trauma
- (名)精神的ショック、トラウマ
- (名)外傷、身体的な損傷
発音のコツ
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trauma は最初の母音にアクセントがあり、アメリカ英語では「トラーマ(/trɑːmə/)」や「トローマ(/trɔːmə/)」のように発音します。「ラ」や「ロ」の音を長く伸ばすのがコツです。続く「マ(/mə/)」は力を抜いて曖昧に短く発音します。日本語の「トラウマ」のように「ウ」を発音すると通じにくくなるため注意してください。
活用形
- 複数形
- traumas
コアイメージ
心や体に負った深刻で長期的なダメージという「深い傷」がコアイメージです。過去の辛い経験による精神的なショックや、事故などによる重大な外傷について話す時に使います。
traumaの意味・例文
名詞
精神的ショック、トラウマ
A severe emotional shock and pain caused by an extremely upsetting experience.
She is still dealing with the trauma of losing her dog.
彼女は愛犬を失ったトラウマにまだ対処しています。
精神的に立ち直れていない辛い状態を表します。
The sudden bankruptcy caused significant trauma for the employees.
突然の倒産は従業員に大きな精神的ショックを与えました。
職場での深刻な動揺やストレスにも使われます。
The study focuses on childhood trauma and its long-term effects.
その研究は子供時代のトラウマと長期的な影響に焦点を当てています。
心理学の分野で非常に頻出するテーマです。
I have trauma from that scary movie.
あのホラー映画のせいでトラウマになったよ。
カジュアルな場面では少し大げさに表現する際にも使われます。
外傷、身体的な損傷
A severe physical injury caused by an accident or violence.
He was taken to the hospital with severe head trauma.
彼は深刻な頭部外傷で病院に搬送されました。
事故や事件の報道でよく聞く医学的な表現です。
The medical team specializes in treating blunt force trauma.
その医療チームは鈍器損傷の治療を専門としています。
物理的な強い衝撃による怪我を指します。
Emergency responders are trained to handle physical trauma effectively.
救急隊員は身体的外傷に効果的に対処する訓練を受けています。
医療や救命の文脈で専門用語として使われます。
語源
trauma の語源は、古代ギリシャ語で「傷」や「ダメージ」を意味する traûma に遡ります。もともとは刃物などで負った物理的な外傷のみを指していましたが、近代になって心理学が発展すると、心に負った深い傷(精神的ショック)も表すようになりました。同じ語源を持つ関連語には、形容詞形の traumatic(トラウマになるような)があります。
派生語・ファミリー
traumaの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
trauma は心身に残る深刻で長期的なダメージを、injury は事故などの物理的な怪我や損傷を、shock は予期せぬ出来事による一時的な強い動揺や驚きを表します。
よくある間違い
× The cut on my finger is a trauma. ○ The cut on my finger is an injury. → trauma は命に関わるような深刻な外傷を指します。日常的な軽い怪我には injury を使います。
× I am trauma by his words. ○ I am traumatized by his words. → trauma は名詞です。「トラウマになった」と状態を表す場合は、動詞の受動態 traumatized を使います。
コラム
豆知識
ギリシャ語で「身体の傷」を意味した trauma は、長らく医学用語としてのみ使われていました。しかし、19世紀後半にジークムント・フロイトなどの心理学者が「心の傷」を説明するためにこの言葉を借用したことで、現在のように精神的な意味合いが広く定着しました。
リアルな使われ方
近年、SNSを中心に「trauma dumping(トラウマ・ダンピング)」という言葉がよく使われます。これは、自分が抱える深刻なトラウマや悩みを、相手の状況を考えずに一方的に話し続けてしまう行為を指します。人間関係を壊す原因として注意喚起される現代的な表現です。
映画・音楽での使われ方
医療ドラマ『ER 緊急救命室』や『グレイズ・アナトミー』では、重傷患者が運び込まれる「trauma center(外傷センター)」が頻繁に登場します。ドラマの中で医師たちが「blunt force trauma(鈍器損傷)」などの専門用語を使うシーンを通して、医学的な用法に触れることができます。
イディオム・定型句
重度の外傷患者を治療する救急施設
“The victim was rushed to a nearby trauma center.”
鈍器損傷、強い衝撃による怪我
“The cause of death was blunt force trauma.”
トラウマ反応、無意識の防衛機制
“Her extreme anger was actually a trauma response.”
traumaを使った会話例
カフェで友人と
How is Sarah doing after the car accident?
She is physically fine, but she is dealing with some emotional trauma.
I can imagine. It must have been a huge shock for her.
Yes. She even gets a trauma response when she hears loud noises.
That sounds tough. Is she going to a therapist to heal from the trauma?
She just started. The therapist said it will take time to overcome it.
I hope she feels better soon. Let me know if I can help.
文化的背景
日本では「先生に怒られたのがトラウマだ」のように軽い嫌な記憶に対しても気軽に使われますが、英語の trauma は本来、命の危機や深刻な虐待など、人生を揺るがすほどの重大なダメージを指す重い言葉です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. trauma とは?
心や体に負った深刻で長期的なダメージのことです。『He suffered severe head trauma.(彼は深刻な頭部外傷を負った)』のように、精神的なショックだけでなく物理的な大怪我にも使われます。
Q. trauma の発音は「トラウマ」ですか?
カタカナの「トラウマ」とは異なります。英語では「トローマ」や「トラーマ」のように発音します。『It caused a lot of trauma.』と言う時は、最初の「ト」にアクセントを置いて発音しましょう。
Q. trauma と PTSD の違いは何ですか?
trauma は心身に負った「傷そのもの」や「傷を負う出来事」を指します。一方の PTSD は、そのトラウマが原因で引き起こされる「精神疾患」のことです。『He was diagnosed with PTSD.(彼はPTSDと診断された)』のように使い分けます。
Q. 「トラウマになる」は英語でどう言いますか?
動詞の traumatize を受動態にして表現するのが一般的です。『I was traumatized by the accident.(その事故でトラウマになった)』のように言うと、精神的に深い傷を負った状態を自然に伝えられます。
Q. 日常会話で trauma を使っても不自然ではないですか?
英語圏でもカジュアルに使われることはあります。『That test was pure trauma!(あのテストは完全にトラウマだった!)』のように、ひどく嫌な経験を少し大げさに表現する時に若者の間でよく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 病院で「trauma center」と書かれた看板がありました。どのような施設ですか?
Q: 「彼の言葉でトラウマになった」の自然な英語表現は?
Q: 「包丁で指に軽い怪我をした」状況で使うのに最適な単語は?