tragedy
- (名)悲劇、惨事
- (名)悲劇(作品)
発音のコツ
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tragedy は最初の「tra」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出す「æ」です。続く「ge」は「ジ」と発音し、最後の「dy」は「ディ」と力を抜いて短く添えます。「トラジェディー」と平坦で間延びしたカタカナ読みにならないよう、最初を強く、後半を素早く発音するのがコツです。
活用形
- 複数形
- tragedies
コアイメージ
非常に悲しい出来事や、取り返しのつかない大きな不幸がコアイメージです。事故や災害などの惨事を客観的に伝える時や、個人的な深い悲しみを表現したい時に使います。
tragedyの意味・例文
名詞
悲劇、惨事
A very sad event or situation, especially one involving death or suffering.
The earthquake was a terrible tragedy for the country.
その地震は国にとって恐ろしい惨事でした。
国や地域に甚大な被害をもたらした出来事に使われます。
It is a tragedy that he died so young.
彼がそんなに若くして亡くなったのは悲劇です。
個人の死や深い悲しみを伴う状況を表現します。
The sudden bankruptcy of the company was a financial tragedy.
その会社の突然の倒産は財務的な惨事でした。
経済的な大損失を比喩的に表現する際にも適しています。
悲劇(作品)
A serious play or story that ends sadly, typically with the death of the main character.
Shakespeare's Hamlet is a famous classic tragedy.
シェイクスピアのハムレットは有名な古典悲劇です。
文学や演劇のジャンルを指す専門的な使い方です。
I prefer watching comedies rather than a dark tragedy.
私は暗い悲劇よりもコメディを見る方が好きです。
映画や劇の好みを語る際によく登場します。
The genre of tragedy explores the flaws of human nature.
悲劇というジャンルは人間の本性の欠陥を探求します。
芸術作品が持つ深いテーマ性について論じる時に使います。
語源
tragedy の語源は、ギリシャ語の tragoidia(ヤギの歌)に由来します。古代ギリシャの演劇祭で、神にヤギをいけにえとして捧げる際に歌われた合唱が由来とされています。そこから「悲しい劇」というジャンルを表すようになり、やがて現実の「悲惨な出来事」へと意味が発展しました。同じ語根を持つ関連語には、形容詞の tragic(悲劇的な)があります。
派生語・ファミリー
tragedyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
tragedy は深い悲しみや命の喪失を伴う出来事を、disaster は広範囲に甚大な被害をもたらす災害を、misfortune は命に関わるほどではない個人の不運や逆境を指します。
よくある間違い
× Missing the train was a tragedy. ○ Missing the train was a misfortune. → tragedy は命に関わるような極めて深刻な事態に使います。電車の乗り遅れには大げさすぎます。
× Many tragedy happened last year. ○ Many tragedies happened last year. → 具体的な悲惨な出来事を複数指す場合は、可算名詞として tragedies と複数形にします。
コラム
豆知識
tragedy の語源はギリシャ語の「ヤギの歌(tragoidia)」です。古代ギリシャの演劇祭で、神にヤギをいけにえとして捧げる際に歌われた合唱が由来とされています。そこから演劇のジャンルとなり、やがて現実の悲惨な出来事も指すようになりました。
リアルな使われ方
ネイティブは、避けられない破滅に向かう状況を a Greek tragedy(ギリシャ悲劇)と表現することがあります。ビジネスや政治のニュースで、当事者の欠点や誤った判断によって自滅していく様子を報じる際に、比喩としてよく登場する知的な表現です。
映画・音楽での使われ方
ビージーズ(Bee Gees)の有名な楽曲『Tragedy』(1979年)は、失恋の深い悲しみをこの単語で劇的に表現したディスコの名曲です。愛する人を失う個人的な痛みを、まるで世界が終わるかのような大きな悲劇に例えて歌い上げています。
イディオム・定型句
悲劇的な結末を迎える
“The reckless adventure will end in tragedy.”
避けられない破滅的な状況
“The bank's collapse unfolded like a Greek tragedy.”
共有地の悲劇
“Overfishing is a classic tragedy of the commons.”
tragedyを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about the fire downtown over the weekend?
Yes, it was an absolute tragedy. Many people lost their homes.
I feel so sorry for them. Is there any way we can help?
A charity is collecting donations for the victims of the disaster.
That's good to know. I hope they never suffer a tragedy like this again.
I agree. We need to prevent such an event from happening.
文化的背景
欧米の文学や演劇において、tragedy(悲劇)は古代ギリシャ時代から続く非常に格式高いジャンルです。人間の弱さや運命の残酷さを描く作品が多く、単なる「悲しい話」を超えた芸術的価値を持つ言葉として認識されています。
よくある質問
Q. tragedy とは?
非常に悲しい出来事や、取り返しのつかない大きな不幸のことです。『The accident was a terrible tragedy.(その事故は恐ろしい惨事だった)』のように、命に関わる深刻な場面で使われます。
Q. tragedy と disaster の違いは?
tragedy は人の死や深い悲しみといった感情的な痛ましさに焦点が当たります。一方の disaster は『a natural disaster(自然災害)』のように、広範囲に及ぶ物理的な破壊や損害に焦点を当てます。
Q. tragedy は日常の小さな失敗に使えますか?
日常の些細な失敗や不運に使うと、非常に大げさで不自然に聞こえます。小さな不運には『It was a minor misfortune.(ちょっとした不運だった)』のように misfortune を使うのが適切です。
Q. tragedy とよく一緒に使われる動詞は?
「悲劇に見舞われる」と言いたい時は suffer を使います。『The family suffered a tragedy.(その家族は悲劇に見舞われた)』のように表現します。また、防ぐ場合は prevent がよく使われます。
Q. tragedy を別の言葉で言い換えると?
出来事の悲惨さをより客観的に強調する場合は catastrophe に言い換えられます。『The war ended in a catastrophe.(戦争は大惨事に終わった)』のように、壊滅的な状況を表現できます。
CHECK QUIZ
Q: 「地震による大規模な物理的破壊」を表すのに最適な語は?
Q: 「その無謀な計画は悲劇に終わった」の自然な表現は?
Q: 経済学などで使われる「共有地の悲劇」の正しい英語表現は?