patron
- (名)常連客、顧客
- (名)後援者、パトロン
発音のコツ
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patron は最初の母音「eɪ」にアクセントを置きます。「パ」ではなく「ペイ」と二重母音をしっかり響かせるのがポイントです。後半の「trən」は力を抜き、曖昧な母音で「トラン」と軽く添えるように発音してください。日本語の「パトロン」という平坦なカタカナ読みにつられないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- patrons
コアイメージ
父親のように対象を保護し、継続的に支援する存在であることがコアイメージです。特定のお店に足繁く通う「常連客」や、芸術活動などを資金面で支える「後援者」を指す時に使います。
patronの意味・例文
名詞
常連客、顧客
A person who uses a particular shop, restaurant, or hotel.
The coffee shop gives a discount to its regular patrons.
そのコーヒーショップはいつもの常連客に割引を提供しています。
regular patron は「いつもの常連客」を表す定番の組み合わせです。
We need to attract new patrons to our hotel.
私たちのホテルに新規顧客を獲得する必要があります。
ホテルやレストランなどの接客業でよく使われます。
The library asked its patrons to respect the new rules.
図書館は利用者に対し、新しい規則を守るよう求めました。
図書館や美術館などの公共施設の利用者にも使われます。
後援者、パトロン
A person who gives financial or other support to a person, organization, or cause.
The university received a large donation from a wealthy patron.
その大学は裕福な後援者から多額の寄付を受け取りました。
教育機関や研究を資金面で支援する人を指します。
She is well known as a generous patron of the arts.
彼女は寛大な芸術の庇護者としてよく知られています。
patron of the arts は文化や芸術の支援者を表す定型表現です。
The charity event was supported by several local patrons.
その慈善イベントは、複数の地元の支援者によって支えられました。
社会的な活動や団体を後援する文脈で適しています。
語源
ラテン語で「父」を意味する pater が語源です。そこから派生した patronus(保護者)が直接の由来となりました。父親のように対象を保護し、資金的に支援するという成り立ちから、現在の「後援者」や「常連客」という意味に発展しました。同じ pater(父)の語根を持つ関連語には、paternal(父親の)があります。
派生語・ファミリー
patronの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
patron は店や芸術を継続的に支援するひいき客を、customer は商品やサービスを購入する一般的な客を、client は弁護士や会計士など専門的なサービスを受ける依頼人を指します。
よくある間違い
× The man is a good patron for this shop. ○ The man is a good patron of this shop. → 「〜の常連」と言う時は、for ではなく of を使って所属や帰属関係を表します。
× She is a patron of the hospital. ○ She is a patient of the hospital. → patron は顧客や支援者を指します。病院で医療を受ける「患者」は patient を使います。
コラム
豆知識
ヨーロッパのキリスト教文化には、特定の職業や地域を守る「守護聖人(patron saint)」という概念があります。例えば、聖バレンタインは恋人たちの守護聖人とされています。これも「保護者」という語源から来る使い方です。
リアルな使われ方
お店や施設の入り口にある看板で「Patrons Only(お客様専用)」という表記をよく見かけます。駐車場の看板などで「Parking for patrons only(当店のお客様専用駐車場)」と書かれているのは、日常的な実用の定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
映画『ハリー・ポッター』シリーズに登場する守護霊の呪文「エクスペクト・パトローナム(Expecto Patronum)」は、ラテン語の patronus(保護者)が由来です。自分を守ってくれる存在を呼び出すという、語源通りの意味が込められています。
イディオム・定型句
守護聖人、特定の集団の保護者
“St. Valentine is the patron saint of lovers.”
芸術の庇護者、文化の支援者
“He is known as a generous patron of the arts.”
patronを使った会話例
レストランの開店前、マネージャーとスタッフ
We have a lot of reservations tonight. Are any of them regular patrons?
Yes, Mr. Smith is coming. He is a very loyal patron of our restaurant.
Excellent. Let's make sure we give him the best table.
I will. Should we offer him a complimentary dessert like last time?
That is a great idea. It is important to show appreciation to our customers.
Definitely. Keeping our patrons happy is the key to our business.
文化的背景
日本語の「パトロン」は愛人を囲う資金提供者というネガティブな響きを持つことがありますが、英語の patron にはそのような意味はありません。芸術や文化を支える名誉ある支援者や、大切なお店の常連客を指す肯定的な言葉として、英米間で大きな差はなくどの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. patron とは?
お店や芸術活動を継続的に支援する「常連客」や「後援者」のことです。『The library has many loyal patrons.(その図書館には多くの忠実な利用者がいる)』のように使います。
Q. patron と customer の違いは?
customer は単に商品を買う客を指しますが、patron はその店を継続的に利用して支えている「ひいき客」のニュアンスが含まれます。『We offer discounts to regular patrons.』のように、特別感を出したい時に適しています。
Q. patron はどんな場面で使いますか?
レストランやホテルなどの接客業で、顧客を丁寧に呼ぶ場面で使います。また、『a patron of the arts(芸術の後援者)』のように、文化活動を資金面で支援する人を指す際にも頻出します。
Q. 動詞形の patronize にはネガティブな意味がありますか?
はい。「ひいきにする」という良い意味もありますが、「見下した態度をとる」という意味でもよく使われます。『Don't patronize me.(私を子供扱いしないで)』は日常会話でよく聞く表現です。
Q. 図書館の利用者を patron と呼ぶのはなぜですか?
図書館や美術館は、利用者の存在や支援によって成り立つ公共施設だからです。『Library patrons can borrow up to five books.』のように、単なる客ではなく施設を支える構成員として敬意を込めて使われます。
CHECK QUIZ
Q: 弁護士が「新しい依頼人」と面会する時に使う自然な単語は?
Q: 英語の patron に対する認識として正しいものはどれ?