hardship
- (名)苦難、困難な状況
- (名)経済的困窮、生活苦
発音のコツ
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hardship は最初の母音「ɑː」にアクセントを置きます。口を大きく開けて「ハー」と伸ばし、舌を丸めて「r」の音を作ります。続く「d」は舌先を上の歯茎につけて息を止めますが、強く破裂させません。「ship」の「sh」は唇を少し前に突き出して「シュ」と息を出し、「i」は日本語の「イ」より力を抜いて短く発音します。
活用形
- 複数形
- hardships
コアイメージ
厳しい状況や耐え難い苦痛を伴う状態がコアイメージです。生活を脅かすような深刻な困難や、経済的な困窮について語る時に使います。
hardshipの意味・例文
名詞
苦難、困難な状況
severe suffering, privation, or a situation that is difficult to endure.
He experienced one hardship after another, but he never gave up.
彼は次々と苦難を経験しましたが、決してあきらめませんでした。
次々と起こる辛い出来事を表現する時に使います。
The pioneers endured great hardships during their journey.
開拓者たちは旅の途中で多大な苦難に耐えました。
具体的な複数の苦難を指す場合は複数形になります。
The prolonged drought caused severe hardship for the local farmers.
長引く干ばつは地元の農民たちに深刻な苦難をもたらしました。
自然災害などが引き起こす過酷な状況を表します。
経済的困窮、生活苦
a situation in which life is very difficult, usually because you do not have enough money.
Many small businesses are facing financial hardship this year.
今年は多くの中小企業が経済的困窮に直面しています。
financial hardship は「経済的困窮」の定型表現です。
The government announced a new policy to alleviate economic hardship.
政府は経済的苦難を軽減するための新政策を発表しました。
alleviate(軽減する)などの動詞とよく結びつきます。
Students experiencing hardship can apply for the emergency fund.
生活苦を経験している学生は緊急基金に申し込むことができます。
公的な支援や奨学金の案内文で頻出する用法です。
語源
hardship は形容詞 hard(困難な、厳しい)と、状態や性質を表す名詞接尾辞 -ship から成り立っています。厳しい状態に置かれているという成り立ちから、現在の「苦難」や「困窮」という意味に発展しました。同じ -ship の接尾辞を持つ関連語には、friendship(友情)があります。
派生語・ファミリー
hardshipの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
hardship は生活上の厳しい苦しみや困窮を、adversity は不運や逆境という逃れられない状況を、difficulty は解決すべき一般的な困難や難しさを表します。
“She overcame great adversity to succeed.”
→ 不運や逆境といった厳しい状況に立ち向かうニュアンスです。
よくある間違い
× The war brought many difficults to the people. ○ The war brought many hardships to the people. → difficult は形容詞なので名詞の複数形にはできません。具体的な苦難を指すには hardships を使います。
× I had a hardship understanding the teacher. ○ I had difficulty understanding the teacher. → 「〜するのに苦労する」という日常的な難しさには have difficulty doing を使います。
コラム
豆知識
hardship の接尾辞 -ship は「状態」や「性質」を表します。friendship(友情)や leadership(指導力)と同じ成り立ちで、hard(厳しい)に ship(状態)が組み合わさって「厳しい状況=苦難」という意味が生まれました。名詞を作る便利な接尾辞の代表例です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、hardship は少し硬く深刻な響きがあるため、同じ意味でも have a hard time(辛い思いをする)や struggle(苦労する)と言い換えることがよくあります。ニュース報道や行政の文書などで、人々の生活苦を客観的に伝える際によく登場します。
映画・音楽での使われ方
ウィル・スミス主演の映画『The Pursuit of Happyness(幸せのちから)』は、ホームレスになるという深刻な financial hardship(経済的困窮)を乗り越えて成功を掴む主人公の姿を描いた実話に基づく名作です。極限の苦難に立ち向かう人間の強さが伝わります。
イディオム・定型句
経済的困窮
“Many families are struggling with severe financial hardship.”
苦難の人生
“He lived a life of hardship after the war ended.”
過酷な任地、僻地勤務
“She was assigned to a hardship post in a developing country.”
hardshipを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
You look tired today. Is everything okay?
Honestly, I'm facing a bit of financial hardship right now.
I'm sorry to hear that. Rent increases are a difficulty for everyone.
Yeah. I might need to find a second job to overcome these hardships.
Let me know if I can help. It's tough enduring such adversity alone.
Thanks. Your support really makes a difference.
文化的背景
欧米の大学や公的機関では、経済的に困難な状況にある学生や市民を支援するための「hardship fund(困窮者救済基金)」が広く設けられています。個人の努力ではどうにもならない苦難に対して、社会全体でサポートする文化が根付いています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. hardship とは?
生活を脅かすような厳しい苦難や困窮状態のことです。『He endured great hardship during the war.(彼は戦争中に多大な苦難に耐えた)』のように、深刻な状況を表す時に使います。
Q. hardship と difficulty の違いは?
hardship は生活上の深刻な苦痛や困窮に重点があります。一方の difficulty は解決すべき一般的な問題や障害を指し、『have difficulty sleeping(眠りにつくのが難しい)』のように日常的な困難に使います。
Q. hardship はどんな動詞と一緒に使いますか?
苦難に「耐える」を意味する endure や、「経験する」を意味する face や suffer とよく結びつきます。『Many families face financial hardship.(多くの家庭が経済的困窮に直面している)』のように使います。
Q. 日常会話で hardship はどう言い換えますか?
hardship は少し硬い響きがあるため、日常会話では have a hard time や struggle に言い換えるのが自然です。『I am having a hard time.(辛い思いをしている)』のように表現します。
Q. hardship は数えられる名詞ですか?
具体的な苦難の出来事を指す場合は可算名詞として hardships と複数形になります。一方、抽象的な苦しみや状態を指す場合は不可算名詞として扱い、『a life of hardship(苦難の人生)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「数学の宿題を解くのが難しい」と言うのに最適な名詞は?
Q: 「深刻な経済的困窮に直面している」の自然な表現は?
Q: 「彼らは戦争中に多くの苦難を経験した」の空欄に入る語は? They experienced many ( ) during the war.