trip
- (名)旅行、外出
- (動)つまずく、よろける
- (動)つまずかせる、作動させる
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
trip の「tr」は、舌先を上の歯茎の裏に当ててから「チュ」と発音するように息を破裂させます。母音の /ɪ/ は日本語の「イ」より口をリラックスさせ、「エ」に近い短い音を出します。最後の「p」は唇を閉じてから軽く息を吐き出すだけで、母音を伴う「プ」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- trips
- 進行形(-ing)
- tripping
- 過去形
- tripped
- 過去分詞
- tripped
- 複数形
- trips
コアイメージ
特定の目的のためにどこかへ出かけ、再び戻ってくることがコアイメージです。出張や小旅行など、比較的短期間の外出を表す時に使います。
tripの意味・例文
名詞
旅行、外出
A journey for a specific purpose, usually returning afterwards.
We are planning a trip to Hawaii next summer.
来年の夏、ハワイへの旅行を計画しています。
娯楽目的の旅行に最もよく使われる表現です。
He is currently on a business trip in London.
彼は現在、ロンドンに出張中です。
business trip で「出張」という定番フレーズになります。
The students went on a field trip to the museum.
生徒たちは博物館へ見学旅行に行きました。
field trip は学校の「社会科見学」や「遠足」を指します。
動詞
つまずく、よろける
To catch one's foot on something and stumble or fall.
Be careful not to trip on that loose carpet.
あのめくれたカーペットでつまずかないように気をつけて。
trip on または trip over で「〜につまずく」と表現します。
I tripped and dropped my phone on the street.
道でつまずいてスマホを落としてしまいました。
物理的に足が引っかかって転びそうになる状況に使います。
The suspect tripped over a fence while running away.
容疑者は逃走中にフェンスにつまずきました。
逃走劇などの描写でもよく登場する動詞です。
つまずかせる、作動させる
To cause someone to make a mistake, or to activate a switch.
The complicated question tripped me up during the interview.
面接中、複雑な質問につまずいてしまいました。
trip someone up で「人を失敗させる・戸惑わせる」という意味です。
A power surge tripped the circuit breaker in the office.
電力の急増がオフィスのブレーカーを作動させました。
スイッチや安全装置が「作動する」際にも使われます。
The lawyer tried to trip the witness with tricky questions.
弁護士は巧妙な質問で証人を罠にはめようとしました。
意図的にミスを誘うような場面で使われます。
語源
trip は古フランス語の triper(跳ねる、踊る)やゲルマン語系の「足を踏む」という言葉に由来します。もともとは「軽快に歩く」や「足を踏み外してつまずく」という意味でしたが、そこから足を運ぶイメージが広がり、17世紀頃から「短い旅」という意味に発展しました。同じく足を踏む動作から派生した関連語に、tramp(ドシドシ歩く)があります。
派生語・ファミリー
tripの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
trip は短期間で目的を果たして戻る外出を、journey は長期間で移動そのものに重点を置く旅を、travel は旅行全般や移動行為そのものを表します。
よくある間違い
× I will trip to Kyoto next week. ○ I will travel to Kyoto next week. → trip は主に名詞として使われ、動詞で「旅行する」と言いたい場合は travel を使います。
× Let's go to a trip this weekend. ○ Let's go on a trip this weekend. → 「旅行に行く」は go on a trip が定型表現です。to を使うと不自然になります。
コラム
豆知識
trip はもともと「軽快に歩く」「スキップする」という意味の動詞でした。そこから「足を運ぶ」というニュアンスが生まれ、現在の「小旅行」という意味に定着したと言われています。現代でも、童話などで妖精が軽やかに歩く描写に使われることがあります。
リアルな使われ方
日常会話では、幻覚剤を摂取した時の状態から派生し、「非現実的な体験」「クレイジーな状況」を a trip と表現することがあります。「That movie was a trip!(あの映画は信じられない体験だった!)」のように、驚きや戸惑いを表すスラングとして若者の間で使われます。
映画・音楽での使われ方
1969 年の映画『イージー・ライダー(Easy Rider)』は、アメリカ横断のバイク旅を描いたロードムービーの金字塔です。劇中では物理的な trip だけでなく、当時のヒッピー文化を象徴する精神的な trip(幻覚体験)も描かれており、この単語の多義性を感じられます。
イディオム・定型句
罪悪感を抱かせること
“Do not lay a guilt trip on me.”
よい旅を、気をつけて
“Have a safe trip back home!”
言葉につまずく、言いよどむ
“He tripped over his words during the speech.”
tripを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
How was your business trip to London?
It was successful, but I am exhausted from the long journey.
Did you have any time to explore the city?
A little bit. But I tripped on the stairs and hurt my ankle.
Oh no! Are you okay? You shouldn't push yourself too hard.
I'm fine, thanks. Next time, I want to take a day trip for fun.
文化的背景
欧米では、休暇をとって旅行に出かけることが生活の重要な一部とされています。旅行に出発する人に対しては「Have a safe trip!(気をつけてね、良い旅を!)」と声をかけるのが一般的なマナーです。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. trip とは?
特定の目的のためにどこかへ出かけ、再び戻ってくることです。『I took a day trip to Kyoto.(京都へ日帰り旅行をした)』のように、比較的短い外出を表します。
Q. trip と tour の違いは?
tour は複数の場所を計画的に巡る周遊旅行を指します。『We went on a guided tour of the museum.(博物館のガイド付きツアーに参加した)』のように、見学や視察のニュアンスが強まります。
Q. 「出張」は英語で何と言いますか?
business trip と言います。『I am on a business trip.(現在出張中です)』のように、前置詞 on と組み合わせて使うのがビジネスシーンでの定番です。
Q. trip を動詞として使うとどんな意味になりますか?
「つまずく」という意味になります。『I tripped over a rock.(石につまずいた)』のように、足元にあるものに引っかかってよろける状況を表現できます。
Q. guilt trip とはどういう意味ですか?
相手に罪悪感を抱かせて思い通りに動かそうとする心理的な操作のことです。『Don't lay a guilt trip on me.(私に罪悪感を抱かせようとしないで)』のように使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「先週末、家族で旅行に行きました」の自然な表現は?
Q: 「Be careful not to trip!」の意味として正しいのは?
Q: 宇宙飛行士の「火星への長い旅」を表すのに最適な名詞は?