sarcasm

  • ()皮肉、嫌味
UK/sɑrˈkæzəm/

発音のコツ

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sarcasm は最初の母音「ɑː」にアクセントを置きます。口を大きく開けて「サァ」と言いながら舌を丸めて「r」の音を出してください。次の「casm」は「キャズム」のように「æ」の音を入れ、最後は「z」の有声音の後に軽く「m」を添えて「ズム」と響かせます。「サーカズム」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。

活用形

複数形
sarcasms
具体的な皮肉な発言を指す場合に複数形になります。

コアイメージ

自分の本当の気持ちとは逆のことを言って、相手をからかったり批判したりすることがコアイメージです。相手の言動に対して、あえて逆の言葉で皮肉や嫌味を伝えたい時に使います。

sarcasmの意味・例文

名詞

uncountable / countable

皮肉、嫌味

The use of irony to mock or convey contempt.

日常会話

"Oh, what a surprise," she said with heavy sarcasm.

「あら、驚いたわ」と彼女は強い皮肉を込めて言いました。

heavy sarcasm で「強い皮肉」を表す定番の表現です。

SNS・カジュアル

I cannot tell if he is using sarcasm or not.

彼が皮肉を言っているのかどうか分かりません。

use sarcasm で「皮肉を使う・言う」となります。

ビジネス

Please keep your sarcasm out of the meeting.

会議では嫌味を言うのを控えてください。

keep ~ out of で「〜を持ち込まない」と表現します。

語源

sarcasm はギリシャ語の sarkazein(肉を裂く、唇を噛む)が語源です。犬が歯をむき出しにして肉を引きちぎるように、言葉の刃で相手の心をえぐるという成り立ちから、現在の「皮肉・嫌味」という意味に発展しました。同じ sark(肉)の語根を持つ関連語には、sarcophagus(石棺:肉を食べる石)があります。

派生語・ファミリー

形容詞sarcastic
副詞sarcastically

sarcasmの使い方

よく使う組み合わせ

a hint of sarcasm (少しの皮肉)heavy sarcasm (強い皮肉)say with sarcasm (皮肉を込めて言う)use sarcasm (皮肉を言う)detect sarcasm (皮肉に気づく)

使い分け

sarcasm は相手をからかう意図で逆のことを言い、irony は状況や結果が意図と逆になる皮肉を指し、cynicism は人間の善意を信じない冷笑的な態度を表します。

"Nice job," he said with sarcasm.

相手をからかう意図でわざと逆の言葉を使うニュアンスです。

The irony is that the fire station burned down.

予想や意図とは逆の結果になってしまった状況を指すニュアンスです。

cynicism

His cynicism makes it hard for him to trust anyone.

世の中や他人の動機に対して冷めた見方をするニュアンスです。

よくある間違い

× He said a sarcasm to me. ○ He made a sarcastic remark to me. → sarcasm は不可算名詞として扱うのが一般的なので、具体的な発言は a sarcastic remark を使います。

× I didn't understand his irony. ○ I didn't understand his sarcasm. → 人が意図的に言う「嫌味・皮肉」には sarcasm を使います。irony は状況の皮肉さを指すことが多いです。

コラム

豆知識

語源であるギリシャ語の「sarkazein」は「肉をむしり取る」という恐ろしい意味を持っています。言葉の刃で相手の心をえぐるような鋭い攻撃性が、sarcasm という単語の根底に流れています。犬が歯をむき出しにして肉を引きちぎる様子が由来とも言われており、言葉の持つ破壊力をよく表しています。

リアルな使われ方

ネイティブは相手が皮肉を言っていると指摘する時、「I sense heavy sarcasm.(強い皮肉を感じるよ)」と言ったりします。また、明らかに皮肉めいた発言に対して「Is that sarcasm?(それって嫌味?)」と軽く返すのも日常会話の定番フレーズとしてよく使われます。

映画・音楽での使われ方

アメリカの大ヒットドラマ『フレンズ(Friends)』の登場人物チャンドラーは、sarcasm の達人として知られています。彼のセリフの多くは皮肉で構成されており、英語のユーモアや sarcastic な話し方を学ぶのに最適な教材と言えます。作品を通じて生きた使い方を学べます。

イディオム・定型句

ことわざSarcasm is the lowest form of wit.

皮肉は最低のユーモアである

He reminded me that sarcasm is the lowest form of wit.

定型句dripping with sarcasm

皮肉たっぷりの

Her voice was dripping with sarcasm.

定型句note the sarcasm

皮肉だと分かってほしい

Note the sarcasm in my voice when I say that.

sarcasmを使った会話例

金曜の夕方、オフィスで同僚と

A

Did you hear what John said? His voice was dripping with sarcasm.

B

Yes, he is always making sarcastic comments about the new project.

A

I know. The irony is that his own project isn't doing well either.

B

Exactly. I wish he would use his intelligence for something better.

A

Sarcasm is the lowest form of wit, as they say.

B

True. Let's just ignore his sarcasms and focus on our work.

文化的背景

欧米文化、特にイギリスなどでは、皮肉(sarcasm)は日常的なユーモアや親しさの表現として頻繁に使われます。しかし、使い方を間違えると相手を深く傷つけるため、ビジネスや初対面の場では注意が必要です。

よくある質問

Q. sarcasm とは?

自分の本当の気持ちとは逆のことを言って、相手をからかったり批判したりすることです。『"Great," he said with sarcasm.(「素晴らしい」と彼は皮肉を込めて言った)』のように使います。

Q. sarcasm と irony の違いは?

sarcasm は人を攻撃したりからかったりする意図的な嫌味です。一方の irony は意図とは逆の結果になる状況そのものを指し、『The irony is that he failed.(皮肉なことに彼は失敗した)』のように使います。

Q. sarcasm はどんな場面で使いますか?

相手の失敗や的外れな言動に対して、あえて褒めるような言葉を使って嫌味を伝える場面で使います。『I cannot detect sarcasm well.(私は皮肉をうまく察知できない)』のように日常会話で頻出します。

Q. sarcasm の形容詞形はどう使いますか?

形容詞形の sarcastic を使い、皮肉めいた態度や発言を表現します。『He made a sarcastic comment.(彼は皮肉なコメントをした)』のように、名詞を修飾する際に便利です。

Q. sarcasm を使った有名な表現は?

『dripping with sarcasm(皮肉たっぷりの)』が代表的です。『Her tone was dripping with sarcasm.』のように、声のトーンや態度に嫌味が溢れている状態を表現します。

CHECK QUIZ

Q: 「消防署が火事になった」状況を表すのに最適な単語は?

Q: 「彼は皮肉っぽい口調で話した」の自然な表現は?

Q: 「彼女は声に少しの皮肉を込めて尋ねた」の自然な表現は?