deceive
- (動)だます、欺く
- (動)思い込む、自分をだます
発音のコツ
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deceive は後半の「ceive(siːv)」にアクセントを置きます。最初の「de」は力を抜いて「ディ」と短く発音してください。後半の「ceive」は唇を横に引いて「スィー」と長く伸ばし、最後は上の前歯で下唇を軽く押さえて「ヴ」と摩擦音を出します。日本語の「ブ」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- deceives
- 進行形(-ing)
- deceiving
- 過去形
- deceived
- 過去分詞
- deceived
コアイメージ
意図的に真実を隠したり嘘をついたりして、相手に間違ったことを信じ込ませることがコアイメージです。詐欺や裏切り、または自分自身を欺くような場面で使います。
deceiveの意味・例文
動詞
だます、欺く
To persuade someone that something false is the truth.
The company deceived customers about the product's safety.
その会社は製品の安全性について顧客をだましました。
会社が意図的に真実を隠した状況を表します。
He deceived me into lending him a large amount of money.
彼は私をだまして大金を貸させました。
deceive A into -ing で「Aをだまして〜させる」という頻出の形です。
We must not deceive our clients in any way.
私たちはいかなる形でも顧客を欺いてはいけません。
信頼関係を損なうような意図的な嘘を戒める時に使います。
思い込む、自分をだます
To refuse to accept the truth about a situation.
You are deceiving yourself if you think he will change.
彼が変わると思っているなら、あなたは自分をだましています。
deceive oneself で現実逃避や思い込みを指摘します。
People often deceive themselves to protect their self-esteem.
人々は自尊心を守るためにしばしば自分自身を欺きます。
心理学的な文脈でもよく使われる表現です。
Stop deceiving yourself and face the reality.
自分をごまかすのはやめて現実を見なさい。
都合の悪い事実を認めようとしない相手を諭す時に適しています。
語源
deceive はラテン語の de-(離れて)と capere(取る、つかむ)から成り立っています。相手の認識を正しい道から離して捕らえる、つまり「罠にかける」という成り立ちから、真実を隠してだますという意味に発展しました。同じ capere(取る)の語根を持つ関連語には、receive(受け取る)があります。
派生語・ファミリー
deceiveの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
deceive は悪意を持って意図的に嘘をつき、trick は策略や手品などで巧妙にだまし、mislead は必ずしも悪意がなくても誤った方向へ導きます。
よくある間違い
× He deceived to me about his age. ○ He deceived me about his age. → deceive は他動詞なので、直後に前置詞を置かずに直接目的語をとります。
× He deceived me to sign the contract. ○ He deceived me into signing the contract. → 「だまして〜させる」は deceive A into -ing の形を使います。to 不定詞は不自然です。
コラム
豆知識
deceive の語源であるラテン語の capere(取る)は、多くの英単語のベースになっています。例えば、receive(受け取る)や perceive(知覚する)も同じ語根を持ちます。相手の認識を「離れた場所へ持っていく」というイメージから、だますという意味が生まれました。
リアルな使われ方
ネイティブは「外見は当てにならない」と言いたい時に、Looks can be deceiving という決まり文句をよく使います。一見良さそうに見えても、実は問題があるような物事や人に対して、日常会話で頻繁に登場する実用的なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
2013年の映画『グランド・イリュージョン(原題:Now You See Me)』は、マジシャンたちがトリックを駆使して大金を奪う物語です。劇中では、視覚的な錯覚や心理的な誘導を使って人々を deceive する(だます)鮮やかな手法が数多く描かれています。
イディオム・定型句
嘘をつくと事態はより複雑になる
“Remember, what a tangled web we weave, when first we practice to deceive!”
自分自身をごまかす、思い込む
“He is just deceiving himself if he thinks he can win without practicing.”
見かけによらない、外見は当てにならない
“The restaurant looks old, but looks can be deceiving.”
deceiveを使った会話例
カフェで友人と
Have you seen the new advertisement for that diet pill?
Yes, but I think they are trying to deceive consumers.
The ad claims you can lose ten pounds in a week without exercise.
That is suspicious. Don't let them trick you into buying it.
You are right. I guess looks can be deceiving.
Exactly. People often deceive themselves into believing quick fixes work.
I should just stick to eating healthy and going to the gym.
That is the best way. It is important not to mislead yourself.
文化的背景
英語圏では、誠実さ(honesty)が非常に重んじられるため、deceive(意図的にだます)という言葉は相手に対する強い非難のニュアンスを含みます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. deceive とは?
意図的に真実を隠したり嘘をついたりして、相手をだますことです。『The company deceived its customers.(その会社は顧客をだました)』のように、悪意のある行為を表します。
Q. deceive と cheat の違いは?
deceive は言葉や態度で真実を隠して相手に誤解させることです。一方の cheat はルールを破って不正に利益を得ることに重点があり、『cheat on a test(テストでカンニングする)』のように使います。
Q. deceive は日常会話でよく使われますか?
日常会話では少し硬い響きがあり、代わりに trick や lie to がよく使われます。ただし『Don't deceive yourself.(自分をごまかすな)』のように、自分自身に対する思い込みを指摘する場面では頻出します。
Q. deceive の名詞形には何がありますか?
主に deception と deceit の2つがあります。deception はだます行為全般やごまかしを指し、deceit はより悪意のある不誠実な性質を強調します。『a life of deceit(嘘にまみれた人生)』のように使われます。
Q. deceive を使った有名なことわざはありますか?
イギリスの作家ウォルター・スコットの詩に由来する『What a tangled web we weave, when first we practice to deceive!(嘘をつくと事態はより複雑に絡み合う)』があります。嘘の代償を教える有名な格言です。
CHECK QUIZ
Q: 「テストでカンニングをする」という不正行為を表すのに最適な動詞は?
Q: 「彼は私をだまして契約書にサインさせた」の自然な表現は?
Q: 「Stop deceiving yourself.」の意味として最も適切なものは?