wrong

  • ()間違った、誤った
  • ()不適切な、ふさわしくない
  • ()具合が悪い、故障して
  • ()間違って、誤って
  • ()悪、不正、過ち
UK/wrɔŋ/

発音のコツ

▶ 表示する

wrong は最初の w を発音せず、r から始まります。唇を丸めて突き出し、舌を巻いて「ル」の構えから「ロ」と発音します。母音の /ɔ/ は口を縦に開けて長めに「オー」と響かせ、最後の ng /ŋ/ は鼻に抜けて響く音で締めます。「ロング」と日本語のラ行にならないよう注意しましょう。

活用形

三単現
wrongs
進行形(-ing)
wronging
過去形
wronged
過去分詞
wronged
複数形
wrongs

コアイメージ

基準となる事実や道徳から外れていることがコアイメージです。答えが間違っている時や、機械の調子が悪い時、道徳的に正しくないと感じる時に使います。

wrongの意味・例文

形容詞

間違った、誤った

Not correct or true; morally bad.

日常会話

You have the wrong number.

電話番号をお間違えです。

間違い電話を受けた時の定番のフレーズです。

日常会話

I think we took the wrong turn.

私たちは曲がる道を間違えたと思います。

方向や選択を誤った時に使います。

アカデミック

It is wrong to steal from others.

他人から盗むことは間違っています。

道徳的・倫理的に悪であることを表します。

不適切な、ふさわしくない

Not suitable or appropriate for a particular purpose.

ビジネス

He is the wrong person for this job.

彼はこの仕事には不適任です。

目的や役割に対して合っていないことを示します。

日常会話

You said that at the wrong time.

あなたはそれを言うタイミングが悪かったです。

状況にそぐわないことを表現します。

SNS・カジュアル

She wore the wrong shoes for hiking.

彼女はハイキングに不適切な靴を履いていました。

用途に合わない物を選んでしまった時に使います。

具合が悪い、故障して

Experiencing problems or difficulties.

日常会話

Is something wrong with your computer?

あなたのパソコン、どこかおかしいですか?

機械の不具合や人の体調不良を尋ねる表現です。

ビジネス

I knew something was wrong immediately.

すぐに何かがおかしいと気づきました。

状況が正常でないという直感を表します。

フォーマル

There is nothing wrong with asking for help.

助けを求めることは何も悪くありません。

特定の行動に問題がないことを肯定します。

副詞

間違って、誤って

In an incorrect manner or direction.

日常会話

I spelled his name wrong on the envelope.

封筒に彼の名前を間違って綴ってしまいました。

動詞の後に置いて、行為が不正確であることを示します。

ビジネス

Do not get me wrong.

私のことを誤解しないでください。

相手の勘違いを防ぐためのクッション言葉です。

日常会話

Everything went wrong today.

今日はすべてがうまくいきませんでした。

事態が悪い方向へ進むことを表す定型句です。

名詞

countable / uncountable

悪、不正、過ち

An unjust, dishonest, or immoral act.

アカデミック

He does not know the difference between right and wrong.

彼は善悪の区別がつきません。

right and wrong で「善悪」という概念を表します。

フォーマル

She forgave him for all his past wrongs.

彼女は彼の過去のすべての過ちを許しました。

具体的な悪事や過ちを指す場合は可算名詞になります。

ニュース

The lawyer fought to right a wrong.

その弁護士は不正を正すために戦いました。

right a wrong で「不正を正す」という表現になります。

語源

wrong の語源は、古ノルド語の rangr(曲がった、ゆがんだ)に遡ります。「真っ直ぐではない」「ねじれている」という物理的な状態から、やがて「正しくない」「間違った」という抽象的な意味へと発展しました。同じ「ねじる・絞る」という語源を持つ関連語には、wring(絞る)や wrinkle(しわ)があります。

派生語・ファミリー

名詞wrongness
名詞wrongdoer
名詞wrongdoing
副詞wrongly
形容詞wrongful

wrongの使い方

よく使う組み合わせ

go wrong (失敗する)the wrong way (間違った方向へ)prove someone wrong (誰かが間違っていると証明する)something is wrong (何かがおかしい)get it wrong (誤解する)

使い分け

wrong は一般的で口語的によく使われ、incorrect は事実や規則に合っていないことを客観的に表し、false は意図的に偽られたり事実無根であることを表します。

I gave the wrong answer.

日常会話で間違いや不適切さを認めるニュアンスです。

Your password is incorrect.

システムや規則に照らして正しくないニュアンスです。

He gave false information to the police.

意図的に真実を曲げたり偽ったりしたニュアンスです。

よくある間違い

× I wrong answered the question. ○ I answered the question wrong. → wrong を副詞として使う場合、動詞の直前ではなく動詞や目的語の後に置きます。

× There is wrong with my car. ○ There is something wrong with my car. → 「〜の調子が悪い」と言う時は、something is wrong with の形をセットで使います。

コラム

豆知識

wrong の語源が「曲がった」であるように、対義語の right の語源は「真っ直ぐな」です。物理的な「曲がっている・真っ直ぐである」という状態が、そのまま道徳的な「間違い・正しさ」へと意味を広げたのは、英語の成り立ちの面白さです。

リアルな使われ方

ネイティブは相手の勘違いを正す時や、厳しい意見を言う前のクッション言葉として「Don't get me wrong(誤解しないでね)」を頻繁に使います。「あなたのことは評価しているけれど…」と前置きして、人間関係を円滑に保つための便利なフレーズです。

映画・音楽での使われ方

イギリスのバンド、デペッシュ・モードのヒット曲に『Wrong』(2009年)があります。人生のあらゆる選択を間違えてしまったと嘆くダークな歌詞の中で、wrong という単語が何度も繰り返され、この単語が持つ「不適切さ」や「運の悪さ」のニュアンスが強調されています。

イディオム・定型句

ことわざTwo wrongs don't make a right.

悪事に悪事で返しても正当化されない

You should not hit him back; two wrongs do not make a right.

定型句get off on the wrong foot

出だしでつまずく、最初から関係が悪化する

We got off on the wrong foot, but we are friends now.

イディオムbark up the wrong tree

見当違いをする、お門違いの非難をする

If you think I took your umbrella, you are barking up the wrong tree.

wrongを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Is something wrong with the printer?

B

Yes, I keep getting an incorrect password error.

A

Did you type it wrong?

B

No, I am sure it is right. Maybe the system is down.

A

Let me check. Ah, you are barking up the wrong tree.

B

What do you mean?

A

You are trying to log into the old server.

B

Oh, my mistake. I got it all wrong.

文化的背景

欧米文化では、自分の非を認める際に「I was wrong.」と明確に伝えることが誠実さの証とされます。言い訳を並べるよりも、率直に間違いを認める姿勢がビジネスや人間関係において好まれます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. wrong とは?

基準となる事実や道徳から外れていることを表す単語です。『You have the wrong number.(電話番号をお間違えです)』のように、日常会話で頻出します。

Q. wrong と incorrect の違いは?

wrong は日常的に幅広く使われ、道徳的な悪も含む主観的なニュアンスを持ちます。一方の incorrect はフォーマルで、事実や規則に合致していない客観的な状態を指します。『The data is incorrect.』のようにビジネスや学術で好まれます。

Q. 「機械の調子が悪い」は wrong を使ってどう言いますか?

something is wrong with を使って表現します。『Something is wrong with my phone.(私のスマホ、どこかおかしいです)』は、原因は分からないが正常に動かない時に非常に便利な定型フレーズです。

Q. wrong を使った相手への配慮の表現はありますか?

相手の誤りを直接指摘すると角が立つため、誤解を解く表現を使います。『Don't get me wrong.(誤解しないでください)』は、自分の意図を正しく伝えたい時の定番フレーズです。

Q. wrong を使った有名なイディオムは?

『go wrong(失敗する、うまくいかない)』が代表的です。『Everything went wrong today.(今日はすべてがうまくいかなかった)』のように、計画や事態が悪い方向へ進んだ時に使います。

CHECK QUIZ

Q: 「意図的に偽られた情報」を表すのに最適な形容詞は?

Q: 「私のパソコン、どこかおかしい」の自然な表現は?

Q: 「Everything went wrong.」の意味は?