indulge
- (動)ふける、没頭する
- (動)甘やかす、満たす
発音のコツ
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indulge は後ろの音節「dulge(dʌldʒ)」にアクセントを置きます。「ダ」は口をあまり開けずに短く発音し、最後の「dʒ」は唇を少し前に突き出して「ヂ」と息を摩擦させます。最初の「in」は力を抜いて「イン」と軽く添える程度に発音すると、英語らしいリズムになります。
活用形
- 三単現
- indulges
- 進行形(-ing)
- indulging
- 過去形
- indulged
- 過去分詞
- indulged
コアイメージ
欲望や快楽に身を任せて、好きなことを心ゆくまで楽しむことがコアイメージです。普段は我慢していることや、少し罪悪感のある楽しみを自分に許す時に使います。
indulgeの意味・例文
動詞
ふける、没頭する
To allow yourself to enjoy the pleasure of something.
I want to indulge in a hot bath tonight.
今夜は温かいお風呂を心ゆくまで楽しみたいです。
indulge in の形で「〜にふける」という定番の表現です。
Let's indulge in some sweet treats this weekend!
今週末は甘いスイーツを堪能しよう!
普段我慢している楽しみを解禁するニュアンスを含みます。
He rarely indulges in idle gossip at work.
彼は職場で無駄な噂話にふけることはめったにありません。
ネガティブな行為に没頭することを否定する際にも使えます。
甘やかす、満たす
To allow someone to do what they want, or to satisfy a desire.
Grandparents often indulge their grandchildren with gifts.
祖父母はしばしば孫を贈り物で甘やかします。
対象の望むままにさせてあげるという語源通りの使い方です。
She decided to indulge her craving for chocolate.
彼女はチョコレートへの欲求を満たすことにしました。
物や欲求を直接目的語にして「満たす」という意味を表します。
Please indulge me for a moment while I explain.
私が説明する間、少しだけお付き合いください。
相手に忍耐や譲歩を求める際の丁寧な表現です。
語源
indulge はラテン語の indulgere(親切にする、譲歩する)が語源とされています。接頭辞の in-(〜の中に)と、語根の dulge(長い、続く)が組み合わさり、「相手の望むままに長く続けさせる」という成り立ちです。そこから「欲求のままにさせる」「甘やかす」という現在の意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、名詞形の indulgence(道楽、免罪符)があります。
派生語・ファミリー
indulgeの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
indulge は欲求や願望を満たしてやり、spoil は性格が悪くなるほど過度に甘やかし、pamper は過保護に世話をして心地よくさせます。
よくある間違い
× I want to indulge reading a book. ○ I want to indulge in reading a book. → 「〜にふける」と自動詞で使う場合は、必ず前置詞の in を伴います。
× He indulged into drinking alcohol. ○ He indulged in drinking alcohol. → 夢中になる対象を示す前置詞は into ではなく in を使うのが正しい文法です。
コラム
豆知識
歴史上で有名な「免罪符」は英語で indulgence と呼ばれます。カトリック教会が信徒の罪の罰を免除する証明書として発行し、これがマルティン・ルターによる宗教改革の引き金となりました。「罪を許す、大目に見る」という語源が歴史を動かした興味深い例です。
リアルな使われ方
ネイティブは相手に突飛なアイデアを聞いてほしい時、「Indulge me.(騙されたと思って少し付き合って)」と前置きすることがよくあります。相手に時間や忍耐を割いて自分を甘やかしてほしい、という控えめなお願いの実用的なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
2010年の映画『食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)』では、主人公がイタリアでピザやパスタを食べるシーンで「何もしない美学」とともに、食に indulge する(ふける)ことの喜びが鮮やかに描かれています。
イディオム・定型句
自分の好きなようにする
“It is your birthday, so indulge yourself!”
私の話に少し付き合って
“Just indulge me and listen to this idea.”
気まぐれに応じる
“He decided to indulge a sudden whim to travel.”
indulgeを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
You look tired. Are you working on the new project?
Yes, it's been a tough week. I need to indulge in some relaxation this weekend.
Good idea. How about going to the spa to pamper yourself?
That sounds perfect. I might also indulge my craving for a huge steak.
You definitely deserve it. Just don't spoil your appetite before dinner!
I won't. Thanks for indulging my complaints, by the way.
文化的背景
キリスト教の歴史において、indulgence(免罪符)は非常に重要なキーワードです。現代の日常会話では、ダイエットや節約など「普段は自制しているルールを一時的に破って楽しむ」というキリスト教的な罪悪感と結びついたニュアンスでよく使われます。
よくある質問
Q. indulge とは?
欲望や快楽に身を任せて、好きなことを心ゆくまで楽しむことです。『I want to indulge in a good book.(良い本に没頭したい)』のように、リラックスして楽しむ時に使います。
Q. indulge in と indulge の違いは?
自動詞として「〜にふける」と言う場合は indulge in を使います。他動詞として『indulge a child(子供を甘やかす)』のように直接目的語を取る場合は、対象の欲求を満たす意味になります。
Q. spoil との違いは?
spoil は「台無しにする」が原義で、甘やかしてダメにするというネガティブな意味合いが強いです。一方の indulge は『indulge oneself(自分を甘やかす)』のように肯定的な文脈でも使えます。
Q. どんな場面でよく使われますか?
ダイエット中のチートデイや週末のリラックスなど、普段我慢している楽しみを解禁する場面で頻出します。『Let's indulge in some dessert.(デザートを楽しもう)』は定番のフレーズです。
Q. 名詞形の indulgence はどう使いますか?
「道楽」や「自分へのご褒美」という意味で使われます。『Chocolate is my only indulgence.(チョコレートは私の唯一の楽しみです)』のように、少し罪悪感を伴う楽しみにぴったりな表現です。
CHECK QUIZ
Q: 企画を説明する前に「少し話に付き合って」と言いたい時の表現は?
Q: 「週末はショッピングにふけりたい」の自然な表現は?