illness

  • ()病気、体調不良
  • ()具体的な病気、疾患
UK/ˈɪlnəs/

発音のコツ

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illness は最初の母音「ɪ」にアクセントを置きます。日本語の「イ」より口の力を抜き、舌をやや下げて「エ」に近い短い音を出します。「イルネス」とハッキリ発音せず、続く「l」は舌先を上の歯の裏にしっかり当てて音を響かせます。後半の「ness」は力を抜いた曖昧な音で軽く添えるように発音してください。

活用形

複数形
illnesses

コアイメージ

心身の健康が損なわれ、体調が悪い状態にあることがコアイメージです。主に患者自身が感じる主観的な不調や、具体的な病名を伏せて病気全般を指し示したい時に使います。

illnessの意味・例文

名詞

不可算

病気、体調不良

The state of being unwell or suffering from a disease.

日常会話

He missed a week of school due to illness.

彼は病気のため学校を1週間休みました。

具体的な病名を挙げず、病気である状態そのものを指します。

ビジネス

The company allows paid leave for illness.

その会社は病気による有給休暇を認めています。

規則や制度において病気全般を指す際に使われます。

ニュース

Rates of mental illness have increased recently.

最近、精神疾患の割合が増加しています。

mental illness(精神疾患)は非常に頻出する組み合わせです。

可算

具体的な病気、疾患

A specific disease or period of sickness.

アカデミック

The early symptoms of this illness are difficult to detect.

この病気の初期症状を発見するのは困難です。

特定の病気を指す場合は数えられる名詞として扱います。

日常会話

She is recovering from a severe illness.

彼女は重い病気から回復しつつあります。

recover from(〜から回復する)とよく一緒に使われます。

ニュース

A mysterious illness is spreading in the village.

謎の病気がその村で広がっています。

原因不明の個別の病気を報じる際によく登場します。

語源

illness は古ノルド語の illr(悪い)に由来する ill に、状態を表す接尾辞 -ness が結びついて生まれました。本来は「悪い状態」全般を指していましたが、徐々に身体的・精神的な「病気」の意味へと特化して発展しました。同じ接尾辞 -ness(〜の状態)を持つ関連語には、weakness(弱さ)があります。

派生語・ファミリー

形容詞ill
副詞ill

illnessの使い方

よく使う組み合わせ

mental illness (精神疾患)severe illness (重病)recover from an illness (病気から回復する)cause an illness (病気を引き起こす)terminal illness (末期疾患)

使い分け

illness は患者自身の主観的な体調不良や病気の状態に焦点を当て、disease は医学的に診断される客観的な疾患や感染症を指し、sickness は日常的で一時的な体調不良や吐き気を表します。

He is recovering from a long illness.

患者が個人的に経験している病気の状態や不調を強調します。

Heart disease is a major cause of death.

臓器の異常や感染症など、医学的・客観的に診断される疾患です。

She felt a wave of sickness on the boat.

風邪などの軽い体調不良や、吐き気などの一時的な症状を指します。

よくある間違い

× I have a bad illness today. ○ I have a bad cold today. → illness は深刻な病気や長期の不調を指すため、日常的な軽い風邪などの体調不良には大げさに聞こえます。

× The new virus is a dangerous illness. ○ The new virus is a dangerous disease. → ウイルスや細菌による客観的な感染症には disease を使います。illness は個人の状態に焦点を当てます。

コラム

豆知識

精神的な健康への関心が高まる現代では、mental illness(精神疾患)という言葉がニュースや日常会話で頻繁に登場します。かつてはタブー視されがちでしたが、現在では身体の病気と同じようにオープンに語り、サポートを求めることが推奨されています。

リアルな使われ方

ネイティブは職場で病欠を伝える際、単に illness と言うよりも「I have a family illness to attend to(家族の病気で対応が必要です)」のように、詳細を伏せつつ正当な理由を伝える便利なフレーズとして使うことがあります。

映画・音楽での使われ方

2017年の高く評価された映画『The Big Sick(邦題:ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ)』は、主人公の恋人が原因不明の重い病気(illness)で昏睡状態に陥る実話に基づいています。異文化と病気という重いテーマをユーモアを交えて描いた作品です。

イディオム・定型句

定型句succumb to an illness

病気に倒れる、病死する

He sadly succumbed to a brief illness.

定型句fake an illness

仮病を使う

She tried to fake an illness to skip school.

定型句chronic illness

慢性疾患

Living with a chronic illness requires daily care.

illnessを使った会話例

火曜日の朝、オフィスで同僚と

A

Do you know why John is absent today?

B

He is taking a few days off due to a sudden illness.

A

I hope it is not a serious disease.

B

He said it is just a minor stomach bug, not a severe illness.

A

That is a relief. We cannot afford to have anyone else sick right now.

B

Exactly. I will send him a message wishing him a quick recovery.

文化的背景

欧米の職場では、個人の具体的な病名(disease)を根掘り葉掘り聞くことはプライバシーの侵害とみなされるため、単に illness や medical condition とぼかして表現するのが一般的です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. illness とは?

心身の健康が損なわれている状態や、その病気自体を指す名詞です。『He is recovering from a serious illness.(彼は重病から回復しつつある)』のように使います。

Q. illness と disease の違いは?

illness は患者が主観的に感じる体調不良や病気の状態に焦点を当てます。一方の disease は『a rare genetic disease(まれな遺伝性疾患)』のように、医学的に診断される客観的な疾患を指します。

Q. illness はどんな場面で使いますか?

具体的な病名を伏せて状況を伝える時や、長期的な不調を話す場面で使います。『She has a mental illness.(彼女は精神疾患を抱えている)』のように、心の病を指す際にも頻出します。

Q. 「仮病を使う」は illness を使ってどう言いますか?

動詞の fake(偽造する、ふりをする)を使って表現できます。『He tried to fake an illness.(彼は仮病を使おうとした)』のように言うと、ズル休みなどの文脈で自然に伝わります。

Q. illness をフォーマルに言い換えると?

軽い不調なら ailment、より医学的で広範な状態なら condition に言い換えられます。『He suffers from a heart condition.(彼は心臓の疾患を患っている)』のようにすると専門的な響きになります。

CHECK QUIZ

Q: 医師が「心臓の疾患」を客観的に診断する際に適した語は?

Q: 「彼は長引く病気から回復した」の自然な表現は?

Q: ニュースで「mental illness」と言った場合、何を指す?