consensus

  • ()(集団の)総意、意見の一致
UK/kənˈsɛn.səs/

発音のコツ

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consensus は真ん中の母音「e」にアクセントを置きます。最初の「con」と最後の「sus」は力を抜いて曖昧母音(シュワー)にし、「クン」「サス」のように軽く短く発音してください。「コンセンサス」とすべての音をはっきりと平坦に読むカタカナ発音にならないよう、強弱のリズムを意識することが大切です。

活用形

複数形
consensuses
複数形は存在しますが、日常的には単数形や不可算名詞として使われます。

コアイメージ

集団のメンバー全員、あるいは大多数の意見が一致している状態がコアイメージです。会議や話し合いで、全体としての合意や総意に達したことを表す時に使います。

consensusの意味・例文

名詞

countable / uncountable

(集団の)総意、意見の一致

A generally accepted opinion or decision among a group of people.

ビジネス

It is difficult to reach a consensus on this complex issue.

この複雑な問題について合意に達するのは困難です。

reach a consensus はビジネス会議で最も頻出する組み合わせです。

ニュース

The growing consensus among scientists is that the climate is changing.

科学者たちの間で高まりつつある総意は、気候が変動しているということです。

専門家や集団の大多数が同じ見解を持っている状況を表します。

アカデミック

There is a broad consensus that early education is important.

早期教育が重要であるという幅広い意見の一致があります。

broad consensus で「広範な合意」を意味する学術的な定番表現です。

フォーマル

The committee made the decision by consensus rather than by voting.

委員会は投票ではなく合意によって決定を下しました。

by consensus で「満場一致で」「合意によって」という意味になります。

語源

consensus はラテン語の consentire(意見が合う)に由来し、接頭辞 con-(共に)と sensus(感じる、思う)から成り立っています。集団のメンバーが「共に同じように感じる」という成り立ちから、「意見の一致」や「総意」という意味に発展しました。同じ sensus の語根を持つ関連語には、sense(感覚)があります。

派生語・ファミリー

形容詞consensual

consensusの使い方

よく使う組み合わせ

reach a consensus (合意に達する)build a consensus (合意を形成する)a broad consensus (幅広い合意)a general consensus (一般的な総意)lack of consensus (意見の不一致)

使い分け

consensus は集団全体の意見の一致を、agreement は2者以上の間の合意や契約を、consent は他者の提案や要求に対する許可や同意を表します。

The team reached a consensus.

集団全体の意見がまとまった状態を指します。

We signed the agreement today.

契約や取り決めなど、公式な合意を指します。

You need your parents' consent.

相手の申し出に対する許可や承諾を指します。

よくある間違い

× We need to consensus on this plan. ○ We need to reach a consensus on this plan. → consensus は名詞です。合意すると動作を表す場合は、reach などの動詞と組み合わせます。

× The consensus of opinion is that we should wait. ○ The consensus is that we should wait. → consensus 自体に「意見の一致」という意味が含まれるため、of opinion を続けると意味が重複します。

コラム

豆知識

政治や国際会議の場では、多数決(majority rule)ではなく「コンセンサス方式」で物事を決めることがよくあります。これは反対者が一人もいない状態を目指す仕組みで、少数意見を無視しないための重要な意思決定プロセスとして知られています。

リアルな使われ方

ニュースや日常会話では "The general consensus is that..."(大方の意見は〜だ)というフレーズが頻出します。文法家の中には consensus だけで「総意」なので general は重複表現だと指摘する人もいますが、ネイティブの間では非常に自然な定型表現として定着しています。

映画・音楽での使われ方

法廷ドラマや映画で、陪審員(jury)が有罪か無罪かを話し合うシーンでは consensus がよく登場します。例えば、名作映画『12人の怒れる男(12 Angry Men)』のような密室劇では、全員の意見を一致させる「reach a consensus」の難しさが描かれています。

イディオム・定型句

定型句by consensus

満場一致で、合意によって

The decision was made by consensus.

定型句build consensus

合意形成を図る、意見をまとめる

A leader must know how to build consensus.

定型句a growing consensus

高まりつつある意見の一致

There is a growing consensus on this issue.

consensusを使った会話例

午後の会議室で、プロジェクトチームの同僚と

A

We need to reach a consensus on the new marketing strategy today.

B

I agree, but there is still some disagreement about the budget allocation.

A

Let's discuss the details to build a broad consensus among the team.

B

Okay. If we can't decide, should we vote on it?

A

I'd prefer to decide by consensus rather than by majority rule.

B

That makes sense. I will explain the numbers again to get everyone's consent.

文化的背景

日本のビジネスシーンでは「事前にコンセンサスを取る(根回しをする)」という使い方をよくしますが、英語本来の consensus には「裏での事前の根回し」というニュアンスはありません。あくまで公式な場で集団の意見が一致した状態を指します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. consensus とは?

集団のメンバー全員、あるいは大多数の意見が一致している状態のことです。『We finally reached a consensus.(ついに総意に達した)』のように、会議や議論の結論を表す際に使います。

Q. consensus と agreement の違いは?

consensus は集団全体の意見がまとまることを強調します。一方の agreement は『sign an agreement(契約書に署名する)』のように、2者間の合意や公式な契約を指すことが多いです。

Q. 「合意に達する」と言いたい時、どの動詞を使いますか?

reach や arrive at を使うのが一般的です。『The committee arrived at a consensus.(委員会は合意に達した)』は、ビジネスやニュースで頻出するコロケーションです。

Q. consensus に a を付けることはできますか?

はい、可算名詞としても不可算名詞としても使えます。『reach a consensus』のように特定の合意を指す場合は a を付け、『decide by consensus』のように概念として扱う場合は無冠詞になります。

Q. 日本語の「コンセンサスを取る」と英語の consensus は同じですか?

日本語では「事前に根回しをする」という意味で使われがちですが、英語では会議などでの「集団全体の意見の一致」を指します。『build a consensus(合意形成を図る)』と言うとより自然です。

CHECK QUIZ

Q: 「この問題について合意に達する」の自然な表現は?

Q: ビジネスで「契約書」や「協定」を指すのに最も適した単語は?

Q: 英語の「decision by consensus」が意味するものは?