authority
- (名)権限、権力
- (名)権威、第一人者
- (名)(複数形で)当局
発音のコツ
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authority は2音節目の「th」と「o」にアクセントが来ます。「th」は舌先を上の前歯に軽く当てて息を摩擦させます。続く「o」は「オー」ではなく、口をリラックスさせた「アー」に近い音(/ɔː/ または /ɑː/)で発音します。「オーソリティ」と日本語のカタカナで平坦に読まず、第2音節を強く長めに発音するのがコツです。
活用形
- 複数形
- authorities
コアイメージ
他者を従わせる正当な権利や、専門的な知識に基づく圧倒的な影響力がコアイメージです。組織における権力や、ある分野の第一人者について言及する時に使います。
authorityの意味・例文
名詞
権限、権力
The power or right to give orders or make decisions.
Only the manager has the authority to approve this budget.
この予算を承認する権限はマネージャーにしかありません。
have the authority to do で「〜する権限がある」という意味になります。
The police acted beyond their legal authority.
警察は法的な権限を越えて行動しました。
beyond one's authority で「権限を越えて」を表します。
You have no authority to tell me what to do.
あなたに私へ指図する権限はありません。
相手の不当な干渉を拒絶する際によく使われる表現です。
権威、第一人者
A person with extensive or specialized knowledge about a subject.
She is a leading authority on ancient history.
彼女は古代史におけるトップクラスの権威です。
an authority on で「〜の権威」という定番の組み合わせです。
The doctor is considered a global authority in brain surgery.
その医師は脳外科手術における世界的な権威と見なされています。
専門分野を in で表すこともあります。
We consulted an independent authority to resolve the dispute.
私たちは紛争を解決するために独立した専門家に相談しました。
頼りになる専門家や有識者を指す際にも使われます。
(複数形で)当局
The people or organizations in power, especially the government or police.
The local authorities ordered an immediate evacuation.
地方当局は即時避難を命じました。
the authorities と複数形で使うと「当局」を意味します。
You must report the incident to the proper authorities.
適切な関係機関にその事件を報告しなければなりません。
proper authorities で「関係当局」「しかるべき機関」を表します。
Health authorities are monitoring the spread of the virus.
保健当局はウイルスの感染拡大を監視しています。
health authorities(保健当局)のように特定の分野を前につけます。
語源
authority は、ラテン語の auctor(創始者、著者)に由来しています。物事を生み出す人が持つ影響力や保証から、「正当な権力」や「専門的な権威」へと意味が発展しました。同じ auctor の語根を持つ関連語には、author(著者)や authentic(本物の、信頼できる)があります。
派生語・ファミリー
authorityの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
authority は正当に認められた権限や影響力を、power は物理的・社会的な力の大きさを、control は物事や人を思い通りに操る支配力を表します。
よくある間違い
× He is an authority of biology. ○ He is an authority on biology. → 「〜の権威」と言う場合、前置詞は of ではなく on を使うのが一般的です。
× You must contact the authority. ○ You must contact the authorities. → 「当局」「関係機関」という意味で使う場合は、必ず複数形の authorities にします。
コラム
豆知識
authority は「著者」を意味する author と同じ語源を持ちます。昔は「書物を書く人=豊富な知識を持つ絶対的な存在」であったため、著者が社会的な権威や権力と結びついていた歴史的背景がうかがえます。
リアルな使われ方
ネイティブは噂話をする際、「I have it on good authority that...(確かな筋からの情報なんだけど…)」という表現をよく使います。情報の出所が信頼できることを強調するための便利な定型句です。
映画・音楽での使われ方
2000年代に活躍したアメリカのロックバンド「Authority Zero」や、権力への反抗を描いた映画など、大衆文化において authority はしばしば「打ち倒すべき体制側」の象徴として描かれます。
イディオム・定型句
確かな筋から
“I have it on good authority that he is quitting.”
上層部、より上位の権威
“We need approval from a higher authority.”
権力を見せつける、存在感を示す
“The new manager quickly stamped her authority on the team.”
authorityを使った会話例
オフィスの会議室で、新しいプロジェクトについて
Do we have the authority to hire new staff for this project?
No, we need to get approval from a higher authority first.
I see. Who has the power to make the final decision?
The regional manager. She is an authority on budget allocation.
Okay. I will ask her directly this afternoon.
Good idea. Make sure we don't act beyond our authority.
文化的背景
欧米の社会では「authority(権威・権力)」に対して盲目的に従うのではなく、その正当性を疑うこと(question authority)が重要だとされる文化があります。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. authority とは?
正当な権利に基づく決定権や、専門的な知識を持つ第一人者を指します。『Who is in authority here?(ここの責任者は誰ですか)』のように、責任の所在を確認する時にも使います。
Q. authority はどんな場面で使いますか?
職場での決裁権限を確認したり、専門家を紹介したりする場面で使います。『I don't have the authority to do that.(私にはそれをする権限がありません)』はビジネスでよく断る際に使われます。
Q. authority は数えられますか?
意味によって変わります。抽象的な「権限」の場合は不可算名詞ですが、「権威ある人」の場合は可算名詞です。『He is an authority on art.(彼は美術の権威だ)』のように数えられます。
Q. authority の動詞形や形容詞形は?
動詞形は authorize(認可する)、形容詞形は authoritative(権威ある、高圧的な)です。『The manager authorized the payment.(マネージャーが支払いを承認した)』のように実務で頻出します。
Q. authority を使った便利な表現は?
『on good authority(確かな筋からの情報で)』が便利です。『I have it on good authority that he is leaving.(彼が辞めるという確かな情報がある)』のように、噂話の信憑性を高める時に使います。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は経済学の権威だ」と言いたい時の自然な表現は?
Q: 「The local authorities」が指すものとして最も適切なのは?
Q: 「彼には契約書にサインする( )がある」に最も適した単語は?