quite
- (副)かなり、なかなか
- (副)完全に、すっかり
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
quite の発音は /kwaɪt/ です。最初の「k」と「w」を素早くつなげて、唇を丸めながら「クワ」と発音します。続く母音は「アイ」と二重母音になり、口をしっかり動かして音を変化させます。最後の「t」は舌先を上の歯茎の裏に当てて息を止め、軽く破裂させます。「クワイト」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 比較級
- quite
- 比較変化を持たない単語です
コアイメージ
「かなり」という中程度の強調から、「完全に」という絶対的な状態まで、程度を強調することがコアイメージです。想像していたよりも程度が上回っている時や、状態が100%であることを伝える時に使います。
quiteの意味・例文
副詞
かなり、なかなか
To a certain or significant extent or degree; fairly.
It is quite cold outside today.
今日は外がかなり寒いです。
予想していたよりも程度が高いことを表します。
The new software is quite useful for our team.
新しいソフトウェアは私たちのチームにとってかなり役立ちます。
中程度以上の高い評価を与える時に適しています。
The results of the experiment were quite surprising.
その実験の結果はかなり驚くべきものでした。
客観的な事実に対して驚きや強調を加えます。
I am quite busy right now.
今、かなり忙しいんだ。
日常的な状況を少し強調したい時に便利です。
完全に、すっかり
To the utmost or most absolute extent or degree; absolutely.
Are you quite sure about that?
それについて完全に確信していますか?
sure や right など限界のある形容詞を修飾します。
I have not quite finished the report yet.
まだ報告書を完全には終えていません。
not quite で「完全には〜ない」という部分否定になります。
That is quite impossible under the current circumstances.
現在の状況下ではそれは完全に不可能です。
impossible などの極限形容詞を100%の状態として強調します。
語源
quite は古フランス語の quitte(解放された)に由来します。義務から完全に解放された状態を表すことから「完全に、すっかり」という意味になりました。その後、現代に向けて「かなり」「まあまあ」と程度を表す意味へと派生していきました。同じ「解放」の語根を持つ関連語には、quit(やめる)があります。
派生語・ファミリー
quiteの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
quite は「かなり」と中程度の強調を表し、very は quite よりも強い強調を示し、completely は「完全に」と100%の状態を表します。
よくある間違い
× He is a quite good player. ○ He is quite a good player. → quite は冠詞 a の前に置くのが正しい語順です。very の場合と異なるので注意しましょう。
× I didn't quite understand.(全く〜ないの意で) ○ I didn't completely understand. → not quite は「完全には〜ない」という部分否定です。「全く〜ない」と全否定するには completely を使います。
コラム
豆知識
語源の quitte(解放された)は、ラテン語の quietus(静かな、休んでいる)に遡ります。借金を返し終わって「静かな状態(自由の身)になった」ことから、「完全に」という意味が生まれました。quiet(静かな)とスペルが似ているのは、実はいずれも同じ語源から派生した親戚の単語だからです。
リアルな使われ方
ネイティブは会話の中で、相手の意見に同意する時に「Quite right.(全くその通り)」というフレーズをよく使います。特にイギリス英語では、単独で「Quite.(同感です)」と相槌を打つこともあります。フォーマルな響きがあり、知的で落ち着いた印象を与えることができる便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
映画『フォレスト・ガンプ(Forrest Gump)』の中で、主人公が「I was quite tired.(かなり疲れていた)」と語るシーンがあります。長い距離を走り続けた後のセリフですが、あえて very ではなく quite を使うことで、彼の素朴でどこか淡々としたキャラクター性が表現されています。
イディオム・定型句
かなり多くの
“There were quite a few people at the party.”
全くその逆で
“I am not tired; quite the contrary.”
完全には〜ない、ちょっと違う
“That is not quite what I meant.”
quiteを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you finish the report for the meeting?
Not completely. I am not quite finished with the data analysis yet.
Is it taking longer than expected?
Yes, there were quite a few errors in the original spreadsheet.
That sounds frustrating. Do you need help?
No, I am quite sure I can handle it by noon.
Okay. Let me know if it gets very difficult.
Thanks! I will let you know if I need a hand.
文化的背景
quite はイギリス英語とアメリカ英語でニュアンスが大きく異なる単語の代表例です。アメリカでは「かなり」「とても」と肯定的な強調になりますが、イギリスでは「まあまあ」「悪くはない」と控えめな評価として受け取られることが多く、ビジネスや日常会話での誤解の原因になることがあるので注意が必要です。
よくある質問
Q. quite とは?
程度が中程度以上であることを示す「かなり」や、状態が100%であることを示す「完全に」という意味の副詞です。『It is quite cold today.(今日はかなり寒い)』のように使います。
Q. quite と very の違いは?
quite は「まあまあ」「なかなか」という中程度の強調で、very はそれよりも強く「とても」という意味になります。『The test was quite difficult.(かなり難しかった)』のように使い分けます。
Q. イギリス英語とアメリカ英語で quite の意味は違いますか?
アメリカ英語では「かなり」と肯定的な強調になりますが、イギリス英語では「まあまあ」と控えめな評価になります。『It was quite good.(まあまあ良かった)』とイギリスで言うと妥協的な響きになります。
Q. quite a few とはどういう意味ですか?
「かなり多くの」という意味の定型フレーズ quite a few が有名です。few は単独だと「ほとんどない」ですが、『I have quite a few friends.(かなり多くの友人がいる)』のように肯定的な多さを表します。
Q. quite をフォーマルに言い換えると?
「完全に」という意味で使う場合は completely に言い換えられます。『I am quite sure.』を『I am completely sure.(完全に確信している)』とすると、より客観的で明確な表現になります。
CHECK QUIZ
Q: 次のうち、最も程度が強い(100%に近い)表現はどれ?
Q: イギリス人が「The food was quite good.」と言った時のニュアンスは?
Q: 「彼はかなりの天才だ」の正しい語順は?