vapor
- (名)液体や固体が気化した状態の蒸気
- (名)実体のないもの、空想、幻
発音のコツ
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vapor のアクセントは最初の音節にあります。「ヴェイ」と二重母音 /eɪ/ をはっきりと発音し、上の歯で下唇を軽く噛んで摩擦音の /v/ を出します。後半の「pər」は力を抜き、曖昧な母音で「パー」ではなく「パ」と短く添える程度にすると、より自然な英語の発音になります。
活用形
- 三単現
- vapors
- 進行形(-ing)
- vaporing
- 過去形
- vapored
- 過去分詞
- vapored
- 複数形
- vapors
コアイメージ
液体や固体が熱などで気体に変わった状態の「蒸気」や「気体」がコアイメージです。目に見えにくく、空気中に漂っている物質を表現したい時に使います。
vaporの意味・例文
名詞
液体や固体が気化した状態の蒸気
A substance suspended in the air, especially one normally liquid or solid.
The liquid turns into vapor when heated.
液体は加熱されると蒸気になります。
liquid turns into vapor は科学的な説明で頻出の表現です。
I saw water vapor rising from the hot spring.
温泉から水蒸気が立ち上っているのを見ました。
water vapor(水蒸気)は日常的にもよく使われます。
Toxic vapors were released into the atmosphere after the explosion.
爆発後、有毒なガスが大気中に放出されました。
複数形で具体的な種類の気体や煙を指すことがあります。
実体のないもの、空想、幻
Something that lacks substance or reality; an illusion.
His bold promises turned out to be mere vapor.
彼の大胆な約束は単なる空想にすぎなかったと判明しました。
実質的な価値や内容がないことを表します。
All my hopes vanished like vapor in the wind.
私の希望はすべて風の中の煙のように消え去りました。
vanish like vapor で「跡形もなく消える」様子を表現できます。
The rumor was just vapor with no solid evidence.
その噂は確かな証拠のない実体のないものでした。
信憑性のない不確かな情報を指す際にも使われます。
語源
vaporはラテン語の「vapor(蒸気、熱)」を語源としています。水分が熱せられて空気中に立ち上る様子から、現在の「蒸気」や「気体」という意味に発展しました。同じく「蒸気にする」という語根を持つ関連語には、液体を気化させることを意味するvaporize(蒸発させる)があります。
派生語・ファミリー
vaporの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
vaporは常温で液体・固体のものが気化した状態を、steamは水が沸騰して生じる熱い水蒸気を、gasは常温で気体として存在する物質を指します。
よくある間違い
× The water boiled and produced gas. ○ The water boiled and produced steam. → 水が沸騰して出る気体はsteamを使い、gasは常温の気体を指します。
× I breathed in a poisonous vaporous. ○ I breathed in a poisonous vapor. → vaporousは形容詞なので、名詞の有毒ガスはvaporを使います。
コラム
豆知識
vapor はラテン語で「熱、蒸気」を意味する言葉に由来します。古代ローマの温泉施設(テルマエ)でも、立ち上る蒸気は身近な存在でした。現代では、IT業界で「発表されたが発売されない幻の製品」を vaporware(実体のないソフトウェア)と皮肉を込めて呼ぶなど、ビジネス用語としても進化しています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、疲労困憊でエネルギーが残っていない状態を「running on vapors」と表現することがあります。ガソリンタンクが空になり、残った気化ガスだけでエンジンが動いている状態に例えたフレーズで、週末の金曜日などに職場でよく聞かれます。
映画・音楽での使われ方
音楽ジャンルの一つに「Vaporwave(ヴェイパーウェイヴ)」があります。1980〜90年代のノスタルジックな音楽やデザインをサンプリングしたネット発祥のカルチャーで、実体のないインターネット上の幻影のような雰囲気を vapor という単語で表現しています。
イディオム・定型句
水蒸気
“The atmosphere contains a lot of water vapor.”
飛行機雲
“The jet left a long vapor trail in the sky.”
ギリギリの状態で動いている
“By Friday evening, I am usually running on vapors.”
vaporを使った会話例
化学の実験室で同僚と
Do we need to measure the water vapor for this experiment?
Yes, but be careful. The liquid might produce toxic vapors when heated.
Got it. Should I turn on the ventilation fan to clear the gas?
Please do. We don't want to inhale anything dangerous.
Look, the liquid is starting to vaporize already.
Turn down the heat a bit. We don't want it boiling into steam.
Okay, I have adjusted the temperature for the process.
Perfect. Let's record the vapor pressure right now.
文化的背景
アメリカ英語では vapor と綴りますが、イギリス英語では vapour と綴るのが一般的です。近年は電子タバコを吸うことを vape と呼びますが、これも vapor(蒸気)が語源となっており、現代の日常会話に定着しています。
よくある質問
Q. vapor とは?
液体や固体が熱などで気体に変わった状態のことです。『Water vapor forms clouds.(水蒸気が雲を作る)』のように、科学的な現象や日常の気体を説明する際に使います。
Q. vapor と steam の違いは?
vapor は常温では液体や固体であるものが気化した状態全般を指します。一方の steam は、水が沸騰して生じる熱い水蒸気に限定されます。『steam from the kettle(やかんからの湯気)』のように使い分けます。
Q. vapor はどんな場面で使いますか?
化学や気象の話題で頻出します。また、工場や事故のニュースで『toxic vapors(有毒ガス)』のように、吸い込むと危険な気体を指す際にもよく登場します。
Q. vapor から派生した単語には何がありますか?
動詞形の vaporize(気化させる・蒸発させる)がよく使われます。『The laser can vaporize the metal.(そのレーザーは金属を気化させることができる)』のように、SF映画や科学の文脈で耳にします。
Q. vaporware とはどういう意味ですか?
IT業界で、発表されたものの実際には開発・発売されないソフトウェアや製品を指す言葉です。『The game turned out to be vaporware.』のように、実体がないことを vapor(蒸気)に例えています。
CHECK QUIZ
Q: やかんから出ている「熱い湯気」を表現するのに最適な単語は?
Q: IT業界における「vaporware」の意味として最も適切なものは?
Q: 「そのレーザーは金属を瞬時に気化させることができる」の空欄に入る語は? The laser can instantly ( ) the metal.