concede
- (動)しぶしぶ認める
- (動)敗北を認める、譲る
発音のコツ
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concede の発音は /kənsíːd/ です。アクセントは後半の「ce」に置きます。最初の「con」は口をリラックスさせ、曖昧な母音で「カ」と「コ」の中間のように軽く発音します。後半の「cede」は口を横に引き、「スィード」と母音を長く伸ばします。最後の /d/ は喉の奥を閉じて軽く音を響かせる程度に留めましょう。
活用形
- 三単現
- concedes
- 進行形(-ing)
- conceding
- 過去形
- conceded
- 過去分詞
- conceded
コアイメージ
抵抗や議論の末に、しぶしぶ事実や敗北を受け入れることがコアイメージです。自分の非を認めたり、相手に権利や勝利を譲り渡したりする時に使います。
concedeの意味・例文
動詞
しぶしぶ認める
To reluctantly accept that something is true or valid.
We must concede that the project was a failure.
プロジェクトが失敗だったと認めざるを得ません。
不本意ながら事実を受け入れるニュアンスがあります。
The author concedes that his theory has some flaws.
著者は自身の理論にいくつかの欠陥があることを認めています。
論文などで対立意見に一定の理解を示す際に使います。
I concede that you were right about the weather.
天気についてはあなたが正しかったと認めます。
議論の末に相手の正しさを認める場面に適しています。
The government conceded the need for immediate reform.
政府は即時改革の必要性を認めました。
公式な立場で要求や必要性を受け入れる表現です。
敗北を認める、譲る
To admit defeat in a contest, or to yield a right or privilege.
The candidate decided to concede the election on Wednesday.
その候補者は水曜日に選挙の敗北を認める決断をしました。
政治ニュースで頻出する重要な定型表現です。
Okay, I concede. You win this time.
わかった、降参します。今回はあなたの勝ちです。
自動詞として使い、言い争いや勝負から降りることを示します。
The team conceded two goals in the second half.
そのチームは後半に2失点を喫しました。
スポーツにおいて相手に得点を許すことを表します。
We cannot afford to concede any more market share.
これ以上市場シェアを明け渡す余裕はありません。
物理的な陣地や権利を相手に譲り渡す意味合いです。
語源
concede は、接頭辞 con-(完全に)と cedere(行く、譲る)から成り立っています。相手の主張や圧力に対して「完全に譲り渡す」という成り立ちから、しぶしぶ認めたり譲歩したりする現在の意味に発展しました。同じ cedere(行く)の語根を持つ関連語には、proceed(前に進む)や recede(後退する)があります。
派生語・ファミリー
concedeの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
concede は議論の末にしぶしぶ事実や敗北を認め、admit は自発的に自分の非や事実を認め、yield は圧力や力に屈して相手に権利や場所などを譲り渡します。
よくある間違い
× I concede to that you are right. ○ I concede that you are right. → concede は他動詞として直接 that 節をとります。前に前置詞の to を置く必要はありません。
× The candidate conceded from the election. ○ The candidate conceded the election. → 「選挙の敗北を認める」は concede the election と直接目的語をとるのが一般的な定型表現です。
コラム
豆知識
concede の語根 cedere はラテン語で「行く、譲る」を意味します。この語根は英語に深く根付いており、前に進む proceed(pro: 前へ + cedere)、後退する recede(re: 後ろへ + cedere)など、方向を表す接頭辞と組み合わせて多くの重要な単語を生み出しました。
リアルな使われ方
ニュース報道では、選挙の開票速報で「敗北を認める」という意味の concede が頻出します。候補者が「I concede the election.」と宣言する瞬間は、長い選挙戦の事実上の終結を意味する決定的な場面として報じられます。ビジネスの交渉事でもよく登場する表現です。
映画・音楽での使われ方
アメリカの法廷ドラマなどのディベートや交渉シーンでは、相手の論理的な指摘に対して反論できない時に、一言「I concede.(私の負けだ、その点は認めよう)」と短く返す場面がよく登場します。感情的にならず、知的で潔く引き下がる響きを持つため、映画やドラマの脚本で好まれる表現です。
イディオム・定型句
敗北を認める
“The champion had to concede defeat.”
相手の主張の正しさを認める
“I will concede a point on that issue.”
譲歩する、妥協する
“Neither side is willing to concede ground.”
concedeを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
I have to concede that your marketing strategy worked perfectly.
Thank you. I know you were skeptical at first.
Yes, I didn't want to admit it, but the sales numbers prove it.
We shouldn't concede ground to our competitors now. We need to keep pushing.
Agreed. I will never yield our market share to them.
Let's discuss the next campaign on Monday.
文化的背景
アメリカの政治文化において、選挙の敗者が行う敗北宣言(concession speech)は非常に重要な儀式です。敗者が結果を潔く受け入れ、勝者を祝福することで、平和的な権力の移行と社会の分断を防ぐ役割を果たしています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. concede とは?
抵抗や議論の末に、しぶしぶ事実や敗北を認めることです。『He conceded that he was wrong.(彼は自分が間違っていたと認めた)』のように、不本意ながら受け入れる場面で使います。
Q. concede と admit の違いは?
admit は単に事実や非を認めることですが、concede は「最初は抵抗していたが、最終的にしぶしぶ認める」というプロセスを含みます。『I concede the point.』の方が悔しさがにじみます。
Q. スポーツのニュースで concede はどのように使われますか?
サッカーやラグビーなどで「失点する」という意味で頻繁に使われます。『The team conceded a goal.(チームは失点した)』のように、相手に得点を譲ってしまった状況を表します。
Q. concede を日常会話でカジュアルに言い換えると?
「降参する、負けを認める」という意味なら give in や admit defeat が自然です。『Okay, I give in.(わかった、降参するよ)』のように、友人同士の軽い口論を終わらせる時に便利です。
Q. どんな場面で concede を使うのが不自然ですか?
嬉しい事実や、最初から全く異論がないことを認める時には使いません。その場合は agree や acknowledge が適切です。『I agree with your idea.』のように前向きな表現を選びましょう。
CHECK QUIZ
Q: 「最初は反対していたが、議論の末にしぶしぶ間違いを認めた」に最適な動詞は?
Q: サッカーの試合で「3失点した」の自然な表現は?
Q: 「concede the election」が意味する状況はどれ?