identity
- (名)身元、正体
- (名)アイデンティティ、独自性
発音のコツ
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identity は第2音節の「den」にアクセントを置きます。「アイデンティティ」と平坦に読まず、「アイ・デェン・タ・ティ」のようにメリハリをつけて発音してください。アメリカ英語では、後半の「t」がフラップT(ラ行のような音)になり「アイデナティ」のように聞こえることが多いので注意しましょう。
活用形
- 複数形
- identities
コアイメージ
自分が何者であるか(他と区別される独自の存在であること)がコアイメージです。人の身元や証明、または個人や集団が持つ独自の性質について話す時に使います。
identityの意味・例文
名詞
身元、正体
Who a person is, or the name of a person.
The police are trying to discover the identity of the suspect.
警察は容疑者の身元を割り出そうとしています。
犯罪や事件の報道で頻繁に使われる表現です。
The true identity of the writer remains a secret.
その作家の本当の正体は秘密のままです。
隠された正体や身元について語る時に使います。
Please provide proof of your identity at the reception.
受付で身元を証明するものを提示してください。
proof of identity で「身分証明」という定型句になります。
アイデンティティ、独自性
The qualities and beliefs that make a particular person or group different from others.
Language plays a crucial role in shaping national identity.
言語は国民のアイデンティティを形成する上で重要な役割を果たします。
集団や国家が持つ独自の性質を論じる際に適しています。
He suffered an identity crisis when he lost his job.
彼は仕事を失った時、アイデンティティの喪失に苦しみました。
自分が何者か分からなくなる心理状態を表します。
I feel like I am losing my own identity in this relationship.
この関係の中で、自分自身のアイデンティティを失っている気がします。
自己の確立や価値観について語る時に使います。
語源
identity はラテン語の idem(同じ)から派生した identitas が語源です。「常に同じ状態を保つこと」から、「他ならぬその人自身であること」を指すようになり、現在の「身元」や「アイデンティティ」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、identify(特定する)があります。
派生語・ファミリー
identityの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
identity は自分が何者であるかという根本的な自己認識を、individuality は他者と区別される個人の独自性を、personality は人が持つ性格や人柄を表します。
“We should respect each student's individuality.”
→ 他者とは異なるその人だけの独自の個性のニュアンスです。
よくある間違い
× He showed his identify card. ○ He showed his identity card. → identify は「特定する」という動詞です。身分証明書は名詞の identity を使います。
× They have the identity bags. ○ They have identical bags. → 「全く同じ」という形容詞の意味で identity は使えません。派生語の identical を使います。
コラム
豆知識
心理学における「アイデンティティ・クライシス(自己喪失)」という概念は、発達心理学者のエリク・エリクソンが提唱しました。青年期に「自分は本当は何者なのか」と深く悩む時期を指し、現在では日常会話でも使われる一般的な心理用語になっています。
リアルな使われ方
日常会話やビジネスシーンでは、identity card を省略してシンプルに ID と呼ぶのが一般的です。「Can I see your ID?(身分証を見せてもらえますか?)」のように、年齢確認や入館の手続きなどでネイティブが毎日使う決まり文句です。
映画・音楽での使われ方
2002 年のアクション映画『ボーン・アイデンティティー(The Bourne Identity)』は、記憶喪失の暗殺者が自分の正体を探る大ヒット作です。タイトルそのものが「ボーンの身元」という物語の最大の謎を表しており、単語のニュアンスがよく分かります。
イディオム・定型句
個人情報の盗難、なりすまし
“She became a victim of identity theft online.”
アイデンティティの喪失、自己喪失
“The teenager went through a severe identity crisis.”
人違い
“He was arrested in a case of mistaken identity.”
identityを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Did you hear about the data breach? Someone stole customer information.
Yes, it is terrible. We need to prevent identity theft immediately.
I agree. We should ask customers to update their passwords to protect their anonymity.
Also, we might need a stronger proof of identity for new accounts.
That makes sense. It will help us identify fake users.
Exactly. Protecting our brand identity is also crucial right now.
文化的背景
欧米では運転免許証やパスポートなどの身分証明書を「ID」と呼びますが、これは identity document の略です。また、多民族国家においては、個人のルーツとなる文化的アイデンティティの尊重が社会的に非常に重視されます。
よくある質問
Q. identity とは?
自分が何者であるかという「身元」や、他者と区別される「独自の性質(アイデンティティ)」を指す名詞です。『The police confirmed his identity.(警察は彼の身元を確認した)』のように使われます。
Q. identity と personality の違いは?
identity は「自分が何者であるか」という社会的・根本的な属性や自己認識を指します。一方の personality は『He has a great personality.(彼は性格が良い)』のように、日常的な性格や人柄を表します。
Q. 「アイデンティティ」は日本語と同じように使えますか?
はい、個人の価値観や帰属意識を表す際に同じように使えます。『She struggled with her cultural identity.(彼女は文化的なアイデンティティに悩んだ)』のように、自己のルーツや独自の性質を語る場面で頻出します。
Q. identity を使った有名な表現は?
『identity theft(個人情報盗難)』が現代ではよく使われます。『He was a victim of identity theft.(彼は個人情報盗難の被害に遭った)』のように、ネット犯罪のニュースなどで頻繁に登場する表現です。
Q. identity の動詞形は何ですか?
動詞形は identify(特定する、同一視する)です。『I cannot identify the suspect.(容疑者を特定できない)』のように、誰であるかを見分ける場面で使われます。
CHECK QUIZ
Q: 警察が「容疑者の正体」を隠す際に使う表現は?
Q: ネット上でクレジットカード情報などを盗まれる犯罪を何と呼ぶ?