paucity

  • ()不足、欠乏、少量
UK/ˈpɔsɪti/

発音のコツ

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アクセントは最初の音節「pau(ポー)」に置きます。唇を丸めて「オー」と長めに発音してください。続く「ci(シ)」は軽く添え、最後の「ty(ティ)」はアメリカ英語ではフラップTになり、「ディ」や「リ」に近い柔らかい音になります。「パウシティ」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。

活用形

複数形
paucities
通常は単数形の a paucity で使われます

コアイメージ

必要なものや望ましいものが「圧倒的に不足していること」がコアイメージです。データ、証拠、資源などが足りなくて困っている状況を客観的かつフォーマルに表現したい時に使います。

paucityの意味・例文

名詞

不可算

不足、欠乏、少量

A smallness of number or quantity; scarcity.

アカデミック

There is a paucity of information on this rare disease.

この希少疾患に関する情報は不足しています。

a paucity of 〜(〜の不足)という形でよく使われます。

ビジネス

The paucity of skilled workers is a serious problem.

熟練労働者の不足は深刻な問題です。

人材や資源が足りない状況をフォーマルに伝えます。

ニュース

The project failed due to a paucity of funding.

そのプロジェクトは資金不足により失敗しました。

失敗や遅延の原因を客観的に説明する際によく登場します。

フォーマル

He was surprised by the paucity of attendees at the meeting.

彼は会議の出席者の少なさに驚きました。

数が少なすぎることを強調する文脈で適しています。

語源

paucity の語源は、ラテン語の paucus(少ない)に由来します。ここから「数が少ないこと」や「不足している状態」を表す名詞へと発展しました。同じ paucus を語根に持つ関連語には、poverty(貧困)や pauper(貧困者)があり、いずれも「必要なものを持っていなくて足りない」という共通のイメージを持っています。

派生語・ファミリー

形容詞paucal

paucityの使い方

よく使う組み合わせ

a paucity of information (情報の不足)a paucity of evidence (証拠の不足)a paucity of resources (資源の不足)a paucity of data (データの不足)due to a paucity of (〜の不足が原因で)

使い分け

paucity はフォーマルでデータや証拠の不足に、scarcity は生活必需品などの絶対的な欠乏に、shortage は需要に対して供給が一時的に足りない状態に使います。

There is a paucity of evidence to support this theory.

情報や証拠など、抽象的なものが少なすぎるニュアンスです。

scarcity

The drought caused a scarcity of food and water.

水や食料など、生きていく上で不可欠なものが欠乏しているニュアンスです。

We are facing a severe labor shortage this year.

必要とされる量に対して、一時的または物理的に足りていないニュアンスです。

よくある間違い

× There is paucity of evidence. ○ There is a paucity of evidence. → paucity は通常 a paucity of の形で使われます。不可算名詞扱いですが、冠詞の a を忘れないようにしましょう。

× The paucity of the shoes is a problem. ○ The shortage of the shoes is a problem. → paucity はデータや証拠などの抽象的なものの不足に使います。商品の在庫不足には shortage が適切です。

コラム

豆知識

paucity の語源であるラテン語の paucus(少ない)は、貧困を意味する poverty と同じルーツを持っています。どちらも「生活や証明に必要なものが足りない」という根本的なイメージを共有しており、語源を知ることで単語の持つ深刻で硬いニュアンスが理解しやすくなります。

リアルな使われ方

ネイティブの学識者や専門家は、単に「ない」と言うよりも、a paucity of evidence(証拠の欠如)のように表現して客観性や説得力を高めます。論文の考察部分で、先行研究やデータの限界を指摘する際によく使われる、非常に実用的なアカデミックフレーズです。

映画・音楽での使われ方

法廷ドラマや推理小説において、弁護士が「証拠不十分」を主張する際に paucity という単語が登場することがあります。例えば、裁判官に対して「The prosecution's case suffers from a paucity of evidence.(検察の主張は証拠に乏しい)」と述べるシーンなどで耳にします。

イディオム・定型句

定型句a paucity of

〜の不足、〜の欠乏

There is a paucity of reliable data.

定型句suffer from a paucity of

〜の不足に苦しむ

The region suffers from a paucity of rain.

定型句for paucity of

〜が不足しているため

The case was dismissed for paucity of evidence.

paucityを使った会話例

オフィスの会議室で、プロジェクトチームの同僚と

A

Did you finish the research report on the new market?

B

I am struggling because there is a paucity of reliable data.

A

That makes it hard to draw a solid conclusion.

B

Exactly. The shortage of recent statistics is a real problem.

A

Maybe we should conduct our own survey to gather more information.

B

Good idea. We cannot afford to fail due to a paucity of evidence.

文化的背景

paucity は非常にフォーマルで知的な響きを持つ単語です。日常会話で使われることは少なく、学術論文、法的な文書、または質の高いジャーナリズムにおいて好んで使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. paucity とは?

データ、証拠、資源などが圧倒的に不足している状態を表すフォーマルな名詞です。『There is a paucity of information.(情報が不足している)』のように、学術やビジネスの場面で使われます。

Q. paucity と lack の違いは?

lack は「全くない」または「足りない」という一般的な表現です。一方の paucity はよりフォーマルで、本来あるべき量が「非常に少ない」ことを強調します。『a lack of sleep』とは言いますが、『a paucity of sleep』とは通常言いません。

Q. paucity はどんな名詞と一緒に使われますか?

information(情報)、evidence(証拠)、data(データ)などの抽象名詞とよく結びつきます。『a paucity of evidence(証拠の不足)』は、論文やニュース記事で頻出する定型表現です。

Q. 日常会話で paucity は使えますか?

日常会話ではあまり使われません。硬い響きがあるため、日常的な不足には not enough や shortage を使うのが自然です。『We have a shortage of milk.(牛乳が足りない)』のように表現しましょう。

Q. paucity の形容詞形は何ですか?

paucity には paucal という形容詞形がありますが、非常にまれです。不足している状態を形容詞で表したい場合は、同義語の scarce や insufficient を使います。『The resources are scarce.(資源が乏しい)』のように言い換えられます。

CHECK QUIZ

Q: 論文で「先行研究がほとんどないこと」を指摘するのに最適な表現は?

Q: スーパーで「卵が品薄だ」と言いたい時に自然な単語は?