dignity

  • ()尊厳、威厳、品格
UK/ˈdɪɡnɪti/

発音のコツ

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dignity の発音は /ˈdɪɡnəti/ です。最初の「di」にアクセントを置き、日本語の「ディ」より少し口をリラックスさせて短く発音します。次の「g」は喉の奥で息を止めてから軽く鳴らす程度にし、はっきりと「グ」と言わないのがコツです。最後の「ni-ty」は力を抜いて「ニティ」と素早く添えるように発音しましょう。

活用形

複数形
dignities
高位や称号を指す場合に複数形として使われます

コアイメージ

人や物事が本来持っている価値や、そこから生まれる気高さがコアイメージです。困難な状況でも取り乱さず、品格や誇りを保つ姿勢を表す時に使います。

dignityの意味・例文

名詞

不可算

尊厳、威厳、品格

the state or quality of being worthy of honor or respect

ニュース

The human rights group fights for the dignity of all people.

その人権団体はすべての人々の尊厳のために戦っています。

人権や命の尊厳を表す際によく使われます。

日常会話

She faced the difficult situation with great dignity.

彼女はその困難な状況に大いなる威厳をもって立ち向かいました。

with dignityで「凛とした態度で」という意味になります。

ビジネス

We must treat our clients with respect and dignity.

私たちは顧客を敬意と尊厳をもって扱わなければなりません。

相手を尊重し、丁寧に接するビジネスの基本姿勢を示します。

アカデミック

The philosopher argued that every individual possesses inherent dignity.

その哲学者は、すべての個人が生まれながらに尊厳を持っていると論じました。

倫理学などで人間が持つ根源的な価値を論じる際に頻出します。

語源

dignityはラテン語のdignus(価値がある)に由来します。もともとは人や物が本来持つ「価値」や「ふさわしさ」を表す言葉でしたが、そこから派生して、人が尊重されるべき「尊厳」や、立派な振る舞いから感じる「威厳」という現在の意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、dignify(威厳を持たせる)があります。

派生語・ファミリー

形容詞dignified
動詞dignify
名詞dignitary

dignityの使い方

よく使う組み合わせ

with dignity (威厳をもって)human dignity (人間の尊厳)a sense of dignity (自尊心)maintain one's dignity (威厳を保つ)beneath one's dignity (自分の品位にかかわる)

使い分け

dignity は内面からにじみ出る価値や品格を、honor は社会的な名誉や尊敬を、pride は自分自身や達成したことに対する誇りを表します。

She accepted the defeat with dignity.

内面的な気高さや落ち着きを示すニュアンスです。

It is a great honor to meet you.

他者から与えられる名誉や敬意を表すニュアンスです。

He takes great pride in his work.

自分の能力や成果に対する強い自負を示すニュアンスです。

よくある間違い

× He lost his dignity behavior. ○ He lost his dignified behavior. → dignity は名詞です。名詞を修飾して「威厳のある態度」と言う場合は形容詞の dignified を使います。

× The job is under my dignity. ○ The job is beneath my dignity. → 「品位にかかわる(プライドが許さない)」と言う場合は、under ではなく beneath を使うのが定型表現です。

コラム

豆知識

dignity の関連語に、要人や高官を意味する dignitary があります。これも「価値ある地位にいる人」という語源から来ています。歴史的に、王族や貴族など身分の高い人が持つべき振る舞いとして dignity が求められた背景があり、現在でもフォーマルな式典などで重視される概念です。

リアルな使われ方

日常会話では beneath one's dignity というフレーズがよく使われます。直訳すると「尊厳の下にある」ですが、実際には「そんなことをするのは私のプライドが許さない」「私のレベルに合わない」という少し皮肉や不満を込めたニュアンスで使われる生きた表現です。

映画・音楽での使われ方

音楽の世界では、ボブ・ディランの楽曲『Dignity』が有名です。この歌では、失われた尊厳を探し求める人々の姿が描かれています。また、映画やドラマでも、困難な状況に直面した登場人物が with dignity(威厳をもって)振る舞う姿は、視聴者の感動を呼ぶ定番の演出です。

イディオム・定型句

定型句beneath one's dignity

品位にかかわる、プライドが許さない

She felt that apologizing was beneath her dignity.

定型句stand on one's dignity

威張る、もったいぶる

He tends to stand on his dignity with junior staff.

定型句die with dignity

尊厳死を迎える

Many patients wish to die with dignity.

dignityを使った会話例

オフィスで同僚と

A

I heard John was let go yesterday. Did he make a scene?

B

No, he handled the situation with surprising dignity.

A

That is impressive. He always took great pride in his work.

B

Yes, he just packed his desk quietly. He didn't want to lose his dignity.

A

I respect him for that. Complaining would be beneath him.

B

Agreed. He left the office with his head held high.

文化的背景

西洋の価値観では、個人の「尊厳(dignity)」は基本的人権の根幹をなす非常に重要な概念です。法律や政治の文脈だけでなく、日常会話でも「人として尊重されるべき価値」として頻繁に議論されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. dignity とは?

人や物事が本来持っている価値や、落ち着いた品格のことです。『She behaved with dignity.(彼女は威厳をもって振る舞った)』のように、困難な時でも取り乱さない態度を表します。

Q. dignity はどのような場面で使われますか?

人権や命の重みを語る場面や、人の立派な態度を称賛する場面で使われます。『Every human being has a right to dignity.(すべての人間には尊厳の権利がある)』はスピーチなどで頻出します。

Q. dignity と pride の違いは何ですか?

dignity は他者から尊重されるべき内面的な価値や気高さを指しますが、pride は自身の能力や成果に対する自負心を指します。『He swallowed his pride.(彼はプライドを捨てた)』のように使い分けます。

Q. dignity は数えられますか?

基本的に目に見えない概念を表すため不可算名詞として扱います。『maintain one's dignity(威厳を保つ)』のように冠詞をつけずに使うのが一般的です。

Q. dignity を使ったよくある表現は?

前置詞 beneath を使った『beneath one's dignity』が有名です。『That task is beneath my dignity.』と言えば、「その仕事は私の品位にかかわる(だからやりたくない)」という意味になります。

CHECK QUIZ

Q: 「彼は自分の仕事に誇りを持っている」の自然な表現は?

Q: 空欄に入る前置詞は?「She faced the difficulty ___ dignity.」

Q: 「彼はとても威厳のある態度をとった」の自然な表現は?