frank

  • ()率直な、ざっくばらんな
  • ()隠し立てしない、あからさまな
UK/fræŋk/

発音のコツ

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f の音は上の前歯を下唇に軽く当てて息を摩擦させます。続く r は舌をどこにも触れさせずに口を丸めて発音します。母音の æ は「エ」と「ア」の中間の音で、口を横に広く開けます。最後の k は喉の奥ではじくように軽く息だけで終わらせましょう。「フランク」とカタカナ読みにならないよう注意が必要です。

活用形

比較級
franker
最上級
frankest

コアイメージ

心に思っていることを隠さずに、ありのまま伝えることがコアイメージです。意見や事実を包み隠さず率直に言いたい時や、言いにくい本音をストレートに伝える時に使います。

frankの意味・例文

形容詞

率直な、ざっくばらんな

honest and direct in what you say, sometimes in a way that other people might not like

日常会話

She is very frank about her past mistakes.

彼女は自分の過去の失敗についてとても率直です。

自分のことについて隠し立てしない態度を表します。

ビジネス

We need to have a frank discussion about the budget.

私たちは予算について率直な議論をする必要があります。

建前を抜きにして話し合うビジネスの定番表現です。

SNS・カジュアル

I appreciate your frank opinion on my new haircut.

私の新しい髪型についてのあなたの率直な意見に感謝します。

お世辞ではない本音の感想を求める時に使います。

隠し立てしない、あからさまな

open and visible, not hiding anything

ニュース

The report is a frank assessment of the economic crisis.

その報告書は経済危機に対するあからさまな評価です。

厳しい事実をそのまま提示するニュアンスを含みます。

アカデミック

The author provides a frank description of the war.

著者は戦争について隠し立てのない描写を提供しています。

事実をありのままに記述する学術的な文脈で使われます。

フォーマル

He made a frank admission of his guilt in court.

彼は法廷で自分の有罪を率直に認めました。

罪や過ちを包み隠さず認める深刻な場面に適しています。

語源

frank はゲルマン系の部族「フランク族(Franks)」に由来します。彼らはローマ帝国の支配下で「自由な民」として特権を持っていました。そこから「自由な」という意味になり、やがて「心の中に制限がなく、隠し立てしない」という「率直な」の意味へと発展しました。同じ語源を持つ関連語には、特権を与えることを意味する franchise(フランチャイズ)があります。

派生語・ファミリー

副詞frankly
名詞frankness

frankの使い方

よく使う組み合わせ

a frank discussion (率直な議論)a frank opinion (率直な意見)be completely frank (完全に率直になる)brutally frank (残酷なほど率直な)a frank assessment (率直な評価)

使い分け

frank は思っていることを包み隠さず言うこと、honest は嘘をつかず誠実であること、direct は遠回しにせず単刀直入に伝えることを表します。

To be frank, I don't agree with you.

相手への配慮より、包み隠さず本音を打ち明けるニュアンスです。

She gave an honest answer to the judge.

嘘偽りなく道徳的に誠実であるニュアンスです。

His direct approach saved us a lot of time.

遠回しな言い方を避け、要点だけを真っ直ぐに伝えるニュアンスです。

よくある間違い

× I will be frank to you. ○ I will be frank with you. → 「(人)に対して率直になる」は前置詞 with を使います。to は使いません。

× Frank speaking, I disagree. ○ Frankly speaking, I disagree. → 文全体を修飾する「率直に言って」は、副詞の frankly を使います。

コラム

豆知識

frank の語源である「フランク族」は、現在のフランス(France)の名前の由来でもあります。ローマ帝国の支配下で自由な民であった彼らの名前が、国名だけでなく「率直な」「隠し立てしない」という言葉を生み出したのは非常に興味深い歴史です。同じ語源から franchise(特権を与える)も生まれました。

リアルな使われ方

ネイティブは言いにくい本音を切り出す時、Let me be frank with you.(率直に言わせてもらうと)というフレーズをよく使います。ビジネスの商談や深刻な相談事など、建前を捨てて真剣な話をしたい時の定番の切り出し方です。相手に心の準備をさせる便利なクッション言葉として機能します。

映画・音楽での使われ方

2002 年の映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me If You Can)』の主人公の名前はフランク(Frank)です。彼は稀代の天才詐欺師であり、名前の「率直な」「隠し立てしない」という意味とは正反対の嘘にまみれた生き方をしているのが、非常に皮肉なネーミングとなっています。

イディオム・定型句

定型句to be frank

率直に言うと

To be frank, I think we need more time.

定型句let me be frank

率直に言わせてもらうと

Let me be frank with you about the risks.

定型句frank exchange of views

率直な意見交換

We had a frank exchange of views today.

frankを使った会話例

プロジェクトの進捗会議で

A

How is the new marketing project going?

B

To be frank, we are facing some unexpected delays.

A

I appreciate your honesty. What is the main issue?

B

The budget is too small for a campaign this big.

A

I see. Let's have a frank discussion about how to fix it.

B

Thank you. I will prepare a direct proposal for tomorrow.

文化的背景

欧米文化では、遠回しな表現よりも frank な態度で意見をはっきり伝えることが好まれる傾向があります。ただし、相手への配慮を欠くと無礼になるため、To be frank と前置きしてクッションを挟むのが一般的です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. frank とは?

心に思っていることを隠さずに、ありのまま伝えることを表す形容詞です。『To be frank, I'm tired.(率直に言って疲れた)』のように、本音を打ち明ける時によく使われます。

Q. frank と frankly の使い分けは?

frank は名詞を修飾する形容詞で、frankly は動詞や文全体を修飾する副詞です。『He is a frank person.(彼は率直な人だ)』と『Frankly speaking, I agree.(率直に言って賛成だ)』のように使い分けます。

Q. frank と honest の違いは?

frank は「包み隠さず言う」という態度に焦点があり、時に相手を傷つけることもあります。一方 honest は「嘘をつかない」という道徳的な誠実さを表し、『an honest mistake(悪意のないミス)』のようにも使われます。

Q. frank はビジネスでも使えますか?

はい、非常によく使われます。『a frank discussion(率直な議論)』や『Let me be frank with you.(率直に申し上げますと)』のように、建前を抜きにして本題に入りたい場面で便利です。

Q. brutally frank とはどういう意味ですか?

brutally は「残酷に」という意味で、brutally frank は相手への配慮を捨てて「残酷なほどに率直な」状態を指します。『She was brutally frank about the quality.(彼女はその質について容赦なく率直だった)』のように使います。

CHECK QUIZ

Q: 「彼に対して率直に意見を言った」の自然な表現は?

Q: 「彼は決して嘘をつかない( )な人だ」に最適な単語は?