bother
- (動)悩ます、邪魔をする
- (動)わざわざ〜する
- (名)面倒、厄介なこと
発音のコツ
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bother は最初の母音 /ɑ/ にアクセントを置きます。口を縦に大きく開け、日本語の「オ」より「ア」に近い音を出します。続く /ð/ は有声音なので、上下の歯で舌先を軽く挟み、摩擦させながら濁って発音します。最後の /ər/ は舌を丸めながら弱く「ァ」と出します。「ボザー」と平坦でカタカナ的な発音にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- bothers
- 進行形(-ing)
- bothering
- 過去形
- bothered
- 過去分詞
- bothered
- 複数形
- bothers
コアイメージ
相手に手間や迷惑をかけたり、自分自身がわざわざ手間をかけたりすることがコアイメージです。誰かの邪魔をしてしまう時や、面倒なことをする時に使います。
botherの意味・例文
動詞
悩ます、邪魔をする
To annoy someone or cause them trouble or inconvenience.
Please do not bother him while he is studying.
彼が勉強している間は邪魔しないでください。
相手の集中や平穏を乱す時に使います。
I am sorry to bother you, but I need your signature.
お忙しいところ申し訳ありませんが、署名が必要です。
Sorry to bother you はビジネス会話の定番です。
Stop bothering me with silly questions!
くだらない質問で私を悩ませないで!
しつこくちょっかいを出される時にも使えます。
わざわざ〜する
To make the effort to do something.
He didn't even bother to say goodbye.
彼はわざわざさよならを言うことすら引かなかった。
否定文で「わざわざ〜しない」という形でよく使われます。
Why should we bother changing the current system?
なぜわざわざ現行のシステムを変える必要があるのですか?
bother -ing の形でも「〜する手間をかける」を表せます。
Don't bother waiting for me.
私のことは待たなくていいよ。
相手に手間をかけさせたくない時に使う表現です。
名詞
面倒、厄介なこと
Trouble, fuss, or inconvenience.
It is no bother at all to give you a ride.
あなたを車で送るのは全く面倒ではありません。
It is no bother で「お安い御用です」と伝えられます。
We had a bit of bother finding your office.
あなたのオフィスを見つけるのに少し手間取りました。
予期せぬ小さなトラブルや苦労を指します。
Cooking for one person is too much bother.
一人分の料理を作るのは面倒くさすぎます。
手間がかかってやりたくない事柄を表します。
語源
bother の語源は諸説ありますが、18世紀頃のアイルランド英語 pother(騒ぎ、混乱)から派生したという説が有力です。心をかき乱すような騒ぎや混乱のイメージから、「人を悩ませる」「邪魔をする」「面倒をかける」といった現在の意味に発展しました。関連語の pother には「些細なことで騒ぎ立てる」という意味が残っています。
派生語・ファミリー
botherの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bother は相手に手間や気苦労をかけさせること、annoy は不快な言動で相手をイライラさせること、disturb は進行中の作業や平穏な状態を物理的・心理的に邪魔することです。
よくある間違い
× I didn't bother to going to the party. ○ I didn't bother to go to the party. → bother to の後ろは動詞の原形がきます。bother going のように動名詞を続けることも可能です。
× Don't obstacle me while I'm working. ○ Don't bother me while I'm working. → obstacle は「障害」という名詞です。「邪魔しないで」と動詞で伝えるには bother を使います。
コラム
豆知識
bother の語源ははっきりしていませんが、18世紀頃のアイルランド英語 pother(騒ぎ、混乱)から派生したという説が有力です。心をかき乱すような騒ぎや混乱のイメージから、「人を悩ませる」「邪魔をする」「面倒をかける」といった現在の意味に発展したと考えられています。
リアルな使われ方
ネイティブは誰かに話しかけたり頼み事をしたりする際、Sorry to bother you.(お邪魔してすみません)というフレーズを頻繁に使います。これは日本語の「お忙しいところ恐れ入りますが」に相当する便利なクッション言葉で、ビジネスでも日常会話でも非常に役立ちます。
映画・音楽での使われ方
ディズニーの有名なキャラクター、くまのプーさん(Winnie the Pooh)の口癖は「Oh, bother!」です。はちみつが取れなかったり、何か困ったことが起きたりした時に「ああ、やれやれ」「困ったな」という意味で使われます。bother が名詞として使われている可愛らしい表現です。
イディオム・定型句
面倒くさくてやる気が出ない
“I can't be bothered to cook tonight.”
興奮して、イライラして
“He gets hot and bothered about politics.”
〜を気にしない、〜に手間をかけない
“Don't bother with the details right now.”
botherを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Sorry to bother you, but do you have a minute?
Sure, what is it? I'm just organizing some files.
I can't figure out this new software. I didn't bother to read the manual.
No problem. Let me show you the basics. It's not a big trouble.
Thanks. I didn't want to annoy you while you were busy.
It's no bother at all. I'm happy to help.
文化的背景
イギリス英語では "I can't be bothered."(面倒くさい、やる気が出ない)が日常的に非常によく使われます。アメリカ英語でも通じますが、イギリスほど頻繁ではありません。相手に話しかける際の "Sorry to bother you." は、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. bother とは?
相手に手間や迷惑をかけたり、自分自身がわざわざ手間をかけたりすることです。『Sorry to bother you.(お邪魔してすみません)』のように、日常会話やビジネスで頻繁に使われます。
Q. bother と annoy の違いは?
bother は相手に時間や手間を取らせる「迷惑」に焦点を当て、annoy は相手を感情的に「イライラさせる」ことに焦点を当てます。『His chewing noise annoys me.(彼の咀嚼音がイライラする)』のように使います。
Q. 「わざわざ〜する」は bother を使ってどう言いますか?
bother to do または bother -ing の形で表現します。否定文で使われることが多く、『He didn't bother to reply.(彼はわざわざ返信しなかった)』のように、手間を省く様子を表します。
Q. can't be bothered はどんな場面で使いますか?
何かをするのが面倒くさくて、全くやる気が起きない時に使います。『I can't be bothered to clean my room.(部屋の掃除をする気になれない)』のように、カジュアルな日常会話で頻出します。
Q. ビジネスメールで bother は使えますか?
はい、相手に依頼をする際のクッション言葉として便利です。『I hate to bother you, but could you check this?(お手数をおかけしますが、確認いただけますか?)』のように丁寧なニュアンスを出せます。
CHECK QUIZ
Q: 「そんな細かいことで彼を悩ませないで」の自然な表現は?
Q: 「He didn't bother to reply.」の意味は?
Q: イギリス英語でよく使われる「I can't be bothered.」の意味は?