discrepancy
- (名)不一致、食い違い、矛盾
発音のコツ
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アクセントは2音節目の「スクレ(skrep)」に置かれます。「ク」は母音を入れずに子音だけで短く発音し、続く「レ」を強く押し出します。後半の「pən.si」は力を抜いてあいまいに発音し、「パン・シー」とカタカナで平坦に読まないように注意しましょう。全体として「ディス・クレェ・プン・スィ」のようにメリハリをつけると自然です。
活用形
- 複数形
- discrepancies
コアイメージ
本来一致するべき2つの情報の間に、ズレや食い違いがあることがコアイメージです。データや報告書、証言などに矛盾が生じており、原因を調べる必要がある時などに使います。
discrepancyの意味・例文
名詞
不一致、食い違い、矛盾
A difference between two things that should be the same.
We found a huge discrepancy in the financial records.
財務記録に大きな不一致が見つかりました。
帳簿やデータが合わないビジネスシーンで頻出します。
There is a significant discrepancy between the two theories.
その2つの理論の間には著しい矛盾があります。
between を伴って、2つの事物の違いを指摘する際に使います。
The police noticed a discrepancy in the suspect's statement.
警察は容疑者の供述に食い違いがあることに気づきました。
証言や事実関係の矛盾を報じるニュースでよく見られます。
語源
discrepancyは、接頭辞のdis-(分離して)とラテン語のcrepare(音を立てる、割れる)から成り立っています。複数の音がバラバラに鳴り響く「不協和音」の状態から、意見やデータが食い違っている「不一致」や「矛盾」という意味に発展しました。同じcrepareを語根に持つ関連語には、crevice(割れ目)があります。
派生語・ファミリー
discrepancyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
discrepancy は一致すべきものの間の予期せぬ食い違い、difference は単なる性質や状態の違い、inconsistency は論理的な破綻や一貫性の欠如を表します。
よくある間違い
× There is a discrepancy of the two reports. ○ There is a discrepancy between the two reports. → 2つのものの間の食い違いを示す場合は、between を使うのが自然です。
× We have a discrepancy in our opinions. ○ We have a difference of opinion. → 意見の相違には difference を使います。discrepancy は事実やデータのズレを指します。
コラム
豆知識
語源であるラテン語のcrepare(音を立てる)は、英語のcreak(ドアがきしむ音)やcrack(ヒビが入る音)と音の響きが似ており、擬音語に由来すると考えられています。データや意見がピタッと合わず、ギシギシと不協和音を立てている様子を想像すると、この単語の持つネガティブなニュアンスが覚えやすくなります。
リアルな使われ方
ネイティブが仕事で数字のズレを発見した時、「There is a discrepancy.(数字が合いません)」と報告するのは定番のフレーズです。単に「間違っている(wrong)」と直接的に非難するよりも、客観的に「データが一致していない」という事実だけを伝えることができるため、角が立たないプロフェッショナルな表現として重宝されます。
映画・音楽での使われ方
SF映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』では、人工知能HAL 9000がシステムの異常を報告する際に「discrepancy」という単語を使います。高度なコンピュータが計算の不一致やエラーを検知したことを示す、非常に冷徹で機械的な響きを持った印象的なシーンとして知られています。
イディオム・定型句
食い違いの理由を説明する
“Can you account for the discrepancy?”
一目瞭然の矛盾、明らかな食い違い
“There is a glaring discrepancy in his alibi.”
discrepancyを使った会話例
月末のオフィスで、経理担当の同僚と
I was checking the sales figures, but I found a discrepancy.
Really? Is it a big difference from the actual bank deposits?
Yes. The system shows more money. We need to account for this discrepancy.
That is a glaring error. Did someone double-enter a transaction?
Probably. Let's trace the records to resolve these discrepancies.
I will help you. We must clear it up before the audit.
文化的背景
ビジネスや法務などのフォーマルな場面で非常に好まれる単語です。日常会話で意見が合わない時はdifferenceが一般的ですが、契約書やデータ分析で数字が合わないという厳密性が求められる状況ではdiscrepancyが好まれます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. discrepancy とは?
一致するはずのデータや事実に食い違いがあることです。『There is a discrepancy in the data.(データに不一致がある)』のように、ビジネスや調査で用いられます。
Q. discrepancy と difference の違いは?
difference は単なる違いですが、discrepancy は本来一致すべきなのにズレているというネガティブなニュアンスを含みます。『Explain this discrepancy.(この食い違いを説明しなさい)』のように問いただす場面で使われます。
Q. discrepancy はどんな場面でよく使われますか?
経理での帳簿チェック、システムのデータ照合、警察の捜査などでよく使われます。『We must resolve the discrepancy.(その不一致を解消しなければならない)』のように問題解決の文脈で頻出します。
Q. discrepancy はどのように言い換えられますか?
より一般的な言葉では inconsistency または mismatch に言い換えられます。『There is a mismatch in the records.(記録に不一致がある)』のように表現してもほぼ同じ意味が伝わります。
Q. discrepancy と一緒に使われる動詞は?
矛盾を見つける時は find や note、解決する時は resolve や clear up がよく使われます。『We need to clear up the discrepancy.(私たちは食い違いを解明する必要がある)』などの定型表現が便利です。
CHECK QUIZ
Q: 「2つの報告書の数字に食い違いがある」と言う時の最適な名詞は?
Q: 「AとBの間の食い違い」を表す自然な表現は?
Q: 上司が「Account for the discrepancy.」と言った場合、何を求めている?