sow
- (動)種をまく
- (動)(不和などを)まき散らす
- (名)雌豚(めぶた)
発音のコツ
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動詞の sow は /soʊ/ と発音し、唇を丸めて「ソ」と言った後、なめらかに「ウ」へと移行する二重母音です。sew(縫う)や so(だから)と全く同じ発音になります。一方、名詞で「雌豚」を指す sow は /saʊ/(サウ)と発音し、cow(牛)や how(どうやって)と同じ母音になるため、品詞による発音の違いに注意しましょう。
活用形
- 三単現
- sows
- 進行形(-ing)
- sowing
- 過去形
- sowed
- 過去分詞
- sown
- 過去分詞は sowed となることもあります
- 複数形
- sows
- 名詞「雌豚」の複数形。発音は /saʊz/ になります
コアイメージ
植物の種を土にばらまいて植えることがコアイメージです。物理的な農業の場面だけでなく、比喩的に疑いや不和などの悪い感情や原因を広める時にも使います。
sowの意味・例文
動詞
種をまく
To plant seeds in the ground by scattering them.
My grandfather sowed wheat in this field.
祖父はこの畑に小麦の種をまきました。
農作物の種を土に植える最も一般的な表現です。
The machine can sow seeds much faster than humans.
その機械は人間よりもはるかに速く種をまくことができます。
農業技術や効率化の話題でもよく使われます。
Farmers are waiting for the rain to sow their crops.
農家は作物を作付けするために雨を待っています。
天候と農業の関連を報じる際によく登場します。
(不和などを)まき散らす
To introduce or spread feelings or ideas, especially negative ones.
The sudden policy change sowed confusion among the employees.
突然の社内規定の変更は、従業員の間に混乱をまき散らしました。
ネガティブな状況を引き起こす原因を表現します。
They tried to sow discord between the two nations.
彼らは二国間に不和の種をまこうとしました。
政治的な対立や分断をあおる文脈で頻出します。
Do not let his bitter words sow doubt in your mind.
彼の辛辣な言葉によって心に疑念を抱かないようにしてください。
人の心に悪い感情を植え付ける様子を描写します。
名詞
雌豚(めぶた)
An adult female pig.
The sow gave birth to ten healthy piglets.
その雌豚は10匹の健康な子豚を産みました。
畜産学や生物学の文脈で使われる専門用語です。
The farmer bought a new sow for breeding.
その農家は繁殖のために新しい雌豚を買いました。
雄豚(boar)と区別して明確に雌を指します。
Look at that huge sow sleeping in the mud!
泥の中で寝ているあの巨大な雌豚を見て!
農場での光景を描写する際にも使われます。
語源
sow は古英語の sāwan(種をまく)に由来し、さらに遡ると「まく」を意味する印欧語根にたどり着きます。土に種をばらまくという動作がそのまま受け継がれ、現在では比喩的に「問題の火種をまく」という意味にも発展しました。同じ語根を持つ関連語には、seed(種)や season(季節、元々は種まきの時期の意味)があります。
派生語・ファミリー
sowの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
sow は種を広範囲にばらまくこと、plant は苗や種を特定の位置にしっかりと植え付けること、scatter は種に限らず物を不規則に散らすことを表します。
よくある間違い
× I will sew the seeds tomorrow. ○ I will sow the seeds tomorrow. → sew は「縫う」、sow は「種をまく」です。発音は同じですが綴りと意味が異なります。
× He sawed the seeds in the field. ○ He sowed the seeds in the field. → saw は「ノコギリで切る」や see の過去形です。「種をまく」の過去形は sowed を使います。
コラム
豆知識
聖書には種まきにまつわる例え話が多く登場します。特に新約聖書の「種まく人のたとえ(Parable of the Sower)」は有名で、まかれた種(教え)が落ちる土壌(人の心)によって結果が変わるという教訓です。こうした背景から、英語圏では農業用語が道徳的な比喩として深く定着しています。
リアルな使われ方
ニュースや政治の文脈では、「sow division(分断をあおる)」や「sow confusion(混乱を招く)」というフレーズが頻出します。誰かが意図的に社会に悪影響を及ぼそうとする様子を、毒の種をまく動作に例えた非常に実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
1980年代のイギリスのバンド、ティアーズ・フォー・フィアーズの大ヒット曲『Sowing the Seeds of Love(愛の種をまく)』は、社会的なメッセージを込めた名曲として知られています。タイトル通り、愛や希望を広げようというポジティブな意味合いで使われています。
イディオム・定型句
自分でまいた種は自分で刈り取る、自業自得
“Don't complain about the result. You reap what you sow.”
〜の種をまく、〜の原因を作る
“Their strict policies sowed the seeds of rebellion.”
若い頃に放蕩する、遊び回る
“He sowed his wild oats before settling down and getting married.”
sowを使った会話例
週末のコミュニティガーデンで
This year, I want to sow wildflower seeds here.
That sounds lovely. When is the best time to do that?
Early spring is ideal. If we plant them too late, they won't bloom.
Make sure you don't sow them too close together.
Right. I will scatter them evenly across the soil.
Good luck! Remember, you reap what you sow.
文化的背景
農業は人類の歴史において重要な役割を果たしてきたため、sow や reap(刈り取る)といった農業用語は、日常会話やビジネスにおいて「原因と結果」や「努力と報酬」を表す比喩として非常に頻繁に用いられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. sow とは?
植物の種をまく、または比喩的に問題や感情の種をまき散らすことです。『Farmers sow seeds in spring.(農民は春に種をまく)』のように農業の文脈でよく使われます。
Q. sow と plant の違いは?
plant は苗や木を特定の位置に「植える」ことに重点があり、sow は種を広範囲に「ばらまく」ことに重点があります。『plant a tree(木を植える)』とは言いますが、sow a tree とは言いません。
Q. 比喩的な使い方はありますか?
はい、疑いや不和などのネガティブな感情を広める時によく使われます。『The article sowed doubt among the public.(その記事は大衆の間に疑念を抱かせた)』のように使います。
Q. sow の過去形と過去分詞形は?
過去形は sowed、過去分詞形は sown または sowed です。『The field was sown with wheat.(その畑には小麦がまかれていた)』のように、受動態では sown が好まれます。
Q. sow と sew(縫う)の発音は違いますか?
いいえ、動詞の sow と sew はどちらも「ソウ」と発音し、完全に同じ音(同音異義語)です。『I sew a button.(ボタンを縫う)』と混同しないよう文脈で判断します。
CHECK QUIZ
Q: 庭に「トマトの苗を植える」の自然な表現は?
Q: 「You reap what you ( ).」ということわざに入る動詞は?
Q: ニュースの見出し「The hacker aimed to sow chaos.」の意味は?