menace
- (名)脅威、危険なもの
- (名)厄介者、困りもの
- (動)〜を脅かす
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
menace は最初の「me」にアクセントを置きます。日本語の「メ」より口を少し横に引き、はっきりと発音します。後半の「nace」は「ナス」ではなく、力を抜いて「ニス」と「ナス」の中間のような曖昧な音(/nəs/)にし、最後は「ス」と息だけで終わらせます。「メナス」と平坦で強いカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- menaces
- 進行形(-ing)
- menacing
- 過去形
- menaced
- 過去分詞
- menaced
- 複数形
- menaces
コアイメージ
今にも危害を加えそうな差し迫った危険や、周囲を困らせる厄介な存在であることがコアイメージです。社会的な脅威について語る時や、日常会話でイタズラ好きな子供を指す時に使います。
menaceの意味・例文
名詞
脅威、危険なもの
A person or thing that is likely to cause harm.
Drunk driving is a menace to society.
飲酒運転は社会に対する脅威です。
社会全体に悪影響を及ぼす重大な問題を表現します。
Plastic waste has become a growing menace to marine life.
プラスチックごみは海洋生物にとって増大する脅威となっています。
環境や生態系を脅かす存在としてよく使われます。
The escaped lion was a menace to the neighborhood.
逃げ出したライオンは近隣住民にとって脅威でした。
物理的な危害を加える恐れのあるものにも適しています。
厄介者、困りもの
A person, especially a child, who is annoying or causes trouble.
My little brother is a real menace when he is bored.
私の弟は退屈している時、本当に厄介者です。
イタズラをして周囲を困らせる子供を指す定番の表現です。
That neighbor's dog is a menace.
あの近所の犬は本当に困りものです。
迷惑をかける動物や人に対してあきれた感情を込めて使います。
Stop being such a menace!
そんなに迷惑をかけるのはやめてください!
相手の迷惑な行動を直接やめさせたい時に使えます。
動詞
〜を脅かす
To threaten, especially in a serious or severe way.
The hurricane is menacing the coastal towns.
そのハリケーンは沿岸の町を脅かしています。
自然災害などが今にも被害をもたらしそうな状況を表します。
The country was menaced by economic instability.
その国は経済的な不安定さに脅かされていました。
国家や組織が直面する危機的な状況を表現できます。
Deforestation menaces the survival of many species.
森林伐採は多くの種の生存を脅かします。
よりフォーマルな文脈で「危険にさらす」という意味で使います。
語源
menace はラテン語の minacia(脅すこと)が語源です。さらに遡ると「突き出る」を意味する minere に由来し、今にも頭上に落ちてきそうな突き出た岩の恐ろしさから「脅威」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、前に突き出ていることから「著名な」を意味する prominent があります。
派生語・ファミリー
menaceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
menace は差し迫った悪意や危害を感じさせる脅威を、threat は危害を加えるという警告や可能性を、danger は危害を受けるかもしれない一般的な危険な状態を表します。
よくある間違い
× Drunk drivers are a menace for society. ○ Drunk drivers are a menace to society. → 「〜に対する脅威」と言う場合、対象への方向性を示す前置詞 to を使うのが決まり文句です。
× The storm is menacing to the city. ○ The storm is menacing the city. → 動詞の menace は他動詞なので、直後に前置詞を置かずに目的語をとります。
コラム
豆知識
語源であるラテン語の minere(突き出る)は「今にも落ちてきそうな岩」を連想させました。この「頭上に突き出た岩」というイメージが、いつ危害が及ぶか分からない「脅威」へと意味を変えていきました。目に見える圧迫感が、言葉の根底に流れています。
リアルな使われ方
ネイティブは、SNS でわざと迷惑な行動をとる人や、空気を読まない面白い友人を指して「He's a menace.」と表現することがあります。深刻な犯罪者だけでなく、ネットミーム的な文脈でも「手に負えない奴」というニュアンスでよく使われる表現です。
映画・音楽での使われ方
1951 年から続くアメリカの人気コミック『Dennis the Menace(わんぱくデニス)』は、イタズラ好きの男の子が主人公です。ここでの menace は「わんぱく坊主」「困りもの」という意味で使われており、日常会話での砕けた用法がよく分かる作品です。
イディオム・定型句
社会の脅威
“He is considered a menace to society.”
公共の脅威、社会の厄介者
“That reckless driver is a public menace.”
脅迫して(法律用語)
“He was charged with demanding money with menaces.”
menaceを使った会話例
土曜の午前、近所でご近所さんと
Have you seen the new stray dog in our neighborhood?
Yes, it chased my car yesterday. It is becoming a real menace.
I agree. We should call animal control before it becomes a threat to children.
Exactly. I heard it was menacing the mail carrier this morning, too.
That is a serious danger. We cannot ignore it.
I will make the call right now. We do not need a public menace wandering around.
文化的背景
英語圏では、イタズラばかりして周囲を困らせる子供を「little menace」と呼ぶことがよくあります。深刻な「脅威」という意味だけでなく、愛情やあきれた感情を込めた「厄介者」としての使い方が日常会話に深く根付いています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. menace とは?
今にも危害を加えそうな脅威や、周囲を困らせる厄介者のことです。『Drunk driving is a menace to society.(飲酒運転は社会の脅威だ)』のように使います。
Q. menace と threat の違いは?
threat は「危害を加えるという警告」を指すのに対し、menace は「不気味さや悪意」を強く感じさせます。『He is a menace.』の方が、実際に行動を起こしそうな厄介な印象を与えます。
Q. menace は日常会話でも使いますか?
はい、イタズラ好きの子供や迷惑な動物を指して「厄介者」という意味でよく使われます。『My little brother is a real menace.(弟は本当に厄介者だ)』のように表現できます。
Q. menace の後に続く前置詞は?
「〜に対する脅威」と言う時は前置詞 to を使います。『Plastic waste is a menace to the environment.(プラスチックごみは環境への脅威だ)』のように、方向性を示す to が最適です。
Q. menace の形容詞形はどう使いますか?
形容詞形は menacing で「脅威的な」「不気味な」という意味になります。『He gave me a menacing look.(彼は私を威圧的に睨みつけた)』のように、表情や雰囲気が恐ろしい時に使います。
CHECK QUIZ
Q: 「飲酒運転は社会に対する脅威だ」の自然な表現は?
Q: 「Her little son is a real menace.」のニュアンスに最も近いのは?
Q: 「言葉による具体的な警告」を表すのに最適な名詞は?