harass

  • ()嫌がらせをする
  • ()しつこく悩ます
UK/ˈhəˌræs/

発音のコツ

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アメリカ英語では「hə-RASS」と第 2 音節にアクセントを置き、イギリス英語では「HAR-əs」と第 1 音節にアクセントを置くのが一般的です。アメリカ発音の場合、最初の「hə」は力を抜いた曖昧な音にし、「rass」の「æ」で口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を強く出します。最後の「s」は濁らないことに注意してください。

活用形

三単現
harasses
進行形(-ing)
harassing
過去形
harassed
過去分詞
harassed

コアイメージ

執拗に相手を攻撃したり、精神的に追い詰めたりして苦痛を与えることがコアイメージです。職場や学校などで、不快な行為を繰り返して相手を困らせる時に使います。

harassの意味・例文

動詞

他動詞

嫌がらせをする

To subject someone to aggressive pressure or intimidation.

職場

She claimed that her boss harassed her constantly.

彼女は上司から絶えず嫌がらせを受けていると主張しました。

職場のハラスメントを訴える文脈でよく使われます。

ニュース

The company was sued for harassing its employees.

その企業は従業員に嫌がらせをしたとして提訴されました。

訴訟などの法的なトラブルを報じるニュースで頻出します。

アカデミック

The study shows how minority students are harassed online.

その研究はマイノリティの学生がオンラインでどのように嫌がらせを受けているかを示しています。

インターネット上の嫌がらせ(サイバー・ハラスメント)を表します。

日常会話

Please do not harass the wildlife in the park.

公園の野生動物に嫌がらせをしないでください。

動物を執拗に追い回したり脅かしたりする行為にも使えます。

他動詞

しつこく悩ます

To annoy or bother someone in a constant or repeated way.

SNS・カジュアル

My little brother always harasses me for money.

弟はいつもお金をねだって私を困らせます。

お金をしつこくねだるような日常の迷惑行為にも使えます。

ニュース

Reporters harassed the actor outside his house.

記者たちは家の外でその俳優をしつこく悩ませました。

パパラッチなどが執拗に付きまとう状況を表現できます。

ビジネス

We should not harass our clients with too many emails.

多すぎるメールで顧客を悩ませるべきではありません。

ビジネスにおいて、過剰な連絡で顧客を困らせることを戒める表現です。

語源

harass は、17 世紀のフランス語 harasser(疲れ果てさせる)に由来します。さらに遡ると、猟犬に hare(かかれ)とけしかけて獲物を追い詰める言葉から派生したと言われています。犬が執拗に獲物を追い回して疲弊させる様子が、現在の「しつこく嫌がらせをする」という意味に発展しました。

派生語・ファミリー

名詞harassment
名詞harasser
形容詞harassed
形容詞harassing

harassの使い方

よく使う組み合わせ

sexually harass (セクハラをする)verbally harass (言葉で嫌がらせをする)feel harassed (精神的に追い詰められていると感じる)constantly harass (絶えず嫌がらせをする)harass innocent people (無実の人々を苦しめる)

使い分け

harass は執拗かつ悪意を持って相手を精神的に追い詰め、annoy は不快な音や態度で一時的にイライラさせ、bother は手間をかけさせたり邪魔をして面倒をかけます。

The manager continued to harass the new employee.

執拗な嫌がらせで精神的な苦痛を与えるニュアンスです。

The loud music next door will annoy me.

一時的な騒音などで感情的にイライラするニュアンスです。

I am sorry to bother you while you are working.

相手の時間を取らせたり、作業の邪魔をするニュアンスです。

よくある間違い

× The boss harassed to his staff. ○ The boss harassed his staff. → harass は他動詞なので、直後に前置詞を置かずに直接目的語をとります。

× She filed a complaint about harass. ○ She filed a complaint about harassment. → 前置詞 about の後には名詞が続くため、動詞の harass ではなく名詞形の harassment を使います。

コラム

豆知識

harass の語源は、猟犬に「hare(かかれ)」と指示して獲物を執拗に追い詰めさせる様子に由来します。動物が息つく暇もなく追い回されて疲弊するイメージが、現代の「精神的に追い詰める嫌がらせ」という深刻な意味合いに繋がっています。

リアルな使われ方

英語のニュースや職場のガイドラインでは、sexual harassment(セクシャル・ハラスメント)という言葉が頻繁に登場します。動詞として使う場合は、sexually harass(セクハラをする)という形で副詞と組み合わせて表現するのがネイティブの自然な使い方です。

映画・音楽での使われ方

1994 年の映画『ディスクロージャー(Disclosure)』は、職場の sexual harassment をテーマにしたサスペンス作品です。この映画は、男性が女性上司から嫌がらせを受けるという当時としては斬新な設定で、ハラスメント問題の複雑さを社会に提起しました。

イディオム・定型句

定型句sexually harass

セクハラをする

It is illegal to sexually harass employees.

定型句verbally harass

言葉で嫌がらせをする

They verbally harassed the opposing team's players.

定型句feel harassed

精神的に追い詰められていると感じる

I feel harassed by the constant demands.

harassを使った会話例

人事部のオフィスで、担当者と従業員が

A

Thank you for coming in. You mentioned that someone harasses you.

B

Yes, my team leader constantly makes inappropriate comments.

A

I am sorry to hear that. How long has he been harassing you?

B

It started last month. I feel harassed every time I go to the office.

A

We take this seriously. We will investigate the situation immediately.

B

Thank you. I just want the harassment to stop.

文化的背景

英語圏でも職場や学校でのハラスメントは深刻な社会問題として扱われます。日本語では「セクハラ」「パワハラ」と略しますが、英語では略さずに表現します。また、パワハラは和製英語であり、英語圏では通じません。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. harass とは?

執拗に相手を攻撃したり、不快な行為を繰り返して精神的に追い詰めたりすることです。『They <<harassed>> the new student.(彼らは新入生に嫌がらせをした)』のように深刻な問題を表す時に使います。

Q. harass と bully の違いは?

bully は学校や職場で強い者が弱い者をいじめる行為を指し、harass は力関係に関わらず、しつこく付きまとったり不快な思いをさせたりする行為全般を指します。『He was **bullied** at school.(彼は学校でいじめられた)』のように使い分けます。

Q. harass の名詞形 harassment はどのように使いますか?

名詞 harassment は「嫌がらせ」や「ハラスメント」という意味で、不可算名詞として扱われることが多いです。『She reported the sexual <<harassment>> to HR.(彼女は人事部にセクハラを報告した)』のように使います。

Q. harass の発音で気をつけることはありますか?

アメリカ英語では第 2 音節の「ラ」にアクセントを置き、イギリス英語では第 1 音節の「ハ」にアクセントを置く傾向があります。『Stop <<harassing>> me.(嫌がらせをやめて)』と言う時、地域によってリズムが変わります。

Q. 日本語の「パワハラ」は英語で通じますか?

パワハラ(power harassment)は和製英語のため、ネイティブには通じません。英語では『**workplace bullying**(職場のいじめ)』や『**abuse of power**(権力の乱用)』と表現するのが自然です。

CHECK QUIZ

Q: 「隣人の出す大きな音楽が私をイライラさせる」の自然な表現は?

Q: 「職場のパワハラ」を英語で自然に表現すると?

Q: 空欄に入る適切な語はどれ?「We have a zero-tolerance policy for ____.」