panic
- (動)パニックになる、慌てさせる
- (名)パニック、恐慌
発音のコツ
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panic は最初の音節「pæ」にアクセントを置きます。口を横に少し引きながら「ア」と「エ」の中間の音を意識してください。後半の「nic」は力を抜いて短く「ニク」と発音し、最後の「c」は喉の奥で息を破裂させる「k」の音で終わります。「パニック」と平坦な日本語の発音にならないよう、最初を強く読むのがコツです。
活用形
- 三単現
- panics
- 進行形(-ing)
- panicking
- 発音を保つため c の後に k を追加して綴ります
- 過去形
- panicked
- 発音を保つため c の後に k を追加して綴ります
- 過去分詞
- panicked
- 発音を保つため c の後に k を追加して綴ります
- 複数形
- panics
コアイメージ
突然の抑えきれない恐怖や不安によって、冷静な思考や行動ができなくなることがコアイメージです。予期せぬトラブルや危険に直面し、慌てふためいてしまう時に使います。
panicの意味・例文
動詞
パニックになる、慌てさせる
To suddenly feel so frightened that you cannot think clearly or behave sensibly.
Please do not panic, but we are lost.
パニックにならないでほしいのですが、私たちは道に迷いました。
冷静さを保つように相手に促す際の定番フレーズです。
The sudden drop in sales panicked the investors.
突然の売上減少が投資家たちをパニックにさせました。
他動詞として「人をパニックに陥れる」という意味でも使えます。
I am panicking because my phone is missing!
スマホが見当たらなくてパニックになっています!
日常のちょっとした焦りやトラブルにも進行形でよく使われます。
名詞
パニック、恐慌
A sudden strong feeling of fear that prevents reasonable thought and action.
The fire caused widespread panic in the building.
その火災は建物内に広範囲なパニックを引き起こしました。
集団が混乱状態に陥るようなニュース報道で頻出します。
She ran out of the room in a panic.
彼女はパニック状態で部屋から走り出しました。
in a panic(パニックになって)は非常に実用的な表現です。
The patient experienced a severe panic attack.
その患者は重度のパニック発作を経験しました。
医学・心理学の文脈では panic attack(パニック発作)として使われます。
語源
panic の語源は、ギリシャ神話に登場する牧神「Pan(パン)」に由来します。パンが突然森の中で恐ろしい叫び声を上げ、旅人や動物を怯えさせたという伝説から、「突然の理由なき恐怖」を意味するギリシャ語 panikos となり、現在の意味へ発展しました。同じくギリシャ神話の神に由来する言葉には、巨大な力を意味する titan(タイタン)があります。
派生語・ファミリー
panicの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
panic は突然の恐怖で冷静な行動ができなくなる状態、fear は危険や痛みに対する一般的な恐れの感情、terror は身がすくむような極度の恐怖を表します。
よくある間違い
× I was panic when I lost my wallet. ○ I panicked when I lost my wallet. → panic は動詞として使えるため、be 動詞を使わずに直接過去形にして表現します。
× He went into panic. ○ He went into a panic. → 「パニック状態に陥る」という名詞の用法では、通常 a panic のように冠詞を伴います。
コラム
豆知識
panic の語源であるギリシャ神話の牧神「パン(Pan)」は、ヤギの足と角を持つ姿をしていました。彼が昼寝を邪魔されると恐ろしい叫び声を上げて聞いた者を恐怖に陥れたという伝説が、現在の「パニック」という言葉の由来です。神話の神の名前が日常的な感情表現として残っているのは非常に興味深い歴史です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、動詞の進行形 panicking が頻繁に使われます。「I'm panicking!(どうしよう、焦る!)」のように、ちょっとした探し物が見つからない時や、締め切りが迫っている時など、深刻な事態だけでなくカジュアルな焦りを表現するのにも便利なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
2000 年代にブレイクしたアメリカのロックバンド「Panic! At The Disco」の名前にもこの単語が使われています。彼らの名前は、ディスコという楽しい空間で突然起こるパニックという対比を描いており、若者の不安や感情の爆発を象徴する言葉としてポップカルチャーにも深く浸透しています。
イディオム・定型句
慌てふためく、パニックになる
“There is no need to hit the panic button yet.”
完全にパニックになって
“She ran out of the building in a blind panic.”
大慌ての事態
“It was panic stations when the boss arrived early.”
panicを使った会話例
トラブル発生時のオフィスで
I can't find the presentation file. I'm starting to panic.
Calm down. Did you check the shared drive?
Yes, it's not there. What if I accidentally deleted it?
Don't hit the panic button yet. Let's look at your trash folder.
Oh, wait. I found it! I was in a blind panic for a second.
See? There was no need for fear. Just take a deep breath next time.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。英語圏では「Don't panic(慌てないで)」が日常的な励ましや注意喚起のフレーズとして定着しており、SF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』の表紙に書かれた言葉としても有名です。
よくある質問
Q. panic とは?
突然の抑えきれない恐怖や不安によって、冷静な思考や行動ができなくなることです。『Please do not panic.(どうかパニックにならないでください)』のように、緊急時やトラブルの場面で頻出します。
Q. panic と anxiety の違いは?
panic は突然発生する激しい恐怖で行動が伴うことが多いのに対し、anxiety は未来に対する持続的で漠然とした不安を指します。『She suffers from severe anxiety.(彼女は重度の不安を抱えている)』のように使います。
Q. panic の過去形や進行形の綴りは?
過去形や進行形では、c の後に k を追加して panicked や panicking と綴ります。c のまま e や i を続けると「ス」の発音になってしまうのを防ぐためです。『I am panicking.』のように書きます。
Q. 名詞の panic は数えられますか?
一般的な感情としてのパニックは不可算名詞ですが、特定の出来事や発作を指す場合は可算名詞になります。『He had a panic attack.(彼はパニック発作を起こした)』のように、a を伴う用法も日常会話でよく登場します。
Q. panic buying とはどういう意味ですか?
災害や危機の際に、人々が不安から日用品などを大量に買い占める行動のことです。『The rumor caused panic buying.(その噂が買い占めを引き起こした)』のようにニュースで頻繁に使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「高いところに対する一般的な恐れ」を表現するのに最適な名詞は?
Q: 「彼女はその知らせを聞いてパニックになった」の空所に入る正しい形は? She ( ) when she heard the news.
Q: 「群衆はパニック状態に陥った」の自然な表現は? The crowd was ( ) a panic.