firm

  • ()会社、事務所
  • ()固い、しっかりした
  • ()確固たる、断固とした
  • ()固める、確定する
UK/fɜrm/

発音のコツ

▶ 表示する

firm の母音は /ɜː/ です。日本語の「ア」よりも口をあまり開けず、舌をリラックスさせた状態で喉の奥から「アー」と長く音を出します。その際、舌先を少し丸めて R の音を響かせてください。最後に唇をしっかり閉じて /m/ の音を鼻から抜くように発音します。「ファーム」と平坦で短いカタカナ読みにならないよう注意しましょう。

活用形

三単現
firms
進行形(-ing)
firming
過去形
firmed
過去分詞
firmed
複数形
firms
比較級
fermer
最上級
firmest

コアイメージ

物理的、あるいは抽象的に「しっかり固定されていて動かない・揺るがない」ことがコアイメージです。組織の形態や、人の信念、物の固さなどを表現したい時に使います。

firmの意味・例文

名詞

可算

会社、事務所

A business organization, such as a law or accounting practice.

ビジネス

She is a partner at a top law firm.

彼女は一流の法律事務所のパートナーです。

law firm (法律事務所) は非常によく使われる組み合わせです。

ニュース

The accounting firm hired fifty new graduates this year.

その会計事務所は今年、新卒を50人採用しました。

会計やコンサルティングなどの専門職の組織を指します。

日常会話

My uncle runs a small consulting firm in Tokyo.

おじは東京で小さなコンサルティング会社を経営しています。

専門的なサービスを提供する会社に用います。

形容詞

固い、しっかりした

Having a solid surface or structure; not yielding easily.

日常会話

I prefer sleeping on a firm mattress.

私は固めのマットレスで寝るのが好きです。

沈み込まず、体をしっかり支える良質な固さを表します。

ビジネス

He gave me a firm handshake before the interview.

彼は面接の前に力強い握手をしてくれました。

a firm handshake で自信に満ちた力強い握手を示します。

SNS・カジュアル

Make sure the base is firm before you build it.

組み立てる前に土台がしっかりしているか確認してね。

構造がぐらつかず安定している状態を表現します。

確固たる、断固とした

Strongly felt and unlikely to change.

アカデミック

The professor has a firm belief in the power of education.

その教授は教育の力に確固たる信念を持っています。

firm belief (固い信念) は精神的な強さを表す定番表現です。

ニュース

The government took a firm stance on environmental issues.

政府は環境問題に対して断固とした姿勢をとりました。

take a firm stance で「断固たる態度をとる」となります。

ビジネス

We must make a firm decision by tomorrow morning.

明日の朝までに確定した決断を下さなければなりません。

揺るがない、最終的な決定であることを強調します。

動詞

transitive / intransitive

固める、確定する

To make something more definite or solid.

ビジネス

Let's firm up the schedule for next week's conference.

来週の会議の日程を確定させましょう。

firm up で「(計画などを)固める」という句動詞になります。

日常会話

We need to firm up our travel plans soon.

そろそろ旅行の計画を固めないといけません。

漠然としたアイデアを具体的な形にする時に使います。

ニュース

The two countries are trying to firm up their alliance.

両国は同盟関係を強固なものにしようとしています。

関係性や協定などを安定させる文脈でも使われます。

語源

firm の語源は、ラテン語の firmus(固い、安定した)に由来します。物理的に「しっかりしていて動かない」状態から、信念や決定が「揺るぎない」という意味に広がりました。さらに、複数の人が強固に結びついた「安定した組織」を指すようになり、現在の「会社」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、confirm(確認する、強固にする)があります。

派生語・ファミリー

名詞firmness
副詞firmly
形容詞infirm

firmの使い方

よく使う組み合わせ

a law firm (法律事務所)stand firm (断固とした態度をとる)a firm handshake (力強い握手)firm up (計画などを固める)a firm belief (固い信念)

使い分け

firm は主に弁護士など専門職が共同経営する事務所を、company は利益を追求する一般的な会社全般を、corporation は法的に認可された大規模な法人組織を指します。

She works for a prestigious law firm.

専門職が集まる組織のニュアンスです。

He started a small software company.

一般的な営利企業を指します。

The multinational corporation has offices worldwide.

大規模で法的な手続きを経た法人を強調します。

よくある間違い

× This mattress is too hard. ○ This mattress is nice and firm. → firm は「形が崩れずしっかりしている」という肯定的なニュアンスを含みます。hard は「カチカチで痛い」という否定的な文脈でよく使われます。

× He works for a manufacturing firm. ○ He works for a manufacturing company. → 製造業や小売業などの一般的な企業には company を使います。firm は法律や会計などの専門職の事務所によく使われます。

コラム

豆知識

ウォール街などの金融業界では、証券会社や投資銀行のことを伝統的に firm と呼びます。巨大な企業であっても、かつては専門家によるパートナーシップ制(共同経営)の形態をとっていた歴史的な名残です。

リアルな使われ方

ビジネスメールでは、会議の日程や計画を確定させる際に firm up という句動詞がよく使われます。「Let's firm up the details(詳細を詰めましょう)」は、非常に実用的でプロフェッショナルな響きを持つ定番フレーズです。

映画・音楽での使われ方

1993年の映画『ザ・ファーム 法律事務所(The Firm)』は、ジョン・グリシャムのベストセラー小説を原作とし、トム・クルーズが主演した法廷サスペンスです。タイトル通り、エリート弁護士たちが集う law firm の光と影を描いています。

イディオム・定型句

定型句stand firm

一歩も引かない、断固とした態度をとる

She stood firm on her decision.

イディオムon firm ground

安全な立場にいる、確かな根拠がある

We are on firm ground with this evidence.

定型句firm up

計画や日程などを確定させる、固める

Let's firm up the details tomorrow.

firmを使った会話例

火曜の午後、オフィスで同僚と

A

Have we finalized the contract with the new consulting firm?

B

Not yet. They are taking a firm stance on the pricing.

A

I see. We should probably stand firm on our budget, too.

B

Agreed. If they don't yield, we can always look for another company.

A

True. Let's firm up our negotiation strategy this afternoon.

B

Sounds good. I will send you the meeting invite shortly.

文化的背景

イギリス英語では、一般的な会社全般を指して firm と呼ぶことがありますが、アメリカ英語では主に法律・会計・コンサルティングなどの専門サービスを提供するパートナーシップ制の事務所を指す傾向が強いです。

よくある質問

Q. firm とは?

物理的・抽象的に「しっかりしていて揺るがない」ことを表す単語です。『She works for a law firm.(彼女は法律事務所で働いている)』のように、専門職の会社を指す名詞としても頻出します。

Q. firm と company の違いは?

company は一般的な営利企業全般を指しますが、firm は弁護士や会計士など、専門的なサービスを提供するパートナーシップ制の事務所に使われます。『an accounting firm(会計事務所)』が典型例です。

Q. firm は人の性格について使えますか?

はい、意志が強く断固とした態度をとる人を表す際に使えます。『He is a firm leader.(彼は確固たるリーダーだ)』のように、厳格でありながらも頼りになる肯定的なニュアンスを持ちます。

Q. firm up をビジネスで言い換えると?

計画や詳細を「確定させる」という意味なので、finalize に言い換えられます。『Let's firm up the schedule.』を『Let's finalize the schedule.』とすると、よりフォーマルな印象になります。

Q. firm belief とはどういう意味ですか?

「固い信念」という意味です。『I have a firm belief in his innocence.(彼の無実を固く信じている)』のように、自分の考えや決定が絶対に揺るがないことを主張する時に使う定番フレーズです。

CHECK QUIZ

Q: 「彼は地元の自動車メーカーで働いている」の自然な表現は?

Q: 「来週の会議の日程を確定させましょう」の自然な表現は?

Q: 「She stood firm on her decision.」の意味は?