variance

  • ()相違、不一致、差異
  • ()分散
US/ˈvɛriəns/
UK/ˈvɛriəns/

発音のコツ

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variance は最初の音節「ve」にアクセントを置きます。下唇を軽く噛んで「v」の摩擦音を出してから、「エァ」と母音を響かせてください。続く「ri」は舌を丸める「r」の音で、最後の「ance(əns)」は力を抜いた曖昧な音で「アンス」と軽く添える程度にします。「バリアンス」と日本語の平坦な発音にならないよう注意しましょう。

活用形

複数形
variances

コアイメージ

基準となるものや他のものとの間に生じる「ズレや違い」がコアイメージです。計画と実績の差や、意見の食い違いなどを客観的に指摘したい時に使います。

varianceの意味・例文

名詞

countable / uncountable

相違、不一致、差異

The fact or quality of being different, divergent, or inconsistent.

ビジネス

We noticed a slight variance between the two reports.

2つの報告書の間にわずかな相違があることに気づきました。

複数のデータや文書の間にあるズレを指摘する際によく使います。

ビジネス

Please explain the budget variance for this quarter.

今四半期の予算差異について説明してください。

計画した予算と実際の支出の差額を表す会計用語として頻出です。

アカデミック

His statement is at variance with the facts.

彼の発言は事実と矛盾しています。

at variance with で「〜と食い違って」という定型表現になります。

ニュース

There is considerable variance in the test results.

テスト結果にはかなりのばらつきがあります。

結果やデータが一様でない状態を客観的に表現します。

countable / uncountable

分散

A statistical measure of how far numbers are spread out.

アカデミック

The students learned how to calculate the variance.

学生たちは分散の計算方法を学びました。

統計学において、データの散らばり具合を示す専門用語です。

アカデミック

A high variance indicates that the data points are spread out.

分散が大きいことは、データが広く散らばっていることを示します。

平均値からどれだけ離れているかを論理的に説明する時に使います。

ビジネス

We need to analyze the variance in sales performance.

販売実績の分散(ばらつき)を分析する必要があります。

ビジネスデータ分析でも統計的なばらつきを議論する際に登場します。

語源

variance はラテン語の variare(変える、多様にする)に由来しています。もともとは「色々な形に変わる」という状態を表しており、そこから基準や他者との「違い・不一致」という意味へ発展しました。同じ語根を持つ関連語には、vary(変わる、異なる)や various(様々な)があります。

派生語・ファミリー

動詞vary
形容詞variant
形容詞variable
形容詞various
名詞variation
名詞variety

varianceの使い方

よく使う組み合わせ

budget variance (予算差異)a variance of (〜の相違)explain the variance (差異を説明する)calculate the variance (分散を計算する)at variance with (〜と矛盾して)

使い分け

variance は基準からのズレや不一致を、variation は同じ種類の中での形や状態の変化を、difference は二つのものの間にある単純な違いを表します。

There is a variance between the expected and actual costs.

予定や基準に対する結果のズレや食い違いのニュアンスです。

There is a slight variation in color.

同じグループ内での変化やバリエーションのニュアンスです。

Can you tell the difference between them?

二つのものが同じではないという単純な違いのニュアンスです。

よくある間違い

× His opinion is variance with mine. ○ His opinion is at variance with mine. → 「〜と食い違っている」は at variance with という前置詞句を使います。

× We have a big variance of products. ○ We have a big variety of products. → 「様々な種類」と言いたい場合は variety を使います。variance はズレや不一致を表します。

コラム

豆知識

統計学において「分散(variance)」という用語を初めて導入したのは、イギリスの統計学者ロナルド・フィッシャーです。彼は1918年の論文でこの概念を提唱し、データの散らばり具合を数学的に表現する方法を確立しました。現在ではAIや機械学習の分野でも欠かせない概念です。

リアルな使われ方

ネイティブのビジネスパーソンは、予算会議などで「Why is there a variance?(なぜ差異が出たのか?)」と頻繁に口にします。単なる間違い(mistake)ではなく、あくまで計画と現実の「客観的なズレ」として冷静に問題を指摘できる便利な言葉です。

映画・音楽での使われ方

マーベルのドラマシリーズ『ロキ(Loki)』には、「TVA(Time Variance Authority:時間変異取締局)」という架空の組織が登場します。ここでの variance は、本来の歴史の流れから「ズレてしまった分岐」を意味しており、SF作品でも重要なキーワードとして使われています。

イディオム・定型句

定型句at variance with

〜と矛盾して、食い違って

Her testimony is at variance with the evidence.

定型句analysis of variance

分散分析

The researchers used an analysis of variance for the data.

varianceを使った会話例

月末の会議室で同僚と

A

Did you check the financial report for this month?

B

Yes. I noticed a large variance in the marketing expenses.

A

Really? Is it at variance with our original budget?

B

Exactly. We spent much more than we planned.

A

We need to explain this variance to the manager.

B

I will prepare a detailed analysis of the difference for the meeting.

A

Thanks. Let's make sure there are no other variances.

B

I will double-check all the numbers this afternoon.

文化的背景

ビジネスや会計の分野では、計画と実績の差(budget variance)を管理することが非常に重要視されます。単なるミスではなく、客観的な事実のズレとして扱われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. variance とは?

基準となるものや他のものとの間に生じる「ズレや違い」のことです。『We found a variance in the data.(データに相違を見つけた)』のように、計画と実績の差などを指摘する時に使います。

Q. variance と variation の違いは?

variance は基準からの「ズレや不一致」に焦点を当てます。一方の variation は、同じ種類の中での「変化や多様性」を指し、『a variation of the game(ゲームのバリエーション)』のように使います。

Q. ビジネスシーンで variance はどう使われますか?

予算や計画と実際の結果との「差異」を表す会計・管理用語として頻出します。『Please report the budget variance.(予算差異を報告してください)』は経理やマネジメントでよく見る定型表現です。

Q. variance を使った有名な表現は?

『at variance with(〜と食い違って)』が代表的です。『His words are at variance with his actions.(彼の言葉は行動と矛盾している)』のように、言動や事実の不一致を指摘するフォーマルな表現です。

Q. variance は数えられる名詞ですか?

数えられる名詞としても数えられない名詞としても使われます。具体的な差異の「件数や種類」を指す時は可算名詞になり、『There are several variances.(いくつかの相違がある)』のように複数形をとります。

CHECK QUIZ

Q: 「二つの製品の間の『単純な違い』」を表すのに最適な名詞は?

Q: 「彼の話は事実と『食い違っている』」の自然な表現は?

Q: ビジネス会議で「explain the budget variance」と言われたら何を求められている?