woe

  • ()悲しみ、悲痛
  • ()災難、苦難
UK/woʊ/

発音のコツ

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woe は「ウォウ」のように発音し、母音は二重母音の /oʊ/ になります。唇を丸めて「オ」と発音した後、口をすぼめながら「ウ」へと滑らかに変化させます。日本語の「ウォー」と伸ばすだけの平坦な音にならないよう、最後はしっかり口を閉じ気味にするのがポイントです。

活用形

複数形
woes

コアイメージ

圧倒的な悲しみや、それを引き起こす災難・苦難がコアイメージです。個人の深い悲痛を表現する時や、社会・経済的な問題を指す時に使います。

woeの意味・例文

名詞

不可算

悲しみ、悲痛

Great sorrow or distress.

フォーマル

His woe was apparent as he was on his knees crying.

ひざまずいて泣いていたので彼の悲しみは露わでした。

深い精神的な苦痛や悲哀を表す文語的な表現です。

アカデミック

The poet expressed his deep woe through his dark verses.

その詩人は暗い詩行を通して深い悲哀を表現しました。

文学や芸術における感情の表現としてよく使われます。

ニュース

Their faces were filled with woe after the tragic accident.

悲惨な事故の後、彼らの顔は悲痛に満ちていました。

悲劇的な出来事に対する人々の深い悲しみを示します。

可算

災難、苦難

Things that cause sorrow or distress; troubles.

ニュース

The country's economic woes are expected to worsen this year.

その国の経済的な苦境は今年悪化すると予想されています。

複数形 woes で社会や経済の問題を指す定番の使い方です。

ビジネス

The CEO tried to find a solution to their financial woes.

CEO は彼らの財政難に対する解決策を見つけようとしました。

企業が直面する困難やトラブルを表す際に適しています。

日常会話

Listening to his daily woes is becoming quite exhausting.

彼の毎日の愚痴や悩みを聞くのはかなり疲れます。

個人的な悩みの種や不満の羅列を指すこともできます。

語源

woe の語源は、古英語の「wā(ああ、悲しい)」という嘆きを表す感嘆詞に遡ります。人々が苦痛や悲しみを感じた時に思わず発する声が名詞化し、「悲しみ」や「災難」という意味に発展しました。同じく感情の表出から生まれた関連語には、wail(泣き叫ぶ)があります。

派生語・ファミリー

形容詞woeful
副詞woefully

woeの使い方

よく使う組み合わせ

economic woes (経済的な苦境)financial woes (財政難)add to one's woes (苦難に追い打ちをかける)ease the woes (苦悩を和らげる)a tale of woe (悲惨な物語)

使い分け

woe は圧倒的な悲しみや災難そのものを、sorrow は後悔や喪失に伴う静かな悲しみを、grief は身近な人の死などによる深く激しい悲嘆を表します。

The country's economic woes are worsening.

個人的な悲しみだけでなく、社会的な苦難や災難にも使われます。

He expressed deep sorrow over the incident.

後悔や喪失感からくる、静かで持続的な悲しみのニュアンスです。

She was overcome with grief after her loss.

愛する人を失った時などの、非常に深く激しい悲嘆を表します。

よくある間違い

× He has many woe. ○ He has many woes. → 災難や悩みの種という意味で使う場合は可算名詞となり、通常は複数形 woes になります。

× I am woe today. ○ I am woeful today. → woe は名詞なので、感情の状態を表す補語として使う場合は形容詞 woeful が適切です。

コラム

豆知識

woe はもともと古英語の時代、悲しみや苦痛を感じた時に思わず口から出る「ああ!」という感嘆の声でした。それが時代とともに名詞化し、「悲しみ」そのものを指すようになりました。現代でも Woe is me!(ああ、なんて不幸なんだ!)という表現に、その名残を見ることができます。

リアルな使われ方

ニュース報道では、woes は複数形で「苦難」や「問題」という意味で非常によく使われます。特に financial woes(財政難)や economic woes(経済的苦境)は定番のフレーズです。深刻な状況を短くインパクトのある言葉で表現できるため、新聞の見出しに好まれます。

映画・音楽での使われ方

Netflix の人気ドラマ『ウェンズデー(Wednesday)』の主人公が通う学校の名前は「ネヴァーモア・アカデミー」ですが、彼女のキャラクター自体が「Woe(悲哀)」を体現しています。マザー・グースの童謡「Wednesday's child is full of woe(水曜日生まれの子供は悲哀に満ちている)」が彼女の名前の由来となっています。

イディオム・定型句

定型句Woe is me

ああ、悲しいかな

Woe is me, for I have lost everything!

定型句a tale of woe

悲惨な身の上話

He told us a long tale of woe.

イディオムweal and woe

苦しい時も楽しい時も

They promised to stand together in weal and woe.

woeを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Did you read the article about the rival company's financial woes?

B

Yes, it sounds like a real tale of woe. They might go bankrupt.

A

I feel sorry for the employees. It must be causing them a lot of grief.

B

Definitely. And the recent market crash will only add to their woes.

A

True. I hope our company can avoid such misery.

B

We should be fine, but we need to manage our budget carefully.

文化的背景

現代の英語では、個人の悲しみを woe で表現するのはやや古風で劇的な響きを持ちます。一方で、ジャーナリズムの世界では「economic woes(経済問題)」のように、見出しで文字数を節約しつつ深刻さを伝える便利な単語として日常的に使われます。

よくある質問

Q. woe とは?

圧倒的な悲しみや、それを引き起こす災難・苦難を指す名詞です。『The company is facing financial woes.(その企業は財政難に直面している)』のように、ビジネスやニュースでよく使われます。

Q. woe は日常会話でよく使われますか?

個人の悲しみを表す単語としてはやや古風で文語的です。日常会話では sadness が一般的ですが、ニュースでは『economic woes(経済的苦境)』のように社会問題を指す言葉として頻出します。

Q. woe と misery の違いは?

どちらも深い苦痛を表しますが、woe は悲しみや災難という出来事そのものに焦点を当てます。一方の misery は『live in misery(惨めに暮らす)』のように、長期的な悲惨な状態や環境を強調します。

Q. woe の形容詞形や副詞形はどう使いますか?

形容詞 woeful(悲惨な)や副詞 woefully(嘆かわしいほどに)があります。『The project was woefully underfunded.(その計画は嘆かわしいほど資金不足だった)』のように、程度がひどいことを強調する際に使います。

Q. Woe is me. とはどういう意味ですか?

直訳すると「私に災いあれ」ですが、実際には「ああ、なんて私は不幸なんだ」と嘆く時に使う決まり文句です。『Woe is me, I lost my wallet.』のように、少し大げさに悲しむ場面で用いられます。

CHECK QUIZ

Q: 愛する家族を亡くした時の「深く激しい悲嘆」を表すのに最適な単語は?

Q: 「彼の身の上話は悲惨だった」と言いたい時の自然な表現は?

Q: 「その計画は嘆かわしいほど資金不足だった」の空所に入る語は? The project was ( ) underfunded.