irony

  • ()皮肉な事態、予想外の結果
  • ()反語、皮肉
UK/ˈaɪrəni/

発音のコツ

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irony の発音は「アイロニー」ではなく「アイアニー(/aɪərəni/)」に近いです。最初の「アイ」を強く発音し、続く「r」は舌を丸めて上あごに触れないように音を響かせます。日本語の「ロ」のように舌を弾かないことが最大のポイントです。語尾の「ニー」は力を抜いて軽く添えるように発音しましょう。

活用形

複数形
ironies

コアイメージ

言葉の表面的な意味と真意が逆であること、または予想と全く違う結果になることがコアイメージです。運命のいたずらのような事態や、意図を隠して逆のことを言う時に使います。

ironyの意味・例文

名詞

countable / uncountable

皮肉な事態、予想外の結果

A situation that is strange or funny because things happen in a way that seems to be the opposite of what you expected.

日常会話

The irony is that the fire station burned down.

皮肉なことに、消防署が全焼してしまいました。

事前の予想とは全く逆の結果になってしまった状況を表します。

ニュース

By a cruel irony, the peacemaker was killed in the war.

残酷な皮肉にも、その調停者は戦争で命を落としました。

運命のいたずらのような、避けられない悲劇的な状況に使われます。

ビジネス

The irony of the situation was clear to everyone.

その状況の皮肉さは誰の目にも明らかでした。

the irony of the situation はビジネスやフォーマルでも頻出のフレーズです。

不可算

反語、皮肉

The use of words to convey a meaning that is the opposite of its literal meaning.

日常会話

He said it was a great idea, but I sensed some irony.

彼は素晴らしいアイデアだと言いましたが、私は少し皮肉を感じました。

言葉の表面と裏の意図が違うことを察知した時の表現です。

アカデミック

The author uses irony to criticize the government.

著者は政府を批判するために反語を用いています。

文学作品などで、意図を隠して伝える修辞技法を指します。

フォーマル

She spoke without a hint of irony.

彼女は微塵の皮肉も交えずに話しました。

without irony で「真顔で、皮肉抜きで」という意味になります。

語源

irony は、古代ギリシャ語で「無知を装うこと」を意味する eirōneia に由来します。ギリシャ喜劇には、わざと自分を過小評価して賢い相手を負かすキャラクターがいました。この「意図を隠す」という演劇の手法から、現在の「言葉の裏腹さ」や「予想と逆の事態」という意味に発展しました。

派生語・ファミリー

形容詞ironic
形容詞ironical

ironyの使い方

よく使う組み合わせ

the irony of the situation (状況の皮肉)a touch of irony (少しの皮肉)tragic irony (悲劇的な皮肉)without irony (皮肉抜きで)detect the irony (皮肉を感じ取る)

使い分け

irony は予想と逆の結果や言葉の裏腹さを、sarcasm は相手を傷つける意図を持った辛辣な嫌味を、satire は社会や政治の愚かさを笑う風刺を表します。

The irony is that he lost his keys again.

運命のいたずらのような状況の面白さや悲しさを表します。

"Nice job," he said with heavy sarcasm.

相手を批判したり傷つけたりする悪意のあるニュアンスです。

The movie is a brilliant satire on modern politics.

社会の矛盾や愚かさをユーモアで批判するニュアンスです。

よくある間違い

× His sarcasm was that he lost his keys. ○ The irony was that he lost his keys. → 状況の皮肉には irony を使います。sarcasm は人への嫌味です。

× It is a great irony story. ○ It is a highly ironic story. → irony は名詞です。直後の名詞を直接修飾する場合は形容詞の ironic を使います。

コラム

豆知識

ギリシャ喜劇には「エイローン」という、わざと無知を装って賢い相手をやり込めるキャラクターがいました。これが irony の語源です。自分の本当の意図を隠すという演劇の手法が、現代の言葉や状況の皮肉へとつながっています。

リアルな使われ方

ネイティブは予想外の皮肉な状況に対して「Oh, the irony!(なんという皮肉!)」と感嘆符のように使うことがあります。SNSでも、矛盾した出来事の写真を載せてハッシュタグで #irony と添えるのが定番の表現方法です。

映画・音楽での使われ方

1995年のアラニス・モリセットのヒット曲『Ironic』は、結婚式の日の雨など様々な不運を歌っています。しかし、歌詞の出来事が「皮肉」ではなく単なる「不運」だとして、英語圏で長年議論の的になっている有名な楽曲です。

イディオム・定型句

定型句the irony is not lost on

〜もその皮肉な状況には気づいている

The irony of the situation was not lost on him.

定型句a cruel irony

残酷な皮肉

It is a cruel irony that he died on his birthday.

定型句a hint of irony

少しの皮肉

She smiled with a hint of irony.

ironyを使った会話例

カフェで友人と

A

Did you hear that the fire station burned down yesterday?

B

Wow, the irony of that is unbelievable.

A

I know. They were just holding a seminar on fire safety.

B

Were they using sarcasm when they said it was safe?

A

No, they were serious. It is just a cruel irony.

B

That is certainly a strange turn of events.

A

Yeah, the irony is not lost on the chief.

B

I hope they can rebuild it quickly.

文化的背景

イギリス英語では日常会話でも irony が好んで使われ、ユーモアの重要な一部とされています。意図を隠す表現を好む文化があるためです。アメリカでも広く使われますが、イギリスほど多用されない傾向があります。

よくある質問

Q. irony とは?

言葉の表面的な意味と真意が逆であること、または予想と全く違う結果になることです。『The irony is that he failed the test.(皮肉なことに彼は試験に落ちた)』のように使います。

Q. irony と sarcasm の違いは?

irony は状況の皮肉や反語を指し、sarcasm は相手への攻撃的な嫌味を指します。嫌味を言う時は『He spoke with sarcasm.(彼は嫌味を込めて話した)』のように表現します。

Q. irony はどんな場面で使いますか?

予想外の事態が起きた時や、文学作品の技法を説明する時に使います。『The author uses irony effectively.(著者は皮肉を効果的に使っている)』は文学の解説で定番の表現です。

Q. irony の形容詞形は何ですか?

形容詞形は ironic(皮肉な)です。『It is ironic that the police station was robbed.(警察署が強盗に遭うとは皮肉だ)』のように、状況を修飾する際によく使われます。

Q. irony と相性の良い前置詞は?

without を伴う表現が頻出します。『He said it without irony.(彼は皮肉抜きでそれを言った)』のように使うと、本心から真面目に言っていることを強調できます。

CHECK QUIZ

Q: 相手を傷つける意図で「素晴らしい仕事だね」と嫌味を言う時に最適な単語は?

Q: 「彼が遅刻したのは皮肉だ」の自然な表現は?

Q: 「その皮肉な状況に気づいている」を意味するイディオムは?