として「病気の生死を分ける峠」を意味するようになりました。そこから転じて、現在の「重大な危機」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、critical(危機的な、批判的な)があります。

派生語・ファミリー

形容詞critical
動詞criticize
名詞critic

crisisの使い方

よく使う組み合わせ

an economic crisis (経済危機)a financial crisis (金融危機)resolve a crisis (危機を解決する)face a crisis (危機に直面する)a midlife crisis (中年の危機)

使い分け

crisis は重大な決断を迫られる危機的状況を、emergency は即座の行動が必要な緊急事態を、disaster はすでに甚大な被害をもたらした災害や惨事を表します。

The country is facing a severe crisis.

重大な決断と対応が求められる状況のニュアンスです。

Call this number in case of an emergency.

すぐに助けや行動が必要な差し迫った事態のニュアンスです。

The earthquake was a terrible disaster.

すでに起きてしまった破壊的な出来事のニュアンスです。

よくある間違い

× We faced many crisises last year. ○ We faced many crises last year. → crisis の複数形は crises(クライシーズ)という不規則変化になります。

× He panicked at a crisis. ○ He panicked in a crisis. → 「危機的状況において」と言いたい場合は、前置詞 in を使うのが自然です。

コラム

豆知識

ギリシャ語の krisis(決定・判断)を語源とし、もともとは医学の世界で「患者の生死を分ける重要な局面(峠)」を指す言葉でした。そこから意味が広がり、現代では社会や経済の重大な局面を示すために日常的に使われています。

リアルな使われ方

ネイティブは個人の人生における心理的な転機を a midlife crisis(中年の危機)と呼びます。40代から50代にかけて、自分の人生やキャリアに迷いを感じて急にスポーツカーを買ったりする行動を指す表現として、日常会話で頻繁に登場します。

映画・音楽での使われ方

1997年の映画『ゲーム(The Game)』では、成功した実業家が仕組まれたゲームに巻き込まれ、次々と深刻な crisis に直面します。非日常の危機的状況を通して、主人公が自身の人生を見つめ直す姿がスリリングに描かれています。

イディオム・定型句

定型句crisis management

危機管理

Effective crisis management saved the company.

イディオムa midlife crisis

中年の危機

Buying a sports car is a classic sign of a midlife crisis.

定型句in times of crisis

危機の時に

People tend to help each other in times of crisis.

crisisを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Have you heard about the financial crisis in the news?

B

Yes, it seems like a very serious situation for the market.

A

Our company might face a crisis if the economy doesn't recover soon.

B

We need to improve our crisis management strategies immediately.

A

I agree. The CEO called an emergency meeting for this afternoon.

B

Good. We must act before this turns into a complete disaster.

文化的背景

中国語の「危機」は「危険」と「機会(チャンス)」の2文字から成るという有名な逸話があります。英語圏でもビジネスや自己啓発の文脈で、「危機は転機であり成長のチャンスだ」と肯定的に捉えられることがよくあります。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. crisis とは?

非常に困難で危険な状況や、重大な決断を迫られる局面のことです。『We must overcome this crisis.(この危機を乗り越えなければならない)』のように、社会や個人の重大な問題に対して使います。

Q. crisis の複数形はどう書きますか?

複数形は crises と綴り、発音は「クライシーズ」となります。『Many global crises require cooperation.(多くの世界的危機には協力が必要だ)』のように、複数の問題を指す時に使います。

Q. crisis と emergency の違いは?

crisis は時間をかけて対応策を練る必要がある重大な局面を指します。一方の emergency は『medical emergency(医療の緊急事態)』のように、今すぐ行動を起こさなければならない差し迫った事態を指します。

Q. crisis は個人的な問題にも使えますか?

はい、個人の人生における重大な悩みや転機にも使えます。『She is going through a personal crisis.(彼女は個人的な危機を経験している)』のように、精神的に追い詰められた状況を表現できます。

Q. crisis を使ったビジネス用語はありますか?

『crisis management(危機管理)』が代表的です。『Our crisis management team is ready.(当社の危機管理チームは準備ができている)』のように、企業が不測の事態に備えるための重要な概念として頻出します。

CHECK QUIZ

Q: 「すぐに救急車を呼ぶ必要がある事態」を表すのに最適な名詞は?

Q: 「いくつかの国際的な危機」を正しく表現しているものは?

Q: 企業などの「危機管理」を意味する自然な英語表現は?