over
- (前)〜の上に、〜を覆って
- (前)〜を越えて
- (前)〜の間ずっと
- (前)〜を超えて、〜以上
- (副)終わって
発音のコツ
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over は二重母音の「oʊ(オウ)」から始まります。「オー」と伸ばさず、口を丸めて「オ」を出した後、唇を狭めて「ウ」を添えます。続く「v」は上の前歯で下唇を軽く押さえ、隙間から息を出しながら声帯を震わせます。最後の「ər」は舌をどこにもつけずに軽く丸め、喉の奥から響かせるように発音してください。
活用形
- 複数形
- overs
- クリケットの投球単位など、名詞として使われる場合
コアイメージ
弧を描いて何かを越える、または何かをすっぽりと覆う動きがコアイメージです。物理的な位置関係だけでなく、時間や数量が基準を超える時や、物事が終了した時に使います。
overの意味・例文
前置詞
〜の上に、〜を覆って
in a position above or covering something
Put a blanket over the sleeping baby.
寝ている赤ちゃんに毛布をかけてください。
すっぽりと覆うコアイメージがよく分かる使い方です。
He placed his hand over the microphone.
彼はマイクの上に手を置きました。
物理的に何かを覆い隠す動作を表します。
Thick smoke hung over the city.
濃い煙が街を覆い尽くしていました。
空間全体に広がる様子を表現できます。
〜を越えて
across from one side to the other
The cat jumped over the tall fence.
猫が高いフェンスを飛び越えました。
弧を描いて障害物を越える動きを表します。
The new bridge over the river is complete.
川を越える新しい橋が完成しました。
一方の端からもう一方の端へ渡る位置関係を示します。
I am flying over the Pacific Ocean right now.
今、太平洋の上空を飛んでいます。
場所の上を通過していく状況に使われます。
〜の間ずっと
during a particular period of time
We will discuss this issue over lunch.
この問題については昼食をとりながら話し合いましょう。
食事や特定の期間を通して何かを行う時に使います。
I read a lot of books over the summer.
夏の間ずっとたくさんの本を読みました。
期間の始まりから終わりまで継続していることを示します。
The market has grown over the last decade.
市場はこの10年にわたって成長してきました。
長期的な期間をまたぐ変化を表すのに適しています。
〜を超えて、〜以上
more than a particular number, amount, or age
The project took over three years to complete.
プロジェクトの完了には3年以上かかりました。
数値が特定の基準を上回っていることを示します。
Over 500 people attended the charity event.
500人以上がそのチャリティイベントに参加しました。
具体的な人数の多さを強調する際によく使われます。
You must be over 18 to enter this club.
このクラブに入るには18歳以上でなければなりません。
年齢や条件の基準を超える時に使います。
副詞
終わって
finished or completed
I am so glad the exam is finally over.
試験がようやく終わってとても嬉しいです。
辛いことやイベントが終了した安堵感を表現します。
The meeting was over before noon.
会議は正午前に終わりました。
予定されていた出来事が完了したことを伝えます。
Summer is over, and it is getting cold.
夏が終わって、寒くなってきました。
季節や期間が過ぎ去ったことを表す際にも使われます。
語源
over は古英語の ofer(上に、越えて)に由来し、印欧語根 *uper(上に)から派生しました。もともとは物理的に上を越えていく動きを表していましたが、そこから「基準を超える(超過)」「全体を覆う」「端から端まで行き着く(終了)」と意味が発展しました。同じ語根を持つ関連語には、upper(より上の)があります。
派生語・ファミリー
overの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
over は覆いかぶさる位置や越える動きを、above は基準より高い位置を、beyond ははるか遠くの手の届かない範囲を表します。
よくある間違い
× Put a blanket above the baby. ○ Put a blanket over the baby. → 表面をすっぽりと覆う場合は over を使います。above は単に高い位置を示します。
× The movie is end. ○ The movie is over. → 出来事や期間が「終了した」という状態を表す時は、副詞の over を使います。
コラム
豆知識
over は「上を越えて」というイメージから、様々なスポーツのルール用語に派生しています。例えばクリケットでは、投手が6球投げる単位を「1オーバー(over)」と呼びます。これも基準となる回数を「越える」という語源に由来しています。
リアルな使われ方
ネイティブは会話の中で「もう一度やり直す」という意味で do it over をよく使います。仕事や作業でミスがあった時、「I have to do this over.(これをやり直さなきゃ)」のように言うと、自然な響きになります。
映画・音楽での使われ方
1939年の映画『オズの魔法使』の劇中歌『Over the Rainbow(虹の彼方に)』は、世界中で愛される名曲です。ここでの over は、虹のアーチを「越えた向こう側」という美しい情景を見事に表現しています。
イディオム・定型句
覆水盆に返らず
“Remember, it is no use crying over spilt milk.”
何度も繰り返して
“He played the same song over and over.”
大喜びして
“She was over the moon about her new job.”
overを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
How was your trip to Kyoto over the weekend?
It was great. We stayed there for more than three days.
Did you travel all over the city?
Yes, we went to many temples. But the trip was over too quickly.
I know that feeling. By the way, the meeting is starting soon.
Let's look over the documents before we go in.
文化的背景
トランシーバーや無線通信において、自分の発言が終わったことを相手に伝える際に「Over(どうぞ)」と言います。これは「私の話は終了した」という副詞の over から来ており、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. over とは?
弧を描いて越える動きや、すっぽりと覆う状態を表す前置詞・副詞です。『The dog jumped over the fence.(犬がフェンスを飛び越えた)』のように、物理的な動きや位置関係で頻出します。
Q. over と during の使い分けは?
どちらも期間を表しますが、over は「その期間の初めから終わりまでずっと」というニュアンスが強くなります。『We stayed there over the summer.』のように使います。
Q. over と more than は同じですか?
数量を表す場合はほぼ同じ意味で使えますが、more than の方が少しフォーマルな響きがあります。『It costs over 100 dollars.』のように、over は日常会話でよく使われます。
Q. 終わったことを伝える他の言い方は?
over の代わりに finished や completed に言い換えることができます。『The meeting is over.』を『The meeting is finished.』とすると、より明確に作業が完了したことが伝わります。
Q. over を使った日常的なフレーズは?
『get over(乗り越える、立ち直る)』が代表的です。『I finally got over my cold.(やっと風邪が治った)』のように、病気や悲しい出来事から回復した時によく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「テーブルの上に布をかける」の自然な表現は?
Q: 「週末にかけて雨が降った」の自然な表現は?
Q: 「The meeting is over.」の意味は?