coercion
- (名)強要、威圧
発音のコツ
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coercion は最初の母音「oʊ」を「オウ」と発音し、真ん中の「er」の音(ɜːr)にアクセントを置きます。口をあまり開けずに舌を丸め、「アー」と長く響かせます。続く「cion」は「ジョン」または「ション」と発音し、口をリラックスさせて曖昧な音で短く「ʒən」と落とします。「コアーシオン」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- coercions
- 通常は不可算名詞ですが、具体的な強要行為を複数指す場合に用いられます
コアイメージ
脅しや圧力を用いて、相手の意思に反して無理やり何かをさせることがコアイメージです。主に法律や政治の文脈、または不当な圧力を受けている状況を客観的に表現したい時に使います。
coercionの意味・例文
名詞
強要、威圧
The practice of persuading someone to do something by using force or threats.
The government used coercion to suppress the protests.
政府は抗議活動を鎮圧するために武力行使を用いました。
use coercion で「強要する、圧力を用いる」と表します。
The suspect claimed his confession was obtained under coercion.
容疑者は自白が強要されて引き出されたものだと主張しました。
under coercion は法律の文脈で頻出する定型表現です。
They signed the contract under coercion, which makes it invalid.
彼らは強要されて契約に署名したため、それは無効です。
不当な圧力による合意を説明する際に適しています。
Coercion is strictly prohibited in this workplace.
この職場では威圧的な行為は厳しく禁じられています。
ハラスメントやパワハラを客観的に指摘する表現です。
語源
coercion は接頭辞 co-(完全に)と arcere(閉じ込める、抑え込む)から成り立っています。相手を完全に閉じ込めて自由を奪うという成り立ちから、脅しや圧力で無理やり従わせる「強要」という意味に発展しました。同じ arcere の語根を持つ関連語には、exercise(束縛から解放して動かす→運動する)があります。
派生語・ファミリー
coercionの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
coercion は脅しや精神的圧力による強要を、force は物理的な力や暴力による強制を、constraint は規則や状況による制限・束縛を表します。
よくある間違い
× He signed the document by coercion. ○ He signed the document under coercion. → 「強要されて」は under coercion が定型表現です。圧力の下(under)にいるイメージで覚えます。
× The boss tried to coercion his team. ○ The boss tried to coerce his team. → coercion は名詞です。動詞として「強要する」と言いたい場合は coerce を使います。
コラム
豆知識
coercion の語源にある「arcere(閉じ込める)」は、箱舟を意味する ark とも関連しています。物理的に逃げ場のない箱に閉じ込めるイメージが、精神的な逃げ場を奪う「強要」に繋がっていると考えると、この単語の持つ圧迫感がよく理解できます。
リアルな使われ方
ニュース報道では、国家間の対立を説明する際に economic coercion(経済的威圧)というフレーズが頻出します。関税の引き上げや輸出制限をちらつかせて、相手国に政策変更を迫る外交手段を指すフォーマルな表現です。
映画・音楽での使われ方
法廷ドラマ『SUITS/スーツ』などの作品では、証言や契約の正当性を争うシーンで coercion という単語が頻繁に登場します。脅しによって引き出された合意は無効になるという、法律の基本原則を学ぶことができます。
イディオム・定型句
強要されて、強制的に
“He claimed he acted under coercion.”
強制されることなく、自発的に
“She made the decision entirely without coercion.”
暗黙の強要、目に見えない圧力
“Peer pressure is a form of subtle coercion.”
coercionを使った会話例
法律事務所で弁護士たちが話し合っている
What is our client saying about the contract?
They claim they signed it under coercion.
So you mean there were threats from the other party.
Yes. If we can prove that, the contract becomes invalid.
There was no physical force involved, right?
Correct, it was mental pressure. They felt they had no freedom at all.
Understood. Let's gather evidence showing they faced coercion.
Will do. I will check their emails and voice records immediately.
文化的背景
アメリカやイギリスの法律において、coercion(強要)のもとで結ばれた契約や自白は無効とされます。近年は肉体的な暴力だけでなく、精神的な圧力や経済的な威圧も重大な問題として扱われる傾向にあります。
よくある質問
Q. coercion とは?
脅しや圧力を用いて、相手に無理やり何かをさせることです。『He confessed under coercion.(彼は強要されて自白した)』のように、法律やニュース記事でよく使われます。
Q. coercion と force の違いは?
coercion は精神的な圧力や脅しによる強要に重点があります。一方の force は物理的な力や暴力に重点があり、『use force to open the door(力ずくでドアを開ける)』のように使います。
Q. coercion は日常会話で使いますか?
主にニュースや法律、ビジネスなどのフォーマルな場面で使われます。日常会話で「強要する」と言いたい場合は、『He forced me to do it.』のように force を動詞で使う方が自然です。
Q. coercion の動詞形は?
動詞形は coerce(強要する)です。『They coerced him into signing the contract.(彼らは彼を強要して契約書にサインさせた)』のように、coerce A into V-ing の形でよく使われます。
Q. economic coercion とはどのような意味ですか?
「経済的威圧」を意味し、国際政治やビジネスの文脈で頻出します。『The country faced economic coercion.(その国は経済的威圧に直面した)』のように、相手国を従わせる行為を指します。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は強要されて自白した」の自然な表現は?
Q: 「警察がドアを力ずくで開けた」と言う時に coercion より適切な名詞は?
Q: 「彼らは私に契約を強要した」の空所に入る語は? "They ( ) me into signing the contract."