precarious
- (形)不安定な、危うい
- (形)落ちそうな、不安定な
発音のコツ
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precarious は /prɪˈkɛəriəs/ と発音し、「ケ」の部分にアクセントを置きます。最初の pre は「プリ」と弱く発音し、「ケ」を強く長めに出します。後半の rious は「リアス」とカタカナで平坦に読まず、舌を丸めて r の音を作りながら、曖昧母音で「りァス」と素早く力を抜いて発音するのが自然に聞こえるコツです。
コアイメージ
状況や物理的なバランスが不安定で、いつ崩れてもおかしくない危うさがコアイメージです。物事の先行きが不透明な時や、物理的に落ちそうな危険な状態を表す時に使います。
precariousの意味・例文
形容詞
不安定な、危うい
Dependent on chance or uncertain conditions; insecure.
Our company's financial situation is highly precarious.
我が社の財政状況は非常に不安定です。
経済的・社会的な危うさを表す際によく使われます。
The ceasefire agreement remains in a precarious state.
停戦合意は依然として危うい状態にあります。
政治や国際情勢の不確実な状況を報道する定番表現です。
He makes a precarious living as a freelance artist.
彼はフリーランスのアーティストとして不安定な生計を立てています。
収入や生活が安定していない状態を表現できます。
落ちそうな、不安定な
Not securely held or in position; dangerously likely to fall or collapse.
The glass is in a precarious position on the edge.
グラスが端の落ちそうな危うい場所にあります。
物理的なバランスが悪く、物が落ちそうな状態を表します。
The ruins stand in a precarious balance on the cliff.
その遺跡は崖の上で不安定な均衡を保って立っています。
崩壊しそうな建造物や地形の描写に適しています。
Holding all those boxes looks really precarious!
その箱を全部持っているのは本当に危なっかしく見えるよ!
日常のちょっとしたヒヤッとする場面でも使えます。
語源
precarious は、ラテン語の precarius(祈りによって得られる)に由来します。他人の好意や神の意志に依存している状態は、自分ではコントロールできず確実性がありません。そこから「不安定な」「危険な」という意味に発展しました。同じ「祈る」という語根を持つ関連語には、pray(祈る)があります。
派生語・ファミリー
precariousの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
precarious はバランスや状況が崩れそうで危ういこと、dangerous は危害や損失を及ぼす可能性が高いこと、uncertain は将来や結果が予測できず不確実であることを表します。
よくある間違い
× The weather is precarious today. ○ The weather is unstable today. → 天候や気温が変わりやすいことには unstable を使います。precarious は危険を伴う危うさを表します。
× I feel precarious about the exam. ○ I feel insecure about the exam. → 人の心理的な不安感には insecure や anxious を使います。precarious は状況や物理的な状態に対して使います。
コラム
豆知識
ラテン語の precarius(祈りによって得られる)が語源です。他人の好意や神の意志に頼るしかない状態は、自分ではコントロールできず確実性がありません。そこから「不安定な」「危険な」という意味に変化しました。同じ語根を持つ単語に pray(祈る)があり、どちらも「祈るしかない状況」を連想させます。
リアルな使われ方
ネイティブは経済的・社会的にギリギリの状態を表す時に precarious を好んで使います。例えば a precarious living(不安定な生計)は、フリーランスや非正規雇用の不安定さを語る際によく使われる生きた表現です。物理的に物が落ちそうなヒヤッとする場面でも日常的に使われます。
映画・音楽での使われ方
イギリスの社会学者ガイ・スタンディングの著書『The Precariat: The New Dangerous Class』で広く知られるようになった「プレカリアート」という言葉があります。これは precarious(不安定な)と proletariat(労働者階級)を組み合わせた造語で、現代の不安定な雇用状況を象徴する言葉として頻繁に引用されます。
イディオム・定型句
不安定な均衡、危ういバランス
“The country maintains a precarious balance of power.”
不安定な生活を送る
“Many wild animals lead a precarious existence.”
precariousを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Did you hear about the restructuring plan?
Yes. Our department is in a highly precarious position right now.
I know. The budget for next quarter is completely uncertain.
Management seems to be maintaining a precarious balance.
It might be safe to start looking for a new job.
Agreed. I don't want to lead a precarious existence.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。フォーマルな響きがあり、ニュースやビジネス、学術論文などで「危機的状況」や「不安定な財政」を表現する際によく登場する教養ある語彙です。日常会話でも、少し知的な印象を与えたい時に役立ちます。
よくある質問
Q. precarious とは?
状況や物理的なバランスが不安定で、いつ崩れてもおかしくない危うい状態のことです。『The company is in a precarious position.(会社は不安定な立場にある)』のように使います。
Q. precarious と unstable の違いは?
unstable は単に「安定していない・変わりやすい」ことを指します。一方の precarious は「不安定な上に危険が伴う」という危うさを強調します。『a precarious balance(危うい均衡)』のように使います。
Q. precarious はどんな場面で使いますか?
経済的な困窮や、政治の不確実性、物が落ちそうな物理的状況など、幅広い「危うさ」に使います。『make a precarious living(不安定な生計を立てる)』は日常会話でも頻出する表現です。
Q. precarious を簡単な言葉で言い換えると?
日常会話では insecure や uncertain に言い換えることができます。『His future is precarious.』は『His future is uncertain.(彼の未来は不確実だ)』とすると、よりシンプルに伝わります。
Q. 語源の「祈り」とどう関係するのですか?
昔は「神の意志や他人の好意に頼るしかない状態」を指していました。そこから「自分ではどうにもできず確実性がない」という意味に変化しました。『pray(祈る)』と同じ語源を持っています。
CHECK QUIZ
Q: 「今日の天気は不安定だ」と言うのに最適な形容詞は?
Q: 「彼はフリーランスとして不安定な生計を立てている」の自然な表現は?
Q: 「The vase is in a precarious position.」の意味は?