digression
- (名)余談、脱線
発音のコツ
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アクセントは真ん中の「gre」に置きます。最初の母音は「ディ」や「ダイ」と発音されます。「r」は舌先をどこにも当てずに軽く巻き、「レ」と発音します。最後の「sion(ʃən)」は、唇を少し前に突き出して「シュ」と息を出し、短く「ン」に繋げます。全体的に滑らかに繋げて発音しましょう。
活用形
- 複数形
- digressions
コアイメージ
本筋や主要な話題から一時的に逸れて、別の方向へ進むことがコアイメージです。話や文章が脱線し、余談や横道に逸れる状況を論理的・客観的に伝えたい時に使います。
digressionの意味・例文
名詞
余談、脱線
A temporary departure from the main subject in speech or writing.
I apologize for the digression, but we must discuss the budget.
余談になり申し訳ありませんが、予算について話し合わなければなりません。
会議で本題から逸れたことを謝罪する定番のフレーズです。
The professor's lecture was full of interesting digressions.
教授の講義は興味深い余談でいっぱいでした。
講義や論文で横道に逸れるエピソードを指す際に使います。
Let's return to the main point after that brief digression.
少し脱線しましたが、本題に戻りましょう。
脱線した話を元に戻す時に便利な表現です。
語源
digression は、ラテン語の接頭辞 dis-(離れて)と gradi(歩く・進む)から成り立っています。本来の道から離れて歩いていく様子から、「話や文章が本筋から逸れること」や「余談」という意味に発展しました。同じ gradi(歩く・進む)の語根を持つ関連語には、progress(前に進む=進歩する)があります。
派生語・ファミリー
digressionの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
digression は話や文章が一時的に本筋から逸れること、deviation は規則や基準から外れること、distraction は注意をそらして集中を妨げることを表します。
よくある間違い
× Let me digression for a moment. ○ Let me digress for a moment. → digression は名詞です。動詞として「脱線する」と言う場合は digress を使います。
× It is a digression of the main topic. ○ It is a digression from the main topic. → 「〜からの逸脱・脱線」と言う場合、起点を表す前置詞 from を使います。
コラム
豆知識
digression の語源であるラテン語の gradi(歩く・進む)は、英語の多くの重要な単語を生み出しました。前に進む progress、後ろに下がる regress、段階的に進む gradual など、すべて「歩み」をイメージすると単語同士の繋がりがよく理解できます。
リアルな使われ方
ネイティブは自分が長く話しすぎて本題から逸れたことに気づいた時、「But I digress.(話が逸れました、余談はさておき)」と言って自ら軌道修正します。これは非常に知的な印象を与える実用的なフレーズで、プレゼンテーションや日常会話で頻繁に使われます。
映画・音楽での使われ方
アメリカのシットコム『ビッグバン★セオリー(The Big Bang Theory)』では、知的なキャラクターが自分の専門知識を語りすぎて話が脱線し、自ら「But I digress」と言って本題に戻るシーンがよく見られます。オタク気質な会話の典型的なパターンとして描かれています。
イディオム・定型句
余談ですが、話は逸れますが
“Pardon the digression, but did you see the news?”
余談として、ついでながら
“He added a funny story by way of digression.”
digressionを使った会話例
月曜の午後、会議室で同僚と
We need to finalize the marketing strategy today.
Right. Oh, speaking of marketing, did you see the new ad?
Let's avoid any digression. We don't have much time.
You are right. Sorry for the distraction.
No problem. Let's get back to the main topic.
Okay, I will share the data without further digressions.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。欧米のビジネスや学術の場では、論理的な一貫性が重視されるため、話が本筋から逸れることを明確に意識します。そのため、意図的に脱線する際や、本題に戻る際のクッション言葉として非常によく登場する単語です。
よくある質問
Q. digression とは?
話や文章が本筋から一時的に逸れること、またはその余談を指す名詞です。『I apologize for the digression.(脱線してすみません)』のように、会議や講義でよく使われます。
Q. digression は日常会話でも使いますか?
日常会話でも使いますが、ややフォーマルな響きがあります。カジュアルな場面では『I'm getting off topic.(話が逸れてきた)』のように表現する方が自然です。
Q. digression と deviation の違いは何ですか?
digression は話や文章が本題から逸れることに特化して使われます。一方の deviation は『a deviation from the plan(計画からの逸脱)』のように、基準や規則から外れることを広く表します。
Q. 「話を元に戻す」と英語で言うには?
脱線した後に本題へ戻る時は、get back on track が便利です。『Let's get back on track after that digression.(余談から本題に戻りましょう)』のように表現します。
Q. digression の動詞形は何ですか?
動詞形は digress(脱線する)です。『I digress.(余談はさておき)』は、自分が脱線した後に話を元に戻すための決まり文句として、ネイティブが非常によく使います。
CHECK QUIZ
Q: 規則や基準からの「逸脱」を表すのに最適な単語は?
Q: 「脱線してすみません」と動詞を使って表す正しい文は?
Q: 「本題からの脱線」を英語で言うと?