wrongly
- (副)間違って、誤って
- (副)不当に、不正に
発音のコツ
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wrongly は最初の w を発音せず、r から始まります。唇を丸めて「ル」の形を作り、母音は口を大きく開けて「オ」と「ア」の中間の音を出します。ng は舌の付け根を上あごの奥につけて鼻から息を抜く鼻音にし、g の音は強く破裂させずに滑らかに l の音へつなげます。カタカナの「ロングリー」にならないよう注意しましょう。
コアイメージ
事実や道徳的な基準から外れて、不当であることや誤っていることがコアイメージです。誤解による間違いや、無実の罪などの不当な扱いを表現したい時に使います。
wronglyの意味・例文
副詞
間違って、誤って
in an incorrect or mistaken way
I wrongly assumed that you were coming with us.
あなたが一緒に来るものと誤って思い込んでいました。
事実と異なる勘違いや思い込みを表す時によく使います。
The words in the essay were wrongly spelled.
エッセイの中の単語の綴りが間違っていました。
綴りや計算などが基準から外れていることを示します。
The disease was wrongly diagnosed at first.
その病気は最初、誤って診断されていました。
医療における誤診を表現する際の定番フレーズです。
不当に、不正に
in an unfair or unjust manner
He was wrongly accused of stealing the money.
彼はお金を盗んだという無実の罪を着せられました。
事実無根の告発や冤罪を表す際によく用いられます。
She felt she was wrongly dismissed from her job.
彼女は不当に解雇されたと感じていました。
正当な理由のない解雇など、不公平な扱いを示します。
The innocent man was wrongly convicted.
その無実の男は冤罪で有罪判決を受けました。
司法の文脈で重大な誤りがあったことを強調します。
語源
wrongly は、中英語の wrang(曲がった)と接尾辞 -ly(〜のように)から成り立っています。物理的にまっすぐではない状態から、道徳的・事実的に正しくないという意味へと発展しました。同じ wrang の語根を持つ関連語には、名詞や形容詞として使われる wrong(間違い、悪い)があります。
派生語・ファミリー
wronglyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
wrongly は道徳に反して誤っていることを、incorrectly は単に正解や基準と一致していないことを、mistakenly は勘違いや不注意による間違いを表します。
“I mistakenly took your umbrella.”
→ 勘違いやうっかりしたミスによる行動を表します。
よくある間違い
× The answer is wrongly. ○ The answer is wrong. → be動詞の補語として「間違っている」と言う場合は、形容詞の wrong を使います。副詞の wrongly は使えません。
× He accused wrongly me. ○ He wrongly accused me. → wrongly は一般動詞の前に置くか、受動態の be 動詞と過去分詞の間に置くのが自然です。目的語の前に置くのは不自然です。
コラム
豆知識
wrongly の語根である wrong は、中英語や古ノルド語で「曲がった」「ねじれた」を意味する言葉に由来します。そこから「まっすぐではない」=「正しくない」「道徳的に外れている」という意味へと変化しました。物理的な形状が道徳や正しさの比喩になるのは、英語の面白い特徴です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、rightly or wrongly(良くも悪くも、正しいにせよ間違っているにせよ)というフレーズがよく使われます。「Rightly or wrongly, he made the decision.」のように、判断の正当性はさておき、起きた事実を受け入れる際に便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
ヒッチコック監督の映画『The Wrong Man(間違えられた男)』は、無実の罪を着せられた(wrongly accused)男の実話に基づいたサスペンス作品です。このような「冤罪」をテーマにした作品では、wrongly を使った表現がストーリーの核心を説明するキーワードとして頻繁に登場します。
イディオム・定型句
良くも悪くも、是が非でも
“Rightly or wrongly, she made the final decision.”
無実の罪を着せられて
“He was wrongly accused of the terrible crime.”
wronglyを使った会話例
金曜の午後、オフィスで同僚と
Did you hear about John? He was wrongly accused of leaking the confidential data.
Really? I thought he just mistakenly attached the wrong file to an email.
No, the manager incorrectly assumed John did it on purpose.
That is terrible. He must feel wrongly treated by the company.
Yes. Rightly or wrongly, the management needs to apologize to him formally.
Absolutely. I hope they clear his name soon.
文化的背景
欧米の司法や医療の文脈では、wrongly accused(無実の罪を着せられる)や wrongly diagnosed(誤診される)といった表現がよく使われます。単なるミスではなく、個人の権利が不当に侵害されたという重いニュアンスを含むため、ニュース報道でも頻出します。
よくある質問
Q. wrongly とは?
事実や道徳的な基準から外れて「間違って」「不当に」という意味を表す副詞です。『He was wrongly accused.(彼は無実の罪を着せられた)』のように、誤解や不当な扱いを示す場面でよく使われます。
Q. wrongly と incorrectly の違いは?
incorrectly は単なる事実の不一致やミスを表します。一方の wrongly は、事実の誤りに加えて、道徳的に間違っていることや不当な扱いといった深刻なニュアンスを含むことが多いのが特徴です。
Q. wrongly はどんな動詞と一緒に使われますか?
誤解や不当な扱いを表す動詞とよく結びつきます。『wrongly assume(誤って思い込む)』や『wrongly diagnose(誤診する)』のほか、司法の文脈で『wrongly convict(冤罪になる)』のように使われます。
Q. wrongly と wrong は副詞としてどう使い分けますか?
どちらも副詞として使えますが、wrongly は動詞の前や過去分詞の前に置かれることが多いです。一方の wrong は『You guessed wrong.』のように動詞の後ろや文末に置かれ、よりカジュアルな響きがあります。
Q. rightly or wrongly とはどういう意味ですか?
『良くも悪くも』や『正しかろうと間違っていようと』という意味の定型フレーズです。『Rightly or wrongly, the rule changed.』のように、結果の正当性はさておき事実を受け入れる際に使います。
CHECK QUIZ
Q: 単なるスペルミスを指摘する際に最も自然な副詞は?
Q: 「彼の答えは間違っている」と言う時の正しい表現は?
Q: 「良くも悪くも、彼女がリーダーだ」の空欄に入るのは? "____ or wrongly, she is the leader."