pretense
- (名)見せかけ、ふり
- (名)口実、名目
- (名)見栄、気取り
発音のコツ
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pretense は後半の「テンス(tens)」にアクセントを置くのが一般的です。最初の「プリ」は短くリラックスして発音し、「テ」を少し強めに読みます。最後の「ス」は無声音の /s/ で、息を歯の間から抜くように発音して「ズ」と濁らないよう注意しましょう。カタカナの「プリテンス」と平坦にならないよう、メリハリをつけるのがコツです。
活用形
- 複数形
- pretenses
コアイメージ
事実ではないことを事実のように見せかけることがコアイメージです。本心を隠してふりをしたり、もっともらしい口実を作ったりする時に使います。
pretenseの意味・例文
名詞
見せかけ、ふり
A false display of feelings, attitudes, or intentions.
He made a pretense of being happy.
彼は幸せそうなふりをしました。
make a pretense of で「〜のふりをする」という定番表現です。
We must drop the pretense that everything is fine.
すべて順調であるという見せかけは捨てなければなりません。
問題があるのに隠している状況を指摘する際に使います。
They kept up the pretense of a normal life.
彼らは普通の生活をしているという見せかけを保ちました。
keep up a pretense で「見せかけを維持する」となります。
口実、名目
A stated reason that hides the real reason for an action.
The army invaded under the pretense of restoring order.
軍隊は秩序を回復するという口実で侵攻しました。
under the pretense of は「〜を口実にして」という意味で頻出します。
She resigned under false pretenses.
彼女は偽りの口実のもとで辞任しました。
false pretenses は事実を偽ることを指すフォーマルな表現です。
He entered the building on a flimsy pretense.
彼は見え透いた口実でその建物に入りました。
flimsy(薄弱な)などの形容詞と組み合わせて使われます。
見栄、気取り
A claim to have a particular skill or quality.
She spoke honestly and without pretense.
彼女は気取ることなく正直に話しました。
without pretense で「飾らずに、ありのままで」という意味になります。
The author's writing is free from intellectual pretense.
その著者の文章には知的な気取りがありません。
自分をより良く見せようとする態度を否定する文脈で使われます。
He makes no pretense to being an expert.
彼は専門家であると気取ることはありません。
make no pretense to で「〜であると自称しない」を表します。
語源
pretense は接頭辞 pre-(前に)と tendere(伸ばす)から派生したラテン語 praetensus が語源です。自分の前に幕のようなものを伸ばして真実を覆い隠すというイメージから、「見せかけ」や「ふり」という意味に発展しました。同じ tendere(伸ばす)の語根を持つ関連語には、pretend(ふりをする)があります。
派生語・ファミリー
pretenseの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
pretense は事実でないことを見せかけること、excuse は過ちや責任を逃れるための言い訳、pretext は真の目的を隠すために用意されたもっともらしい口実を表します。
よくある間違い
× She came under the pretense for helping. ○ She came under the pretense of helping. → 「〜という口実で」は under the pretense of で固定されています。for は使いません。
× He pretenses to be asleep. ○ He pretends to be asleep. → pretense は名詞です。「〜のふりをする」と動詞で使う場合は pretend になります。
コラム
豆知識
pretense と同じ語根 tendere(伸ばす)を持つ単語には、テント(tent)やテンション(tension)があります。これらも「張る・伸ばす」から来ており、自分の前に見えない幕を張って本性を隠すようなイメージを持つと、この単語のニュアンスが覚えやすくなります。
リアルな使われ方
ネイティブは「気取らない、ありのままの」人を褒める時に without pretense という表現を使います。見栄を張らない自然体な振る舞いや、正直で飾らない性格を表す際によく使われる、日常的で美しいフレーズです。
映画・音楽での使われ方
1980 年代に活躍したロックバンド、The Pretenders(ザ・プリテンダーズ)という名前はこの単語の動詞形 pretend に由来します。「ふりをする者」という意味があり、ロックの反逆的なイメージや、社会の「見せかけ」に対する皮肉が込められています。
イディオム・定型句
偽りの口実で、詐欺で
“He obtained the money under false pretenses.”
〜のふりをする
“She made a pretense of reading the book.”
気取らずに、ありのままで
“He is a humble man without pretense.”
pretenseを使った会話例
オフィスで、同僚の様子について話す場面
Have you noticed John's behavior lately?
Yes, he keeps up a pretense that everything is fine.
But I heard his project is failing.
Exactly. He is just making a pretense of being confident.
Do you think he uses his busy schedule as a pretext to avoid meetings?
Probably. It's sad he can't just be honest without pretense.
文化的背景
アメリカ英語では pretense と綴りますが、イギリス英語では pretence と綴るのが一般的です。英米間で意味や使い方に大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。フォーマルな響きを持つため、ニュースや文学、ビジネスシーンで好まれます。
よくある質問
Q. pretense とは?
事実ではないことを事実のように見せかける「ふり」や「口実」のことです。『He made a pretense of working.(彼は働いているふりをした)』のように使います。
Q. pretense と pretext の違いは?
どちらも「口実」を意味しますが、pretext は裏の意図を隠すための計画的な理由を指すことが多いです。『under the pretext of security(安全を口実にして)』のように使います。
Q. pretense はどんな場面で使いますか?
感情を隠したり、本心を偽ったりする場面で使います。『She smiled without pretense.(彼女は気取らずに微笑んだ)』のように、否定形で「飾らない」様子も表現できます。
Q. イギリス英語とアメリカ英語で違いはありますか?
綴りに違いがあります。アメリカ英語では pretense ですが、イギリス英語では pretence と綴ります。『It was all a pretence.』のように書かれますが、発音や意味は同じです。
Q. pretense を使った有名な表現は?
『under false pretenses(偽りの口実で、詐欺で)』が代表的です。『He obtained the money under false pretenses.』のように、法的な文脈やニュースで頻出します。
CHECK QUIZ
Q: 「手伝いをするという口実で」の自然な表現は?
Q: 「She made a ( ) of not noticing.」の空欄に入るのは?
Q: 「遅刻の言い訳」に最も適した単語は?