prior
- (形)前の、事前の
- (形)優先する、より重要な
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
prior は最初の母音「aɪ」にアクセントを置きます。「プライ」としっかり二重母音を発音し、「プ」は唇を軽く弾くように短く出します。後半の「ər」は力を抜いた曖昧な音で、舌を軽く丸めながら発音します。カタカナの「プライアー」のように平坦で間延びした音にならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- priors
- 口語や警察用語で「前科」を指す場合に名詞の複数形として使われます
コアイメージ
時間や順序が他のものより先であることがコアイメージです。ビジネスや公式な場で、事前の準備や手続きについて述べる時に使います。
priorの意味・例文
形容詞
前の、事前の
existing or coming before in time, order, or importance.
We need prior approval from the manager.
マネージャーからの事前承認が必要です。
ビジネスで許可や承認を求める際の定番フレーズです。
Do you have any prior experience in this field?
この分野での過去の経験はありますか?
面接や調査で過去の経歴を尋ねる時に使われます。
The contract requires a prior written notice.
その契約には事前の書面による通知が必要です。
契約書や法的文書で条件を指定する表現です。
The suspect had no prior criminal record.
容疑者に前科はありませんでした。
犯罪報道で過去の履歴について言及する時に使います。
優先する、より重要な
more important than something else because it came first.
I cannot attend the meeting due to a prior engagement.
先約があるため、会議には出席できません。
他の予定が優先されることを丁寧に伝える表現です。
Safety is our prior concern at this facility.
この施設では安全が私たちの最優先の懸念事項です。
最も重視すべき事柄を強調する時に使われます。
Family always takes a prior claim on my time.
家族は常に私の時間において優先されます。
価値観の順位が高いことを示すやや硬い言い回しです。
語源
prior はラテン語の prior(より前の、より優れた)に由来します。これは pro-(前に)に比較級の接尾辞 -ior がついた形です。時間的に「前」であることから、「先にある」「優先されるべき」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、priority(優先順位)があります。
派生語・ファミリー
priorの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
prior はビジネスや公式な場で事前の手続きを強調し、previous は直前や以前のことを一般的に表し、earlier は単純に時間的な早さに焦点を当てます。
よくある間違い
× I arrived prior the meeting. ○ I arrived prior to the meeting. → prior を「〜の前に」という意味で使う場合、必ず to を伴って prior to の形にします。
× My appointment is prior than yours. ○ My appointment is prior to yours. → prior はラテン語由来の比較級なので、than ではなく to を使って比較の対象を示します。
コラム
豆知識
prior はラテン語の比較級がそのまま英語に定着した単語です。senior(年上の)、junior(年下の)、major(より大きい)なども同じ仲間で、これらは比較の対象を示す時に than ではなく to を使うという共通の文法ルールを持っています。
リアルな使われ方
飛行機に乗る際やホテルを予約する際、「prior to arrival(到着の前に)」や「prior to departure(出発に先立ちまして)」というフレーズを必ず耳にします。接客やアナウンスにおける定番のフォーマル表現です。
映画・音楽での使われ方
映画『マイノリティ・リポート(Minority Report)』などのSF作品では、犯罪が起こる前の「prior knowledge(事前知識)」が物語の鍵となることがあります。未来を予測し、事前の行動をとるというテーマにぴったりの単語です。
イディオム・定型句
〜より前に、〜に先立って
“Please arrive prior to the meeting.”
事前通知なしに、予告なく
“The schedule changed without prior notice.”
先約がある
“I cannot attend because I have a prior engagement.”
priorを使った会話例
水曜日の午後、オフィスで同僚と
Did you get prior approval for the new software?
Yes, I submitted the request prior to the deadline.
Good. The previous system caused a lot of trouble.
I know. We had to fix errors without prior notice.
Let's make sure to prioritize testing this time.
Definitely. I have a prior engagement tonight, but I will start tomorrow.
文化的背景
ビジネス文書や契約書、空港のアナウンスなどで非常に頻繁に用いられるフォーマルな単語です。日常会話では before や earlier が好まれますが、公式な場では prior を使うことでプロフェッショナルな印象を与えられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. prior とは?
時間や順序が他のものより先であることを表す形容詞です。『We need prior approval.(事前の承認が必要です)』のように、ビジネスや公式な手続きで頻出します。
Q. prior と previous の違いは?
prior はフォーマルで、条件や前提となる事前の意味合いが強いです。一方の previous は日常的で、『my previous job(前の職場)』のように単に時系列が前であることを指します。
Q. prior to は before とどう違いますか?
意味は同じですが、prior to はよりフォーマルな表現です。『Please arrive prior to departure.(出発前にお越しください)』のように、アナウンスや公的な文書で好んで使われます。
Q. prior は比較級にならないのですか?
はい、prior 自体がラテン語の比較級に由来するため、more を付けたり than を伴ったりしません。『This is prior to that.(これはあれより優先する)』のように to を使います。
Q. prior から派生した有名な単語は?
ビジネスで頻出する priority(優先順位)や prioritize(優先順位をつける)が代表的です。『What is our top priority?(私たちの最優先事項は何ですか?)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 日常会話で「前の家」と言う時の自然な表現は?
Q: 「会議の前に資料を読んでください」の正しい形は?
Q: 警察ドラマなどで聞く「He has no priors.」の意味は?