fraud
- (名)詐欺、不正行為
- (名)詐欺師、インチキ、偽物
発音のコツ
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fraud の発音は /frɔːd/ です。最初の「fr」は下唇を軽く噛んで「f」を出した直後に、舌を巻いて「r」の音に繋げます。母音の「ɔː」は、口を縦に大きく開けずに「オー」と長く伸ばす音です。最後の「d」は舌先を上の歯茎の裏に当て、弱く弾くように発音し、母音を足さないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- frauds
コアイメージ
意図的に人を騙して金銭や利益を奪う不正行為、またはその行為をする人がコアイメージです。ビジネスでの不正や日常の詐欺事件、または本物に見せかけた偽物を指す時に使います。
fraudの意味・例文
名詞
詐欺、不正行為
The crime of getting money by deceiving people.
He was convicted of credit card fraud.
彼はクレジットカード詐欺で有罪判決を受けました。
信用情報や金融関連の犯罪で頻出する表現です。
The company is under investigation for tax fraud.
その会社は脱税の疑いで調査を受けています。
tax fraud で「脱税(税金詐欺)」を意味します。
They lost their savings in an online fraud.
彼らはネット詐欺で貯金を失いました。
インターネット上の詐欺行為を指す際にも使われます。
詐欺師、インチキ、偽物
A person or thing that is not what it claims to be.
That fortune teller is a complete fraud.
あの占い師は完全な詐欺師です。
人を騙す偽物や詐欺師を非難する時に使います。
I felt like a fraud when I got the award.
賞をもらった時、自分が偽物のように感じました。
実力がないのに評価されたと感じる文脈で頻出します。
The discovered document turned out to be a fraud.
発見された文書は偽造品であることが判明しました。
本物であると偽られた物や書類に対しても使われます。
語源
fraud は、ラテン語の fraus(欺き、損害)に由来します。人を騙して不当に損害を与えるという元々の意味から、現代の「詐欺」や「金銭的な不正行為」へと発展しました。さらに、行為そのものだけでなく、人を騙す「詐欺師」や期待外れの「偽物」を指すようにもなりました。同じ語根を持つ関連語には、defraud(〜から騙し取る)があります。
派生語・ファミリー
fraudの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
fraud は法律上の犯罪となる詐欺を、scam は日常的な悪徳商法やネット詐欺を、deception は金銭目的に限らず人を欺く行為全般を表します。
“Don't click that link, it's a scam.”
→ 日常で遭遇する手軽な詐欺の手口を指します。
“The magic trick relies on visual deception.”
→ 事実を隠したり錯覚させたりする行為全般を指します。
よくある間違い
× He is a scam. ○ He is a scammer. → scam は「詐欺事件」を表し、人には使えません。人を指す場合は scammer や fraud を使います。
× He did a fraud to get money. ○ He committed fraud to get money. → 「詐欺を働く」という犯罪行為を表す動詞には、do ではなく commit を使うのが自然です。
コラム
豆知識
fraud は単なる犯罪行為だけでなく、期待を裏切る「偽物」という意味でも使われます。例えば、素晴らしいと評判のレストランに行ってみて全く美味しくなかった時、「That place is a fraud.(あの店はインチキだ)」と表現することができます。
リアルな使われ方
ビジネスや心理学の文脈で「インポスター症候群(imposter syndrome)」を語る際、ネイティブは非常によく feel like a fraud という表現を使います。成功しているのに「自分は実力がない偽物だ」と思い込んでしまう状態を指す生きた表現です。
映画・音楽での使われ方
2017 年のドキュメンタリー映画『Fyre Fraud』は、豪華な音楽フェスと宣伝されながら実際には何も用意されていなかった大惨事「Fyre Festival」の裏側に迫った作品です。タイトル通り、大規模な詐欺事件の全貌を描いています。
イディオム・定型句
自分を偽物だと感じる
“She started to feel like a fraud at work.”
詐欺の被害者
“He became a victim of online fraud.”
不正選挙、投票不正
“There was no evidence of widespread voter fraud.”
fraudを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about the recent email scam targeting our clients?
Yes, it looks like a sophisticated phishing attempt.
The security team said it was a massive case of identity fraud.
That is scary. We need to warn everyone to prevent any deception.
I still feel like a fraud when I explain cybersecurity to them.
Don't worry. Just tell them to report any suspicious links.
文化的背景
欧米ではクレジットカードの不正利用(credit card fraud)やなりすまし(identity fraud)が非常に多く、銀行からの警告メッセージで日常的にこの単語を目にします。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. fraud とは?
意図的に人を騙して金銭や利益を奪う不正行為、またはその行為をする人を指します。『He committed credit card fraud.(彼はクレジットカード詐欺を働いた)』のように犯罪を指す場面で頻出します。
Q. fraud と scam の違いは?
fraud は法律用語として使われる重い犯罪のニュアンスがあり、scam はネット上のフィッシングなど日常的な悪徳商法を指します。『It was an email scam.(それはメール詐欺だった)』のように使い分けます。
Q. 「自分が偽物のように感じる」はどう表現しますか?
feel like a fraud と表現します。実力がないのに高く評価されたと感じる心理状態(インポスター症候群)を表す際、『I sometimes feel like a fraud at work.(職場で自分を偽物のように感じることがある)』と使います。
Q. どんな犯罪の種類と一緒に使われますか?
tax(税金)や bank(銀行)などと結びつきます。『He was arrested for tax fraud.(彼は脱税で逮捕された)』のように、名詞の前に特定の分野を置いて不正行為の種類を明確にすることができます。
Q. fraud の形容詞形はどう使いますか?
形容詞形は fraudulent(詐欺的な、不正な)です。『We detected fraudulent activity on your account.(あなたのアカウントで不正な活動を検知しました)』のように、カード会社からの警告メールなどでよく見かけます。
CHECK QUIZ
Q: ネットで「偽の当選メール」を受け取った時の自然な表現は?
Q: 「彼はクレジットカード詐欺を働いた」の自然な動詞は?
Q: 「I felt like a fraud.」が表す心理状態は?